星とか日々とか

ブログはじめました/2011/12/10

第8回癒しの森コンサート 2018年8月26日

2018-08-26 21:22:03 | 音楽 絵画 芸術

例年は9月ですが、今年は8月末の今日開催されました。


1年ぶりに感動が蘇りました。遠く東京から信濃町までのフルオーケストラの移動、そしていつもながらの素晴らしい演奏。暑い中たいへんありがとうございました。

広上淳一氏の指揮による演奏を聴いたのは今回が2回目、前回は2016年10月1日に松本市音楽文化ホールで開催された「新日本フィルハーモニ交響楽団と小山実稚恵さんピアノ」
による演奏会で、この時もたいへん素晴らしいものでしたが、(オーケストラは勿論のこと、小山実稚恵さんの演奏により、ピアノの音色がホールの空間に融けていくという感覚
を初めて味わった)今回も、広上氏のダイナミックな指揮による切れ味がよく、かつ抑揚豊かで繊細な音の流れは時間が経つのを忘れてしまうほどでした。
コンサートマスターのヴァイオリンソロも流石です。
このコンサートも早8回目、暑い夏の終わりにこのような演奏を身近な会場で聴いて清々しい秋を迎える、なんと素敵なことでしょうか。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏から冬の星雲星団  2018年8月19日

2018-08-19 17:07:00 | 星空

今年の夏は、過去経験したことの無い猛暑の連続でしたが、2日前から急に気温が下がり、朝晩や夜は寒いくらいになっています。
月齢が既に7を超え、23時頃まで月が沈まず、星雲星団や天の川の淡い光は月明かりに阻まれてしまいますが、昨晩は丁度月が沈むころに
空が晴れ渡り始めたため、急きょ道具を庭に引っ張り出して撮影をしました。
撮影に使う焦点距離は300mm(写真レンズ)か、800mm(反射鏡)か悩みましたが、ひとつづつの対象を押さえたいため後者を選択、
重ね合わせをしてディティールを浮き出させるために複数枚撮影しましたが、とりあえず以下の写真はそれぞれの1枚のみに簡単な
画像処理を施したものです。


最初は夏の星座、丁度天頂付近にあるはくちょう座の網状星雲です。

DATA はくちょう座網状星雲
   2018/08/18 25h32m  Vixen R200SS +PH (800mm F3.8) EOS 6D  Astronomik CLS  ISO3200  90sec   iOptron45 with M-GEN

次は、秋の空を駆けあがってきたアンドロメダ銀河です。いずれ行う予定のスタック処理用として約50コマ撮影したものの1枚です。

 DATA アンドロメダ銀河 M31
   2018/08/18 26h42m  Vixen R200SS +PH (800mm F3.8) SONY α7s   ISO3200  30sec

そして冬の訪れを告げるスバル(プレアデス星団)、明け方にはもう冬の星座が昇ってくるのです。北信濃では暑い夏はほんのひととき。

DATA プレアデス星団 M45 (少しピントが甘いです・・)
   2018/08/18 27h32m  Vixen R200SS +PH (800mm F3.8) SONY α7s   ISO3200  30sec

と、ここでまだ薄明までに少し時間があるので、再び秋に戻ってペルセウス座の二重星団

DATA 二重星団 h・Χ
   2018/08/18 27h48m  Vixen R200SS +PH (800mm F3.8) SONY α7s   ISO3200  30sec

晴れ間を突いて一気に撮影をし、気が付いたら空が白み始めていました。。。
久しぶりに星空撮影での徹夜ですが、心地よい疲労感です。

下の写真は、撮影に使った道具です。日本製・中国製・その他いろいろ国際色豊かです。鏡筒の周りある白いパイプは、乾燥空気供給用です。
長焦点での撮影を可能にしてくれるのは、自動ガイドシステムのM-GEN、 外観は小さな操作パッドとカメラにケーブルだけのシンプルな
ものですが、取説をさっと読むだけですぐに使えるほど操作が簡単、動作の状況は一目瞭然で理解出来、またその追尾補正能力は素晴らしい。
私の場合、これ無しに長焦点の撮影はあり得ません。十分すぎるほど性能を秘めています。
昔まだ銀塩写真の時代に、300mmの焦点距離をガイドするために懸命にガイドアイピースを見ながら手動修正していた時代が夢のようです。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

七夕の天の川  2018年8月7日

2018-08-07 21:51:57 | 星空

当地の七夕は、東北や北海道と同じように今日、8月7日です。 1年に1回会えるという織女と牽牛が対岸で向かい合う天の川は、残念ながら今夜は曇りで見えません。
下の写真は、2日前の8月5日に庭で撮影したものです。 写真の中で、夏の大三角形の一番上が織女(こと座ベガ)、右下が牽牛(わし座アルタイル)そして左側が
はくちょう座のデネブです。デネブの近くには北アメリカ星雲、はくちょうのくちばしは、宮沢賢治の 「銀河鉄道の夜」 にも登場するアルビレオ(全天一美しい
と言われる二重星)、天の川と合わせて見て良し撮ってよしの星空名所です。何といっても半袖姿で涼みながら見れる夏の天の川は最高です。

DATA    Nikon AF-S Nikkor 24mmF1.4G   SOFTON-A   SONY α7s  5sec ISO3200

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2018年のツバメ  ≪日記風≫ 2017年7月14日  追記8月4日

2018-08-04 17:16:45 | ツバメ

西日本豪雨により被災された皆さまへ、 心からお見舞いを申し上げます。


今年、我が家の車庫に初めてツバメが巣を作りました。車庫を建ててから24年、毎年春になるとツバメが中に入り、「巣を作りたい」と、飛び回っていましたが、
防犯上シャッターを開け放しにするのは難しいため、巣作りをさせてあげることは出来ませんでした。
しかし今年は、以前よりもさらに頻繁に入って来るようになり、追い返すのは可哀想だし、折角我が家の車庫を気に入ってくたのならばと、こちらも腹を決めて、
巣立ちのときまでシャッターを開けたままにして見守ることにしました。 春から夏にかけて3ヶ月近くの間、ツバメ(も人も)出入りできる状態になり、過去
には近所の車庫で盗難が発生したこともあるので、遠くからでも侵入者が分かる強力なビームライトと録画が出来る監視カメラを設置しました。幸い現在までの
ところ防犯カメラがに映っていたのは私の姿だけです。

☆ 巣は、車庫の壁にあり、その直下にはフンを受けるための板を取り付けてありますが、この板が後日ツバメたちを救ってくれることになります


以下、5月からの記録です

5月14日
巣を作り始めた。2羽とも背中が少し白い(白化現象は、最近多くの個体でみられるらしい)

5月16日
ワラを器用に折り曲げて土を付けて巣作り。

5月18日
巣がほぼ完成 (5月19日午前~21日夕方まで、旅行のため不在)

5月21日 夕方
旅行から帰宅すると、何と巣が壊れていた。帰宅したときには2羽とも姿は無く、夕暮れ時になると別の2羽が車庫に入ってきた。
20時半過ぎ、巣を作っていたペアが戻ってきた。夜は電灯の電線に留まって休んでいた。巣を修復する気配は無さそう。

5月26日
別の2羽が、巣の修復を始めた。

5月27日 夕方
最初の2羽が来ていたけれど、飛び去って行った。この日以来あのペアが訪れることは無かった。この場所を諦めてしまったらしい。
巣には26日から巣を修復しているペアが既に居た。


5月28日
巣の修復はほぼ終わっていた。

6月4日~5日
朝・夜共に、2羽とも居ない。(昼間は不明)


6月7日
1羽が、巣にしっかりと座っている。ツバメを刺激しないために巣の中は確認していないので卵の有無は不明。
夜は1羽が、車庫天井の電線のループに体を突っ込んで休んでいる。弾丸のようで面白い。以降夜はかならず1羽がこのスタイルで過ごしている。
(この電線は、車庫の真上にある天体観測機器収納庫への電源ケーブルです)
 

6月23日
巣から微かに「ピピッ。。」という音が聞こえた!


6月24日
卵の殻が床に落ちていた。

6月28日
ヒナに餌をあげる親鳥。ヒナの数は不明。なんと親鳥の向こうで、今まさに卵を産もうとしているメスらしい姿が見えた。
巣から小さなベルのような「チリ、チリ、チリ....」という可愛い鳴き声が聞こえる。そっと覗いてみると4羽(或いは5羽)いた。
ヒナたち、目はまだ開いていない。でも光の明暗は感じることが出来ている。

6月29日
関東甲信梅雨明け。観測史上最も早いらしい。


7月3日
5羽の子が顔を出している。

7月6日
巣が落ちている!、とのメールが自宅から届いた。巣はフンを受けるための板で止まり、床への落下は免れたらしいが、ヒナの状態は
不明とのこと。放っては置けず、早退して帰宅。

巣は、崩れた状態で板の上にあり、ヒナたちは傾いて狭くなったワラの上に重なるようにして必死に乗っていた。4羽が確認できたが
重なっているので正確な数が良く分からない。触ることは、ヒナたちにとって未知の大きなストレスになるので避けた。
巣もろとも落下することが無いように、出来るだけ板の奥の方へ巣ごとそっと移動してあげた。
この板が無かったら、巣は真っ逆さまに床に落ちていた。 巣は、引っ掛かりの少ないコンクリートの壁にあり、ツバメが運んでくっつ
けた土との接着は十分ではなく、ヒナの体重の増加に耐えられず落ちたのではないかと思う。
親鳥が餌を運んで来ていたので、一安心。 だが。。
どういうわけか、車庫の床に何度も降り立ち何かを気にしている。今までこのような行動をしたことは一度もない。時には私の足元の
すぐ傍にさえ降りて来た。最初理由が分からなかったが、もしやと思い、床のあちこちを見て回ると、なんとヒナが1羽、除雪機の
キャタピラの近くに隠れてじっとしているのを見つけた。落ちていたのだ!

親は当然のようにこの子に気づいていた。私が見つけたのと同時に親が再び床に下り、それを見ていたこの子が親鳥のところまで駆けて
いったが、この2羽ではそれ以上はどうにもならない。
巣に戻すために、ヒナに怪我をさせないようにそっと捕まえようとしたが、物凄い勢いで羽をバタバタさせ、「ギャーッ!」という声を
上げて必死に抵抗して狭いところに逃げようとした。 怪我をさせては取り返しがつかないので、柔らかい布を持ってきてそっと掛けて
みたら大人しくなったので、そのまま包んで巣に連れて行き、他の子の上にそっと乗せたら(巣が崩れていてもう1羽入れる余裕が無い
ので)、落ち着いたらしく、先ほどまでの緊迫した雰囲気は消えて、穏やかにしてくれた。

 一番上の子が、床に落ちていたヒナ

気付いて本当に良かった。車がちょうど出ていた最中だったのも幸いだった。見つけずにいたらどうなっていたことか。。

7月8日
助けたヒナには、人の匂いが付いているし、他の子も含めてあの壊れた巣でどうしているのか気がかりなので、親鳥がいないときを見計
らってそっと覗いてみると、 なんと巣の形が少し整い、ヒナたちがきちんと整列してこちらを見ていたのでびっくり、
あのあばら家状態の巣を上手に使っている! さすが。

そうこうしている内に、親鳥が帰ってきたが、私の姿を見慣れているのか巣を覗き込んでいてもたいして気にはしていない様子だった。
(勿論そう見えるだけかもしれないので、細心の注意は必要)
ヒナにはまだ産毛が残っているが、羽も立派になり、もうツバメの風格が出てきている。でも可愛い目はヒナそのもの。

7月10日
巣立ちが始まった。夜の時点で1羽が親とともに電灯の電線に。もう1羽が天井のループ電線に。

7月11日 朝
巣には、3羽が残っていた。今にも飛び出しそうな雰囲気の子が2羽。
親鳥が車庫に入ってきて、盛んに鳴いている。巣立ちを促しているようだ。

7月12日 朝
巣には1羽もいない。すべて巣立った。


7月12日、7月13日 夜
車庫に戻ってきている子ツバメは、5羽の内の4羽、残りの1羽は不明。 巣立った瞬間から、厳しい生存競争の真っ只中にいる子たち、
人間は、軒先を貸してあげることくらいしかできない。 どうか1羽でも多く大人になり、無事遠い南国まで帰れますように。

7月14日 朝
近くの電線に留まり、毛づくろいをするツバメたち。 近所でも巣立ちがあったらしく、10羽以上が我が家の周りを元気に飛び回っている。

8月4日
巣立ちから早3週間、もうそろそろ来ないかなと思っていたら、昼間、3羽車庫の中に居た。その内の2羽(写真)は、割と頻繁に来ているようだ。
毛がフサフサしている方(子ツバメ)は、私が危険な存在ではないと認識しているようで、それこそ手が届きそうな真下まで行っても全く気にせず、
休んでいる。ループ電線に留まっている方(子ツバメでは無さそうだが親かどうかは不明)が飛びだして外で誘うように鳴くと、一緒に飛んで行く。
外は連日の猛暑。お盆過ぎまでゆっくりしていったら、と声を掛けたくなる。

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする