星とか日々とか

ブログはじめました/2011/12/10

紫金山・アトラス彗星(C2023 A3) 10月20日夕方自宅より、10月15日 成田空港より   /2024年10月21日

2024-10-21 12:14:18 | 星空

昨日午前、カンボジアから戻りました。シェムリアップから途中ハノイで乗り換え成田へ、そして電車を乗り継ぎ長野駅に着いて降り立った途端、「うっ、寒い!」、熱帯と晩秋を迎える北信濃の気候差は相当でした。

荷物の片づけもままならないうちですが、夕方晴れたので自宅2階の出窓にポータブル赤道儀を据えてC2023A3を撮ってみました。(さすがに外出・遠征は体調を崩す可能性があり自粛)

前回撮影した10月13日よりも明るさは落ちてきているように感じたけれど、西の空で十分な高度となり、太陽が沈むのを待っていられる余裕もあって立派な細長い尾をたなびかせている様子を観察できます。この写真の対角方向画角約24度との比較で、撮影できている範囲での尾の長さは推定18度くらいでしょうか。夕方まだ薄明が残る空で肉眼での確認もできました

DATA 2024/10/20 18h50m Canon EF100mmF2.8(3.5)  Sony α7s  15sec    ISO2000    EQ:Vixen POLARIE

撮影の様子です ↓

 

以下10月15日夕方、カンボジアへの出発前日、成田空港展望デッキから撮影した彗星です。空港のまばゆい明るさの中で上手く撮れるか自信は無かったのですが、スマホで何とか捉えました

DATA 2024/10/15 18h09m  Pixcel7  F1.8  1.4sec  ISO530   星空モード

人類が創造した最高傑作の機器、航空機よりも遥かに高速の自由落下で宇宙を飛行する、二度と逢うことのない彗星にエールを送りたくなりました

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カノープス カンボジアにて   2024年10月18日

2024-10-18 23:58:00 | 星空

今週、遺跡鑑賞のためカンボジアに来ています。久しぶりの外国、そして熱帯。雨季の終わりですが、時々スコールに見舞われます

今朝、思いがけず少しだけ星が見えたので、ホテルの窓からスマホで撮影、日本では南の水平線際にしか現れないカノープスが見えていました。ここは北緯13度、随分と南にいます。夏我が家にいたツバメたちは、この付近からやってきたのでは。。ふっとそんなことを思いました

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紫金山・アトラス彗星(C2023 A3)大彗星となって西の空に  2024年10月13日

2024-10-13 21:21:26 | 星空

9月28日、近日点を通過し、今日10月13日に地球に最も接近した紫金山・アトラス彗星(C2023 A3)が西の空に姿を見せていました。昨日も観望に行ったのですが、雲が出ていて×、今日は水平線近くまでしっかり晴れていて〇、肉眼でも尾を含めてはっきりと見えました(裸眼0.7~1.0、矯正1.2 どちらでも見えました) 尾は視界6度の双眼鏡で完全にはみ出しており、夕暮れ時に見えている部分だけでも長さは推定10 15度くらいでした。10月末に高度が上がり月明りと太陽光の影響がなくなったときの雄姿が期待できそうです

100mmレンズでの撮影

DATA 2024/10/13 18h09m EF100mm Macro F2.8(3.5)   α7sⅡ 1.6sec   ISO800

50mm標準レンズ

DATA 2024/10/13   18h09m     Nikkor50mm F1.4(2.8)    α7sⅡ 2.5sec   ISO1000   

DATA 2024/10/13   18h18m   Nikkor50mm F1.4(2.8)    α7sⅡ  3.2sec   ISO1600   コマ(彗星頭部)が沈んでも尾だけが見えていました。こんなすごい彗星は1997年のヘールボップ以来でしょうか

DATA 2024/10/13 17h57m  スマホにて撮影(夜景モード)   Pixcel7    F1.8    ss 1/3sec   ISO1267  

分かりずらいのですが、中央よりやや左側の稜線の上に彗星が写っています。広角のままですが、拡大でも撮影できました

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紫金山・アトラス彗星(C2023 A3)明け方の空に現れた  2024年10月1日

2024-10-01 08:33:20 | 星空

9月27日に(無事)近日点を通過した紫金山・アトラス彗星(C2023 A3)は、既にマスコミなどで「撮れたよ、見れたよ」と記事が掲載されていますが、今朝我が家でも自宅2階から捉えました。 薄明が過ぎた日の出直前の低空ですが、何とか晴れてくれたお陰です。100mmレンズとカメラを三脚を固定してファインダを見た瞬間 「あ、いる!」 久しぶりの大物彗星に出会う感覚を思い出しました

DATA 2024/10/01  4h50m    Canon MACRO100mmF2.8(3.2)   SONY α7SⅡ    1/4sec  ISO6400   固定撮影(トリミング)

もうすぐ夜明けにも関わらず、くっきりとした尾とコマ(彗星中心)が見えています。近日点通過から4日目でまだ太陽との離隔が小さく、日の出までのまさに時間との勝負、1分ごとに空が明るくなりそれにつれて彗星も見えなくなっていきます・・ ノイズ処理もしていないため少々画像が荒いですが、かえって臨場感があり、昔ISO3200の高感度カラーフィルムで撮ったころを思い出しました。山の手前にあるおかしな影は、我が家の桜の枝です。邪魔ですがしかたありません^^

DATA    2024/10/01    4h59m   KOWA PROMINAR350mm F4(4)    SONY α7sⅡ  1/8sec    SIO3200      固定(トリミング)

100mmに続いて急いで350mmレンズに交換。 尾の長さは、山の大きさとの比較による見当ですが、この明るさの中で見えている部分だけでも2度くらい、全体では10度以上に伸びているかもしれません。 10月13日の近地点通過付近以後は西側に見えるはずですが、1996年の百武彗星や1997年のヘールボップ彗星のような長大な尾を引いてくれるでしょうか。 しばらく前には、この彗星は核が分裂して消えてしまうのではとの予測もありましたが、しっかりと元気どころか大彗星の風格たっぷりです

スマホでも撮ってみましたが、残念ながら写っていませんでした。もう少し早い時間帯であれば捉えていたかもしれません

下の絵は、ビクセンの彗星専用アプリ(Comet book)による本日の彗星位置画面コピーです。このアプリ、彗星の位置が星図上と軌道上で直感的にとてもよく分かる優れたものです。観測日や時間も簡単に変更することができます。

コメント (2)
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虹が彩る中秋の名月   2024年9月17日

2024-09-17 23:41:36 | 星空

今日は、秋季で最も月が美しい「中秋の名月」、北信濃ではほぼ快晴で綺麗な月を眺めることが出来ましたが、通過した薄雲が綺麗な虹状の輝きを添えてくれました

DATA    2024/9/17  23h11m   VARIO8-18mm (F4)   GH6  1sec   ISO400   ベランダより手持ちにて撮影

月のように明るい光源の前に薄雲がある場合、この現象はそれほど珍しくはない頻度で発生するのではないかと思います。けれど私は初めて(特に中秋の名月では生まれて初めて)見ました。なんとなくご利益がありそうな、 当ブログでこの写真を見てくださった皆様にも良いことがありますように。

北信濃(我が家の屋外)は現在21.3度、この時期としては驚異的に気温が高い、まだ夏ですね。庭に置いたハイビスカスの株が、嬉しそうに毎日大きな花をつけています

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