残念なこと。。 昨日7月26日、ヒナたちが突然消えてしまいました。 朝出勤前、巣がある車庫をいつものように点検し、猛暑からヒナを守る換気用ファンの動作も確かめてから出掛け、昼休みにネットワークカメラで確認した際も異常はなく、親も留まって巣の方を見ているのが確認出来ていたのですが、夜戻ってみるといつもいる親(オス・メスとも)はおらず、巣も全く気配がしない、、胸騒ぎがして巣の中を確かめると、ヒナが1羽もいない! 倒れてしまいそうなショックを受けました
大きな口で首を伸ばして姿を見せてくれていた可愛いヒナたちが全くいない。。。
巣が荒れている様子はないものの、巣材の柔らかい羽毛が床のあちこちに落ちていました。
これは想像でしかないですが、以前車庫に入ろうとして私に見つかり、そしてツバメたちに追い払われたチョウゲンボウらしい鳥がいたのですが、これが昼間侵入してヒナを捕っていったのではないかと思っています。 ツバメにとってカラスや蛇も天敵ですが、カラスは巣を壊してヒナを落として捕獲するらしくその形跡はない、また蛇が侵入しても巣まで昇れる方法がない、やはり可能性はこの鳥が濃厚です。 ヒナが天敵に襲われることは決して珍しくはないそうで、厳しい現実です。
あと2週間で空に舞い上がることが出来たはずのヒナが全て失われたのは、なによりヒナたち自身と親が哀れでなりません。
最近在宅勤務の日もあるのですが、昨日は出勤だったことが結果として一日中車庫に人が近づかず、外敵の侵入を許してしまったのかもしれません。今回のペアは頻繁に車庫に訪れ、メスが抱卵や留守の際にはオスが留まってしっかりと見張っていたので、油断してしまっていたのは事実です。恐らく僅かのスキを狙って侵入してきたのだと思います。 こうなると分かっていれば、大型鳥類を防ぐネットなどの手立てはあったはず、もっと何か出来たはずと思うと悔しさがこみ上げてきます。
ただし天敵たちにもヒナがおり、彼らも懸命に生きているので責める気持ちは全くありません
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眠れない夜が過ぎていき、また猛暑の一日が始まりました
7月27日早朝
親(お父さん)が来ていました! もう会えないと思っていた
車庫の前の電線には、いつものように巣立って成長中の子たちが集まって鳴き比べや飛び比べの真っ最中
今回のヒナは失われてしまったけれど、6月に巣立った子たちがヒナたちの分も元気でいてくれれば何よりです。響き渡る無邪気な鳴き声は救いの声
丁度数日前から朝顔が咲き始めました
正午ごろ、親2羽がきていました
オス(お父さん)
メス(お母さん)
これも単なる想像ですが、2羽とも留守の間にヒナが捕られ、天敵との遭遇は無かったのではないか、様子や仕草からなぜ自分たちの子がいないのかを理解できないように感じます。哀れでなりません。ただ私が思うより遥かにツバメの心身は強靭のはず
夕方、オス(お父さん)が再びやってきました。いつもやる毛づくろいは殆どせず、ただじっとしていて、そのうち飛び立ったかと思ったら車庫の中を旋回しながら人の耳にも分かる悲しい鳴き声をあげて、巣が作れそうな場所にしっかりとしがみ付き、暫くすると外へ飛んでいきました。 たとえ新しい巣を作ったとしても巣立ちは9月中旬となり、とても秋の渡去には間に合わない、それをツバメは知っているはず、でも何とかしたい、そんな気持ちが伝わって来ました。
数千キロもの大海原を命がけで飛んできて、やっとの思いでたどり着き、相方を見つけて巣を作り、産卵抱卵を経てヒナを育て始めていたのに、あっさり諦められないのは当然です。でもどうしてあげることも出来ない、願わくば来年またここにきてヒナを育ててほしい、今度は天敵対策をしっかりするので、ね、
段ボールで囲ってあるのが6月巣立ちの巣、右側が今回、左隅は扇風機、盛夏は天井面が40度を超えるので必須
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以下7月23日までの様子です。ペアが一生懸命育てていた記録です
7月18日 卵の殻が落ちていました。孵化開始、予想では、8月7日くらいが巣立ち
7月18日 卵1個が孵化したが、まだまだ抱卵中
7月22日 ヒナ3羽確認、やさしくそっと餌を与えるお母さん
7月23日 ヒナ4羽、1日ごとに成長
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今年2組目の子育ては残念ですが無くなってしまいました。けれどこれから先秋まで、既に巣立った子たちの様子など、出来れば書き足したいと思います。 近年餌が得られる里山田畑や、巣作りできる場所の減少によりツバメの数が減ってきているそうです。出来る限りずっと見守ってあげるつもりです