星とか日々とか

ブログはじめました/2011/12/10

夏の天の川 いて座方向、さそり / ウクライナの星空を想う   2022年6月27日

2022-06-27 23:54:14 | 星空

6月とは思えない猛暑と晴天が続き、例年ならあまり見ることが出来ない梅雨最中の天の川を撮りました。

 そしていつも心にあるウクライナのこと、その星空をシミュレートしてみました。

夏の大三角、左がはくちょう座デネブ、上がこと座ベガ(織姫)、そして右がわし座アルタイル(彦星)

2022/06/26  22h53m  Zuiko7-14mmF2.8(14mm)   E-10MK2   Filter LEE NO.3   ISO2000   60sec   EQ:PLARIE

最初の写真よりも広角で撮影

2022/06/26  22h08m  Nikkor24mmF1.4(2.0)   α7s(HKIR)  Filter: Prosofton-clear   ISO4000   10sec

長野市方向の光害が強く出ていますが、いて座さそり座付近、夏の代表星座です。さそり座に薄く輪郭線を入れてみました。 さそりは夏の星座ではあるけれど

真夏の7月下旬になると夜半には早々と西の空へ沈んでしまうので梅雨時の今が見頃です。  いずれも庭先からの撮影です。 

2022/06/26 22h13m Nikkor24mmF1.4(2.0)   α7s(HKIR)  Filter: Prosofton-clear   ISO4000   10sec

--------------------------------------

星空を見ながら、あるいは青空を見ながらいつもウクライナのことを想います。 キーウの星空を再現してみました。

キーウにも、広大な麦畑にもひまわりの丘にも美しい天の川が横たわっています。 戦火が一日も早くそして永遠に収まるように

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春から夏の銀河・星雲    2022年6月17日

2022-06-17 23:52:51 | 星空

もう1か月半も前の5月連休中に撮影した春から夏の天体写真の整理に手が回らず(主に本業の仕事と畑作業で)、やっと少しづつ始めました。

昨今の銀河・星雲の写真は、複数コマ(或いは数十枚かそれ以上)を重ね合わせ、あるいはノイズ減算やフラット補正などを行うのがトレンド、というか

常識的に行われており素晴らしい作品に仕上げている方が大勢いますが、とてもそんな時間は取れないので、撮影した1コマに簡単な画像処理をする

手間のかからない簡便な方法で撮影した天体を仕上げてみました。 もちろんノイズは多いし周辺減光もありますが、1つの天体に僅か10分ほどの処理

時間で完結出来るため、ストレスがありません。 いずれ時間が取れるようになったら(そんな時が来るのだろうか。。)じっくりと画像処理をしてみる

かもしれません。 パッとしない画像もありますが、宜しければご覧ください。 撮影した順番に並べてあります。

 

春の銀河の代表、 おおぐま座のM81(右)とM82

DATA: 2022/5/4 21h57m   ZWO ASI294MC-Pro  EXP: 120sec    Gain:250    cooling: -19.8deg      EQ: iOptron45    guiding:  MGEN-3

りょうけん座  M63  ひまわり銀河

DATA: 2022/5/4 23h00m   ZWO ASI294MC-Pro  EXP: 120sec    Gain:250    cooling: -19.8deg

かみのけ座  M64 黒眼銀河

DATA: 2022/5/4 23h28m   ZWO ASI294MC-Pro  EXP: 120sec    Gain:250    cooling: -19.8deg

おおぐま座  M101 回転花火銀河

DATA: 2022/5/4 24h12m   ZWO ASI294MC-Pro  EXP: 120sec    Gain:250    cooling: -19.8deg

いて座  M8  干潟星雲  (ここからは初夏から夏の天体です)

DATA: 2022/5/4 24h45m   ZWO ASI294MC-Pro  EXP: 120sec    Gain:250    cooling: -19.8deg

いて座  M20  三裂星雲

DATA: 2022/5/4 25h03m   ZWO ASI294MC-Pro  EXP: 120sec    Gain:250    cooling: -20.6deg

はくちょう座   NGC6992  網状星雲

この星雲は数万年前の超新星爆発の残骸で、いまでもガスが高速で広がっている、と言われています。

DATA: 2022/5/4 26h14m   ZWO ASI294MC-Pro  EXP: 180sec    Gain:250    cooling: -19.8deg

他の天体の露出時間は120秒ですが、この網状星雲は淡いため180秒必要でした。光害が無く限りなく澄んだ漆黒の夜空でぜひ撮影してみたい天体です。

以下は撮影の様子です

 

撮影をした日は春霞はあるものの良い天気でした。庭にはまだチューリップや水仙が咲いていました。その頃はツバメがまだ卵を抱いていましたが、その卵は無事孵り

先日5羽とも大空へ飛んでいきました。 時の流れは速いです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツバメ  巣立ち   2022年6月12日

2022-06-12 18:40:50 | ツバメ

昨日の午前中、5羽のヒナすべて巣立ちしました。 朝7時半過ぎ、定点カメラの画像を見ようとしたら丁度2羽が勢いよく巣を離れて外へ、

車庫に行ってみるとさらに2羽が既に巣を離れて、車の屋根に1羽と照明の配線に1羽、私の姿を見た車の上の子が勢いよく飛んでいきました。電灯線の子は

怖くて決断がつかない様子だったけれそ、そのうち前の子を追いかけるように離陸。

最後に残った一羽は、自分だけになった巣の中に隠れるようにしていたけれど、3時間ほどして親に導かれるようにして巣の外へ、しかし壁に留まって固まって

しまい身動きが取れない様子、親は「こうやって飛んで」と言うかのように、ヒナの周りを行ったり来たりしたあと、ヒナを置いて外へ。それを追いかけるように

最後の子も外へ。 無事みな巣立ち完了です。 もちろんこれから先は試練。

2番めに巣を離れたうちの1羽。怖いらしく、照明の電線に留まって固まっていたけれど、「意を決して」飛んでいきました。

----------------------------

以下、最初に離陸した2羽のうちの1羽です。家のすぐ前の電線に留まっていたのを撮影。 巣を離れてまだ5分、初めて見る外の世界。

「怖いよ。。」

 

「あっ! お父さんだ」

「こっち、こっち」

ヒナも親も何かを警戒しています。 親は体を向こう頭はこちら。軽く真後ろを見れるのですね。 ヒナも眼光鋭く、昨日まで巣で鳴いていた子とは思えない

ほど立派です。 尾羽はまだ短く、親のように自由自在にとはいかなくても、外に出た瞬間から生きていけるだけの飛行技術をもう身に着けているのは驚きです。

この子の無事を確認すると、すぐに別の子のところへ。 巣の外に出たヒナを狙うものはそこらじゅうに。全く気が抜けません。

ヒナがいなくなった巣。今日(6月12日)脚立を使って詳しくみてみると、大きいと思っていたけれど、近くで見ると5羽がやっと居られるくらいの

小さなものだと分かりました。巣が落ちないように念をいれて周囲を補強してあったので見かけが大きいだけでした。

昨年、巣立ちしてしばらくするとスズメに荒らされ壊されたため、今年は段ボールでカバーをしてしまいました。 まだ暫くはツバメがやってくるので

どうしようかと悩みましたが、過去4年間で巣立ちしたヒナや親が巣を再びその年に使ったことは無かったし、ツバメは基本的にすべてを空中で

行い、巣でゆっくり座って休む鳥ではないので、スズメに襲われないうちに巣の保全です。

来年の春、また来てくれることを願って。

巣立ちの前日夕方。  みな元気でね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツバメ  ひな巣立ち前 / 別のペア新たな巣作り    2022年6月8日

2022-06-08 22:37:25 | ツバメ

ヒナたち、今週末までには巣立ちしそうです。 

6日に関東甲信が梅雨入りして早々、太平洋側の強烈な低気圧の影響で大雨だったので、親は餌を採るのもたいへんだったと思います。

定点カメラでは、びしょ濡れの羽を休めて毛づくろいをする姿を何度か見かけました。

今朝のヒナたち、5羽一斉にこちらを向いてくれることは滅多にありません。 数少ないチャンス。 それぞれ表情が違う。みんな賢そうですね。

餌をねだる姿は、まだあどけないヒナ。

 

ところで数日前から別のペアが、同じく車庫の中に巣を作り始めました。そのペアと子育て中の親が時々入り乱れ、ヒナは巣作りをしている方を

親と間違えて鳴いたりします。 ただ親と新しい巣作りペアは、喧嘩をすることは全くありません。 もうすぐ巣立ちするヒナの親と、これから

巣を作る方とは競合しないことを分かっているようです。

電線に巣材を絡め易くするために、前回と同じように電線にタイロックを巻いてあげました。 ちなみに、電線は広く屋内配線で使われているVVF

と呼ばれる丈夫な外装ケーブルで、しかも車庫で使用している電気器具は、照明の他バッテリの充電器くらいで電流は僅かのため、電線の上に巣を

作っても過熱などの心配は、我が家の車庫ではありません。

/// 今日こんなことがありました。

午前中、定点カメラのマイクを通してただならぬ親の鳴き声が聞こえてきたので、急いで行ってみると、「ピピィー!!」という警戒鳴きをしながら

地上目がけて何度か急降下する親の姿が見えました。

何と、ノラ猫が車庫に入ろうとしていたのでした。 ツバメの巣は、窓枠を伝えば猫が飛び乗れなくはない場所なので、親は気が気ではなかった

のでしょう。この猫は時々車庫の中を「散歩」しているようで、また猫には猫の生活があるのは勿論ですが、この場合退散してもらうしかありません。

近づいて追い立てる仕草をすると、ノソノソとその場を離れて行きました。

と、 それを電線の上から見ていたツバメが、私の腰の高さくらいまで降下したと思ったら、目の前でくるりと直径3メートルほどの円を描くように

綺麗に旋回してから、私の方を見ながら車庫の中に戻って行きました。 ツバメはたいへん賢い鳥です。 お礼か安堵の意思表示だったようにも思えます。

ともかく大事に至らなくて何よりです。

夜の様子。 みなおとなしく休んでいます。 結構大きな巣ですが、5羽が育つとヒナでぎっしり、身動きがとれません。。 一番手前でこちらを

見ている子は半分巣からはみ出していました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルピナス そして ウクライナ   2022年6月5日

2022-06-05 19:14:53 | ウクライナ

庭のルピナスです。 それほど多くはないけれど庭のあちこちに咲いています。見ごろは短く一週間くらい、梅雨前の晴れ間に紫色が映えます。

3月にベランダに掲げたウクライナ国旗が、ルピナスの向こうで初夏の風に揺れていました。 青空になんと美しい旗でしょうか。 

ロシアの侵攻開始から既に3か月半、しかし依然先が見えない状態。  四季折々の花も心もずっとウクライナとともに 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする