星とか日々とか

ブログはじめました/2011/12/10

ムンク展 12月13日  ロマンチックロシア展 12月22日  /2018年12月24日

2018-12-24 17:51:12 | 音楽 絵画 芸術

暫く前に降った雪が殆ど消えて、今年は雪の無いクリスマスかな、と思っていたら今朝5センチほど積もっていて、ホワイトクリスマスとなりました。
午前中から晴れていたので午後には殆ど解けてしまいましたが。
12月13日、前日から別用で行っていた東京の帰りに「ムンク展」(東京都美術館)、そして12月22日に渋谷の文化村で「ロマンチックロシア展」を見て
来ました。

 

ムンク展は、かなり混んでいてチケット売り場も相当の人が並んでいました。ムンクについては、正直あの有名な「叫び」以外にどんな絵を描いたの
か殆ど知識がなかったので、「叫び」よりも前の時代の作品や肖像画、晩年の作品などたくさん見ることが出来て、たいへん良かったです。

ロマンチックロシア展はトレチャコフ美術館所蔵の作品展で、ロシアの風景、肖像など、とても美しく、優しく時に力強い作品の数々を見ることがで
き、どこまでも果てしない大地を、透き通る光や風が満たした作品は、その中に入り込んでみたいと思う程でした。また四季の中でも特に「春」は、
北信濃にも似た情景があり、冬の厳寒(勿論ロシアの方が厳しいが)を耐えた後の息吹の季節は、ロシアも日本も同じなのだな、とも感じました。
ポスターにもなっている「忘れえぬ女(ひと)」、本当に眼が釘づけになってしまいます。馬車に乗りいまその場から去ってしまう名残惜しさも、
この女性の美しさをさらに際立たせています。
どちらの展示会も1月まで開催されているので、まだご覧になっていない方はいかがでしょうか。 

 

 

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ウィルタネン彗星、46P/Wirtanen  2018年12月16日

2018-12-16 20:50:07 | 星空

1948年に発見された周期5.4年の彗星が今、太陽と地球に最も接近しています。近日点が12月13日、近地点が本日16日で、現在冬の星座を移動中、
一晩中観望可能な期間がしばらく続きますが、明るさが5等台に低下すると予測されている1月上旬くらいまでが見ごろかもしれません。
下の写真は、昨日12月15日に庭先から撮影したもので、丁度プレアデス星団(スバル)の近くを通過中。薄曇りと月明かりのため、写りは今一つ
ですが、コマ(彗星核を取り巻くガスや塵の噴出)ははっきりしています。双眼鏡(10倍50mm)でも簡単に見つかり、この写真に近いイメージで
見えました。ただ肉眼では昨日に限って言えば無理でした。光害の少ない澄んだ暗い星空で月明かりが無ければ、多分見えるかもしれません。
尾は、写真・双眼鏡ともに確認できませんでした。明るさは4等台とのことです。
12月22日は満月で空が明るくしばらくは彗星観望は難しいですが、年末から正月にかけて月明かりが次第に無くなるので、双眼鏡をお持ちでしたら
観望されてみてはいかがでしょうか。

DATA  2018/12/15  21h56m   Canon EF100mmF2.8(3.5) , Sony α7s  25sec  ISO3200  EQ/ higlasi   

原画像の中心部、約50%に調整してあります。即ちおおよそ200mmレンズの画角に相当

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「ヒラリー・ハーン バッハ無伴奏を弾く」 ソナタ&パルティータ全曲演奏会(後半) 2018年12月5日

2018-12-08 23:00:45 | 音楽 絵画 芸術

2年ぶりに来日したヒラリー・ハーンの演奏会が東京オペラシティ・コンサートホールで開催されました。12月3日と12月5日の2日間でしたが、私が行ったのは12月5日です。
連続日程ならば宿泊して、という方法もあるのですが、中1日明けてとなると一旦帰郷せざるを得ず悩んだ末、後半を選びました。チケットを購入したのは、梅雨の最中の
6月下旬、5か月以上も前のことです。発売開始からさほど時を待たずして売り切れてしまうほどの人気でした。

 

12月3日(月)19:00
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番 ト短調 BWV 1001
           パルティータ第1番 ロ短調 BWV 1002
           パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
12月5日(水)19:00
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番 イ短調 BWV 1003
           パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006
               ソナタ第3番 ハ長調 BWV 1005

今回の演奏会では、彼女が17歳でCDデビューした「Hilary Hahn plays Bach」の曲目全て含み、新たなソナタとパルティータを3つ加えた豪華な構成で、多くの人が注目し
ていたのは、このCDに記録されている演奏と今回のオペラシティでの演奏の違いではないかと思います。(少なくとも私はそうでした)

私の感覚ですが、今回の演奏はCDと比べてより豊かで深くなっている、2年前のリサイタルで演奏されたBWV1005も同様でした。これは20年の間、彼女が弛まず琢磨
しながら人生を積み重ねた結果であることは間違いないでしょうし、とにかく素晴らしい演奏でした。ただ両者を比較しての決定的な違いは私には感じることはなく、故に
20年前のCDに収められている演奏は既に完成されていることと同時に、彼女の秀でた才能をあらためて認識しました。
勿論かたやCD、対してコンサートホールでのライヴでは音場と音響環境が全く異なり、しかも演奏会では目の前の彼女を観ながらなので、比較はとても難しいです。
(ヒラリーの奏でる音色は勿論のこと、暗譜で演奏する姿もたいへんに美しい)

彼女の演奏で特筆すべきは、難しい(と思われる)部分をも、透明で輝きながらのびやかに空間へ溢れる音色で常に綴られることだと思います。「厳しい」とか「きつい」
(難易度がという意味ではなく、聴く側の感覚として)と感じる部分が全くありません。さらりとしたしなやかさが素晴らしい。 ホールでのヒラリーのヴァイオリンは、
聴くというよりも包まれている、という形容が相応しく、この上無く美しく、時に重厚な音色の中で漂い酔いしれ、さながら小宇宙にいるようでした。

今回加わった曲、BWV1003も素晴らしかったです。(12月3日には1001,1002が演奏された) この3部が収められたCDは最近発売されたばかりで、会場で買い求めご多分
に漏れず彼女のサインをいただきました。演奏会終了後のサイン会は、ロビーの端から端までの列が6連にも及ぶ見たことの無い長蛇となり、恐らくは1000人以上いたので
はないかと思います。(会場収容は約1600人) 気の遠くなるような人数を前に、購入したCD、楽譜やプログラムなど、それぞれの人の求めに応じ、笑顔で1つづつサイン
をするヒラリーはさすがです。 「現代最高のヴァイオリニスト」と評価される卓越した演奏に加え、ファンを大切にするヒラリーが、多くの人を惹きつけて止まないのは当
然のことだと思います。 観客は、クラシックコンサート鑑賞常連と思われる人や、仕事帰りのビジネスマン(19時開始なので丁度よい)、ヴァイオリン練習中の子供とその
その親御さん、私のように遥々遠くから来た風の人などなど様々でした。

§会場への行き帰りについて
東京都内でのイベントには、私の場合ローカル線で長野まで行き、長野からは新幹線で、というのが普通ですが、実は来週もオペラシティに行く予定があるので、旅費節約
のために高速バスを使いました。バスで東京都内まで行くのは今回初めてです。

往路 長野駅 12:00 → 新宿バスタ 15:41
       18:20 オペラシティコンサートホール開場
       19:00 演奏会開始  21:00 終了、サイン会
復路 新宿バスタ 23:35  → 長野駅 5:08 (当日の深夜バスで日帰り)

バスは思っていたよりもずっと乗り心地が良いです。何よりもとっても安い、往復で5,650円、新幹線ならば自由席でも15,360円で差は歴然。所要時間は新幹線よりも2時間
余分にかかりますが、これだけリーズナブルだと時間を工面できるときはバスの方が断然有利ですね。車内でWi-Fiも使えました。

帰りの車内で、素晴らしかった演奏会を思い出しながら、iPhoneにいつも入れてある「Hilary Hahn plays Bach」を聴いていたらいつのまにか眠り込んで、気が付いたら既に
最初の停留所「千曲川さかき」まで来ていました。夜が明けるまではまだ間がありましたが、ついさきほどまでオペラシティにいたのが夢のように思えて、まるで星空の撮
影をしていて、気が付かない内に空が白み始めて星座たちが消えていく感覚と似ていて、これはまた素晴らしい体験でした。

 

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フィンランド  2018年11月  写真

2018-12-02 02:28:58 | フィンランド (オーロラ etc.)

11月初めに訪問したフィンランドの写真をUPしましたので、よろしければご覧ください。

風景など 
2018/11 Finland / usagi-hoshi

オーロラ
2018/11 Finland Aurora / usagi-hoshi

いずれも(Nikon Image Space)に保管しています

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