まだ雪の降る日が続いておりますが、夕暮れを過ぎた晴れ間、東の空には春の星座おおぐま座の北斗七星がもう昇り始めています。 おおきな柄杓が午後9時すぎに北の空高く昇る頃、北信濃の冬が終わり雪解けの早春が訪れます。あと2ヶ月くらいですね。 撮影したのは2月11日、このときは気温マイナス11度、ダイヤモンドダストがわずかに舞っていました。 星を観ることを趣味としていていちばんよいことは、星座の動きや位置から季節の移ろいを肌で感じることができることです。 すごくお勧めです。 写真の電車はいつも利用しているJR信越線、この電車で帰宅することもあります。
惑星撮影用のカメラを作ってみました。 と言っても市販のwebカメラに簡単な改造を加えただけです。 なぜこんなものが必要かというと、惑星の写真を撮影する際には、地球の大気の揺らぎにより川底の石を眺めるがごとく表面の模様がぼやけてしまうことが多いのですが、 それを解消するために惑星を動画で撮影し、その中の良像のコマを専用のソフトウェアを使って多数枚を正確に重ね合わせることにより、解像力を飛躍的に向上させる手法がアマチュア天文家の間で普及しております。このために必要なものが動画撮影用カメラですが、惑星は無限と言える遠方の小さなオブジェクトでありこれに合わせて小さな撮像面を持ち、重量が小さく安価なwebカメラ(感度やコントラストがソフト上から調整可能なもの)が非常に適しています。 このカメラを望遠鏡に接続し、赤道儀で惑星を追尾しながら動画を撮影します。 かつて1998年に望遠鏡に普通のディジタルカメラを取り付けて撮影した木星の像を、2003年に重ね合わせを施して再処理したところ、木星表面の模様がくっきりと見えるようになり驚きましたが 今回の動画撮影による手法ではそれを遥かに上回る成果が得られるものと期待しています。 アマチュア天文家の間ではすでに確立されつつある技術のようですので、「何を今さら」と諸兄から笑われるかもしれませんが、ともかく自分自身で試してみたいと思っています。
肝心の望遠鏡ですが。。。庭先の観測所(というより物置)が雪で完全に封鎖され、近づくのも難しい状況です(笑) 今年の惑星シーズン(春の土星、秋から冬の木星)で試してみようと思っています。
星のカテゴリーですが、星の話ではなくて恐縮です