6月末、今年二組目の巣が完成した途端にスズメの妨害で産卵・子育てには至らず、他のツバメも7月中旬からは殆ど我が家の車庫に来ることは無かったのですが、 迎え盆の8月13日夜、大雨のため車庫の様子を見に行くと何と、3月から来ている子が再び訪れて、電灯線に留まっていました。 1か月半も全く姿を見せず、他のツバメも猛暑とともに数が減ってきていて、もうこの付近にはいないのだろうと思っていたので突然の再来に驚いたのと同時に、大雨の避難場所として使ってくれたのかも、と安堵しました。 外は断続的に強い雨が降り、留まっている電線の真下には小さな水滴が沢山落ちていたので、相当ずぶ濡れになって飛んで来たようです。 久しぶりに来たためか、あるいは大雨に叩かれたためか神経質になっていましたが、翌日14日の夜は落ち着いて、毛づくろいをしながらこちらをじっと見てたり、居眠りを始めたりしていました。 もう今年は会えないと思っていたので正直嬉しいです。
8月13日夜 突然来訪(再来)した3月から来ている子。 壁にあるのは、6月末スズメの妨害で産卵に至らず使われなくなった巣
8月14日夜
8月15日の早朝もじっと留まっていたのですが(車庫には防犯を兼ねてライブカメラを付けてある) 私が傍に行くと、「出かけてくる」とでも言わんばかりに「ピピィ」と小さく鳴いて、飛び立って行きました。 いつまで来てくれるのかはこの子次第ですが、今年で2年目、遥か彼方の南の島から我が家の車庫を目指してまだ雪が舞う3月に飛来し、そして猛暑の8月まで。 もうすぐ初秋そして渡去。来年の春、また無事に来れますように。
我が家の車庫では巣を作ることはしないけれど、気に入っていつも来てくれるこの子には不思議な縁を感じます。