3月10日から13日まで、3泊4日で沖縄に行ってきました。クジラに逢うこと、そして美ら海水族館 両方が叶いました
以下ホエールウォッチング
真冬の北信濃を離れて、沖縄へ行って来ました。大きな目的はクジラに逢うこと、慶良間諸島付近でのホエールウオッチングです。 12月から3月にかけて出産と子育てのためにやってくる子たち。海が荒れなければほぼ毎日観察のための専用クルーザが出航しているようです。その一艘に乗船させていただきました。 船上ではまず安全のためのレクチャー・ライフジャケットの装着、そしてクジラの探し方見方などをスタッフから聴いた後、出航。船長がクジラの姿を探して船を走らせること約30分、発見すると乗客が前甲板と2階の二手に分かれて観察開始です。「2階は揺れるのと、操舵室の部分は前が見えないよ、それでも良ければ」と言われたのですが、もし鯨が船に接近したときに水面の反射をより抑えられる撮影効果を予測して2階を選択。揺れはそれほどでもありませんでした。ただ今回かなり風が強く気温が低かったこともあり防寒着を用意していなかった人たちは途中で断念して1階へ降りて行きました。亜熱帯の沖縄といえど3月初めの海はまだ冬だと思った方が良いです
初めて見るクジラとそのブロー(息継ぎ) クジラまでの距離は100mほど、 風で右に流れた大きなブロー霧の他に小さなのが。子クジラ、親子です! ちなみに子育てをするのはお母さんだそうです(お父さんは別の子をつくりに他へ行ってしまうそうな。。)
今回の画像は、4Kカメラで秒間60コマ、クジラの動きの瞬間を捉えられるよう1コマ当たりのシャッタ速度は1/1000秒として撮影したものをキャプチャーしています。さほど揺れなったとは言え、船の上から望遠レンズでクジラを捉えるのは相当に難しかったです。クジラの動き予測は半ば感だより。 揺れる船上でカメラのファインダを覗いていると酔う、という話を聞いたことがありますが、そんなこと考えている余裕はありませんでした^^ 船員の方が望遠レンズを使い純粋に写真として撮影したものを拝見しましたが、流石!でした
向こうがお母さん手前が子供、体格が相当違いますね。 いずれこの子も立派な大人になって大海原を駆け抜けるのでしょう。凄いですね。この海域にやってくるクジラは殆どザトウクジラだそうです。大人は全長約15m体重30tにも! 子クジラでも4m、1t ちなみに大人のクジラが思いっきり尾ヒレを叩く時の圧力は80tにもなるそうです
潜行する母クジラ
尾ひれの模様は個体識別に役立つそうです。 遠くの島々は慶良間諸島
今回観察したのは慶良間諸島よりも本島の海岸に近い海域でした。 クジラが悠々と泳ぐ遥か先でパラセーリングに興じる人たち
私たちが乗った船以外に付近にはもう2艘来ていました。 船長どうしは互いに連絡を取り合い情報交換をしているそうです。 ちなみにクジラたちを保護するため、観察できるのは1時間と決められています。クジラを見に行くのではなく逢いにいく、海中でマンタを観察するダイバーたちもこの言葉を使います。 自然保護はこの言葉に尽きるのかもしれません
観望船の間をゆっくりと通り抜けたお母さんが浮上
お母さんに続いて浮上した子供の姿が(左側)。寄り添うようにして泳ぎの練習でしょうか。このような姿が何度か見られました。 やっと船上での撮影に慣れて来て何とか望遠ズームの操作が間に合いました。撮影の難易度高・・やりがいたっぷり
物凄く船に近づくこともあるようですが、今回は一番近づいた時で約30mくらいまで。でも何度も船の周りを行き来して沢山姿を見せてくれました。遊んでくれてありがとう。 またいつかどこかで会えるかな。クジラの寿命はまだはっきりしていないそうですが、70歳越の記録も。 どうかいつまでも元気でね。
今回お世話になったホエールウオッチングツアー会社 トータルマリンスポットNEWS