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ブログはじめました/2011/12/10

夏から冬の星雲星団  2018年8月19日

2018-08-19 17:07:00 | 星空

今年の夏は、過去経験したことの無い猛暑の連続でしたが、2日前から急に気温が下がり、朝晩や夜は寒いくらいになっています。
月齢が既に7を超え、23時頃まで月が沈まず、星雲星団や天の川の淡い光は月明かりに阻まれてしまいますが、昨晩は丁度月が沈むころに
空が晴れ渡り始めたため、急きょ道具を庭に引っ張り出して撮影をしました。
撮影に使う焦点距離は300mm(写真レンズ)か、800mm(反射鏡)か悩みましたが、ひとつづつの対象を押さえたいため後者を選択、
重ね合わせをしてディティールを浮き出させるために複数枚撮影しましたが、とりあえず以下の写真はそれぞれの1枚のみに簡単な
画像処理を施したものです。


最初は夏の星座、丁度天頂付近にあるはくちょう座の網状星雲です。

DATA はくちょう座網状星雲
   2018/08/18 25h32m  Vixen R200SS +PH (800mm F3.8) EOS 6D  Astronomik CLS  ISO3200  90sec   iOptron45 with M-GEN

次は、秋の空を駆けあがってきたアンドロメダ銀河です。いずれ行う予定のスタック処理用として約50コマ撮影したものの1枚です。

 DATA アンドロメダ銀河 M31
   2018/08/18 26h42m  Vixen R200SS +PH (800mm F3.8) SONY α7s   ISO3200  30sec

そして冬の訪れを告げるスバル(プレアデス星団)、明け方にはもう冬の星座が昇ってくるのです。北信濃では暑い夏はほんのひととき。

DATA プレアデス星団 M45 (少しピントが甘いです・・)
   2018/08/18 27h32m  Vixen R200SS +PH (800mm F3.8) SONY α7s   ISO3200  30sec

と、ここでまだ薄明までに少し時間があるので、再び秋に戻ってペルセウス座の二重星団

DATA 二重星団 h・Χ
   2018/08/18 27h48m  Vixen R200SS +PH (800mm F3.8) SONY α7s   ISO3200  30sec

晴れ間を突いて一気に撮影をし、気が付いたら空が白み始めていました。。。
久しぶりに星空撮影での徹夜ですが、心地よい疲労感です。

下の写真は、撮影に使った道具です。日本製・中国製・その他いろいろ国際色豊かです。鏡筒の周りある白いパイプは、乾燥空気供給用です。
長焦点での撮影を可能にしてくれるのは、自動ガイドシステムのM-GEN、 外観は小さな操作パッドとカメラにケーブルだけのシンプルな
ものですが、取説をさっと読むだけですぐに使えるほど操作が簡単、動作の状況は一目瞭然で理解出来、またその追尾補正能力は素晴らしい。
私の場合、これ無しに長焦点の撮影はあり得ません。十分すぎるほど性能を秘めています。
昔まだ銀塩写真の時代に、300mmの焦点距離をガイドするために懸命にガイドアイピースを見ながら手動修正していた時代が夢のようです。

 

 

 

 


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