4月11日に撮影した天体写真の整理が少し進んだので2つUPしました。 天体の画像処理は時間との兼ね合い。 いくらでも時間を掛けられるのであればそれなりの画像にはなるはずですが、そうもいかず妥協も大切です。 昔銀塩の頃は1枚のオリジナルが全てでしたが、昨今のディジタル技術では重ね合わせだのノイズ減算だの、果ては最大エントロピーだの ソフトウェアを駆使して「あぶり出し」をするのがトレンドですが、 例え不完全でノイズが乗っていようとも、手間の掛からない1枚勝負もまた味があってよいのではないかと思っています。 下の2枚はいずれも1枚の原画に簡単な処理をしたものです。 処理時間もかからず画像もすっきりしているように思います。
まず、全天一美しいと言われるヘルクレス座の球状星団M13です。 初夏が旬ですが、いまでも勿論綺麗です。
DATA 2021/04/11 25h20m Vixen R200SS + Extender PH (1120mmF5.6) SONY α7s(HKIR) 30sec ISO 6400 iOptron45 M-GEN
続いて、いて座の三裂星雲M20。 低空の薄雲の中にあったのを強引に撮りました。自動導入が無ければ視界に入れるのは無理、というくらいの低いコンディションでしたがそれなりにちゃんと?写りました。
DATA 2021/04/11 26h51m Vixen R200SS + Extender PH (1120mmF5.6) SONY α7s(HKIR) 30sec ISO5000 iOptron45 M-GEN