7月12日から15日、極東ロシアに出かけてきました。行先はウラジオストクとハバロフスクです。松本空港からのチャーター便ツアーでの短期間旅行です。
本当は個人旅行のスタイルが旅先で自由に行動できるのでよいのですが、ロシアへ行くのは初めてで、言葉の問題がありしかも煩わしい査証手続きが必要
であることから、今回は団体ツアーでの参加です。極東ロシアツアーは、多くの旅行会社が扱っており、価格にもかなり開きがあり、今回のプランはその
中でも割高でしたが、松本空港発着の利便性(前後泊が不要)に負けてしまいました。行けるうちに行っておきたいという気持ちにも押されました。
直前までなかなか手続きが進まず、査証付きの旅券を受け取ったのが、出発当日の空港でという状況で、現地でも小さなハプニングはありましたが、参加
者の方たちと4日間楽しく過ごすことができました。
両都市とも、国境があることを除けば、北海道や九州へ行くのと同じくらい、たいへんに近いです。時差も1時間のみ(日本が遅れ)で、飛行機の移動時間
が短いことから、疲労は少ないです。
出発から帰路までの写真を掲載しました。(NIKON IMAGE SPACE) 良かったらご覧ください。→ 2017/07 Russia /usagi-hoshi
ウスペンスキー教会(ハバロフスク)と中央広場(ウラジオストク)
言葉は、勿論ロシア語、英語は空港とホテル以外殆ど通じません。町中の看板なども殆どロシア語のみ。 でも日本語で対応してくれる店もあったりします。
またたとえ通じなくても、丁寧に話しをしてくれる人が結構いました。言葉もたいせつですが、それ以上に気持ちですね。 ただし、やはり個人旅行や長期
滞在の場合には、ロシア語が出来なければ、大きな支障となることは必至です。安易な気持ちでふらりと訪れて何とかなる場所ではありません。勿論とても
魅力的な両都市で、例えロシア語を学んででも、また行きたいですが。
食事は、ツアーのものだけでしたが、結構美味しいです。 ロシアということで、大陸性の気候を警戒し、万一のために薄い折り畳みのダウンジャケットも
持って行きましたが、全く不要、昼は殆ど半袖で過ごしました。気温は、ハバロフスクが少し高めで、滞在中最高が30度くらい、ウラジオストクはそれより
もやや低い感じですが、こちらは7月はモンスーンの影響をまともに受けるため霧の日が多いそうで、事実午前中は濃霧に覆われ、ルースキー島に通じる
橋の上からは、橋の柱以外なにも見えませんでした。(午後は霧が晴れてきた) 霧に覆われたウラジオストクのことを、「ミルクに包まれたよう」と言う
そうです。
買い物は、あらかじめ旅行会社を通じて両替してもらった分(約5000ルーブル)で事足り、カードなどを使うことはありませんでした。 長野でルーブル
から円への両替は出来ないので余っても困る、と思っていましたが、無駄遣いをせず丁度使い切り、僅かなコインだけが「記念品」として残りました。
治安について、ウラジオストクは不明ですが、ハバロフスクでは、現地ガイドさんから、「夜間は治安が良くないので出歩かないように」と言われました。そ
れを裏付けるかのように、ハバロフスク駅では、サブマシンガンを背中に携えた警備兵が巡回をしていましたし、ホテルの中も短銃を腰につけた警備員が見
回っていました。飛び道具をもっているから即危険、とまでは言えないかもしれませんが、平和ボケは通じないことを感じました。
ハバロフスクの2つの正教会で感じたあの厳粛な雰囲気、いつかまたもし機会があったならもう一度訪れてみたいです。
ロシア語は、出来れば挑戦したいですが、ちょっと(大分)難しいそうです。。 でも町中で、看板すら読めず何の建物かも判らないというのは
やはり残念です。 恐らく日本に来る外国の人たちも、同じように日本語を見ても理解不能で、困っているのだろうな、と感じました。