今年は駄目かな、と半ば諦めていた春の系外銀河、おとめ座銀河団には少々遅いですが、北斗七星の柄の近くで天頂高く昇るこの銀河はまだシーズン中で、晴れの日が3日ほど続いた中日の5月13日に撮影することが出来ました。 午前0時を過ぎると、南西の空にはいつの間にか夏の星座、さそり座が見えていました。1か月前まで雪の日もあったことなど夢のようです。
M51は、りょうけん座の渦巻銀河、通称子持ち銀河とも呼ばれており、太陽系からの距離は約2,500万光年です。 撮影に使用したカメラはマイクロフォーサーズフォーマットなので、焦点距離は35mmカメラ換算で760×2=1,520mm相当、ピントの追い込みがまだ甘いのと、長焦点と、大気の揺れもあってシャキッとしませんが、悪しからず。 またいずれ再挑戦です。
DATA 2020/5/13 22h40m - 24h25m Vixen R200SS + PH 760mm F3.8 OLYMPUS E-M10Ⅱ ISO 1250 ss126sec 37pic-comp Total 4,662sec Equator: iOptron45 Guiding: M-GEN Pross: SI8 , Photshop2020
撮影の様子です。先日まで咲いていたチューリップも終わり、あと半月でルピナスが咲き始めます。季節の移ろいはほんとうに早いです。
以前、赤道儀の赤経が子午線を超える際に、鏡筒が自動反転する動作をキャンセルするのを忘れて、撮影の真っ最中に突然鏡筒が旋回を始めてえらい目に遭いましたが、今回は子午線から15度まではそのまま追尾、その後は停止という設定にしておいたので大丈夫でした。ただ鏡筒が東側にあるときは、この設定で問題無いですが、西側のときは、鏡筒底部が三脚に衝突する可能性があるのでその都度の確認は必須ですね。