啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「戸隠山」と鎖場

2011-09-17 10:49:50 | 低山歩き

今年登りたいと思っていた「戸隠山」(1911メートル)に16日に登ってきた。難所とされる“蟻の戸渡り”は四つん這いになってかろうじてクリア。“剣の刃渡り”“胸突き岩”など鎖場の連続は忘れられない山となった。

戸隠神社奥社の参道入り口の駐車場に着いたのが8時30分。〃45分にはスタート。厳しい山行が予想されたので奥社に参拝し安全を祈願。奥社脇の登山口からいきなり急登となる。樹林帯の中を1人だけ静かな歩きだが、風が無く直ぐに汗が噴出してくる。調子よく百軒長屋、小さな石仏が祭られている西窟など経て最初の鎖場までは順調。

鎖場に入っても、天気が良く岩が乾いて滑らないだけに順調で、胸突き岩を登りきると最大の難所となる「蟻ノ戸渡り」。4人が休憩していた。見ると両岸が切り立った絶壁に、広いところでも幅が1メートルない“ナイフブリッジ”状の尾根が3,40メートル続いていた。先行する男性がリードし、女性が四つん這いで渡っている。

1人だけで、天気が悪かったらここで引き返したかもしれない。70代の男性3人がスタートしたので、参考にしながら後を追う。恐い!!!。途中から少し余裕が出て立って歩ける部分もあったが、馬乗り状態でゆっくりと進むなど肝が冷えた。
鎖場が連続する


高さや距離の長さ、自分でコースを選択しなければならないなど、今まで経験した鎖場と全く違っていた。“剣の刃渡り”で胆を冷やすと最初のピーク「八方睨」(1900メートル)。戸隠西岳が連なり、北側には高妻山、東側に飯綱山など360度の展望。遠くに白馬岳が見え大雪渓が遠望できた。

6人ほど集まり恐怖の経験?を語り合い、健闘を互いに讃え合う。小休止してスタート。間もなく「戸隠山」(1911メートル)のピークがあったが目立たない場所だった。
九頭龍山(1883メートル)一不動避難小屋を経て戸隠牧場に下りる。計4時間弱の長い下り。鎖が水に濡れて滑る鎖場も大変だった。更に、駐車場まで「ささやきの小道」を40分ほど。疲れたがスリリングで楽しい山行だった。

コメント
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