啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「再び 至仏山」

2016-07-20 15:51:36 | 登山
 小至仏山付近から尾瀬ケ原、燧ケ岳をのぞむ
 ♪ 夏がくれば おもいだす はるかな尾瀬  遠い空・・・の歌で有名な、あの尾瀬。その尾瀬の西方に位置する至仏山(標高 2228m)。夫と登ったのは、まだ5年位前と記憶している。あれから、二度と登ることはないだろうと、あきらめていたが、思いがけず、仲間と共に登るチャンスがやってきた。鳩待峠の登山口を8時30分出発。本格的な登山は久方ぶりで、、歩きなれない為か、少し歩くと息が切れる。オヤマ沢田代を超えるころからワクワク。なんてったって、魅力的な高山植物を、また、みられるのだから。オゼソウ、タカネナデシコ、タカネバラ、ハクサンチドリ、ハクサンフウロ、キンコウカ、ゴゼンタチバナ・・。
同行した女性たちは、学習意欲旺盛。実際の花をみながら、その覚えたての名前を、何度も何度も繰り返し、あきらめず確認する、その真面目さと一生懸命さに胸をうたれた。お花畑と呼ばれる場所から、広大な湿原である尾瀬ケ原と燧ガ岳をカメラにおさめた。登山前日は雨模様、しかし、海の日は、抜けるような青空。素晴らしい天気に恵まれた。一日中、晴れた尾瀬は初めてだった。ナイス!!


ついに 登頂 
 お花畑を通り抜けたあたりから、蛇紋岩に悩まされる。とにかく、すべるすべる。岩場の連続。コンパスが短いのを恨めしく思った。ようやくたどり着いた小至仏山の頂きは、大勢の人で休む場所もなし。歩けど、歩けど頂きは、先の先。“こんなにも、遠かったっけ”。当方、写真を撮る元気もないが、小さな花々が、岩場にしがみついて咲いている姿を見ると、いじらしく、愛おしく思えるのだった。写真は登頂記念。皆さんの許可を得て、アップさせていただいた。ようやく、鳩待峠にたどり着いたのは、16時頃だった。次回からは、尾瀬の花をアップします。
コメント (2)
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