啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「タカネナデシコ」と「タカネバラ」

2016-07-23 15:35:15 | 高山植物
 「タカネナデシコ」  ナデシコ科
 彼の歌は、平和を願う数々の言葉に満ちていた。“今日は、皆さんが聴きたいと思う曲より、僕が歌いたいと思う曲を歌います”という言葉のとおり、当方が知っていたのは、案山子くらい。約、2000人が入る会場は満席で、およそ3時間、興奮と笑いの渦。会場を、どっと巻き込む手腕は、さすがプロ。以前、著書「眉山」を読んで、感動した記憶があるが、豊富な想像力と語彙力はさすが。美しい歌声、ギターやバイオリンの調べ、巧みな話術・・まるで、魔法にかかった心境。初めて、さだまさし氏のコンサートだったけれど、彼の持つ上質な価値観に、少し触れた思いだった。
 さて、これから数回、高山植物にお付き合いください。
 小さな石が、瓦礫のように崩れている岩場から、ピンク色の花を咲かせるタカネナデシコ(高嶺撫子)。実際は、個体よりもっとピンク色。花は、カワラナデシコよりもっと切れ込みが深い。強風が吹けば、花がちぎれて、バラバラになってしまいそうで頼りないが、草丈、20cm位の美しい花だ。

「 タカネバラ 」  バラ科
 ガレ場は歩幅も狭く、長時間の歩行は、身にこたえる。写真を撮る元気もなく、カメラをザックにおさめてしまったが、やはり珍しい花に出会うと・・。当方、ザックを背負ったまま、仲間にカメラを取り出してもらい、ようやく撮影。(高嶺薔薇)。当家にある、ハマナスに似ていると思った。ほのかな香があり、50cm位の高さ。岩場の中で、ひときわ目立つ美しさ。
 タカネナデシコにしても、タカネバラにしても、高嶺の花!
コメント
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