「クロッカス」 アヤメ科
あれから10年。某新聞で「うつりゆく記憶、東日本大震災10年」という記事が連載されている。石巻市、陸前高田市、浪江町、気仙沼市などに住んでいる方々の「いま」が、当時の記憶とともに語られている。家族のこと、原発事故等々により、避難生活を強いられている人、つらい悲しみ、さまざまな人々の心のさけびを聞いているようで、その一言ひとことが、自身の胸に突きさって離れない。癒えない悲しみ、変わってしまった街並み、積み重なりうつりゆく記憶、愛する人や大切な思いをいま少しでも分かち合いたい、と記事は結んでいた。さらに「いま伝えたい千人の声」も同時掲載。その言葉には、やりきれない切ない気持ちが、ひしひしと語られている。悲しみを乗り越えるのではなく、悲しみとともに生き、自分の心に折り合いをつけている・・そんなふうに感じた。また同時に、一歩また一歩と前向きな、希望ある心意気も感じた。
草丈はほんの10cm程度のクロッカス。球根なので、路地に植えっぱなしの手間いらず。ほおっておいても、この時季には、約束したかのように花を咲かせてくれる。紫色のほかに、黄色もあり、可憐な春の花。
あれから10年。某新聞で「うつりゆく記憶、東日本大震災10年」という記事が連載されている。石巻市、陸前高田市、浪江町、気仙沼市などに住んでいる方々の「いま」が、当時の記憶とともに語られている。家族のこと、原発事故等々により、避難生活を強いられている人、つらい悲しみ、さまざまな人々の心のさけびを聞いているようで、その一言ひとことが、自身の胸に突きさって離れない。癒えない悲しみ、変わってしまった街並み、積み重なりうつりゆく記憶、愛する人や大切な思いをいま少しでも分かち合いたい、と記事は結んでいた。さらに「いま伝えたい千人の声」も同時掲載。その言葉には、やりきれない切ない気持ちが、ひしひしと語られている。悲しみを乗り越えるのではなく、悲しみとともに生き、自分の心に折り合いをつけている・・そんなふうに感じた。また同時に、一歩また一歩と前向きな、希望ある心意気も感じた。
草丈はほんの10cm程度のクロッカス。球根なので、路地に植えっぱなしの手間いらず。ほおっておいても、この時季には、約束したかのように花を咲かせてくれる。紫色のほかに、黄色もあり、可憐な春の花。