啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「生命の動き」

2021-03-22 17:03:12 | 庭の花木
「ムスカリ」
 どのような花をアップしようか・・冬の庭は草花が少なく、正直のところ悩みの種だったが、一雨ごと、日ごとに植物は芽吹き、木も草も新しい命を得、正に「待ちわびた春」がやってきた。
 日常見ていない植物は名を忘れてしまうので、大切な花には名札を付けているが、それも大風で吹き飛んだり、名札にかいてあるマジックが消えたりしている。確かこの辺りにあったような・・今頃は芽が出ていなくてはならない植物も、どうしたことか姿を見せてくれない。土が合わなかったのかと悔やむが、人間と同じで相性というのがあるのだろうかと、がっかりする。一方で、若い葉っぱがちょこちょこと土から顔を出している様子に、目がキュンとなる。今年も咲いてくれるであろうと期待に胸を膨らませ、ワクワクしている。変化の激しい時だからこそ、こんな他愛ない日常をのんびり過ごしたい。
 植えた覚えのないあちこちに、鮮やかな青紫色の花をつけているムスカリ。春咲きの球根花。草丈10cmほどで、他の植物との取り合わせがいい。図鑑によると、野生種には特有の香りを持つ種類があり、それが名になったとのことだ。ムスカリはムスク、麝香に由来するという。当家の園芸品種にはその香りはない。
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