啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「学び」

2021-03-28 16:50:43 | 山野草
「キクザキイチゲ」 キンポウゲ科
 書棚を整理していたら、懐かしい資料。教育研究集会「なんで勉強なんかするの?」。子供の疑問に答えるかたちで、小学校~高校教師、弁護士、教育ジャーナリストおよそ10名の方々が、「なぜ・・・」と問う子供たちに、率直に語っている資料だ。書棚整理の手もつい止まり、おもわず読み入ってしまった。この大問題に誰もが「これが正答」などどいえるものはないと思うが、子供たちは、大人たちがこうした問いに誠実に向き合ってくれ、共に考えて欲しいと願っていたのかもしれない。こうした書物は、年齢を重ね、処分してしまったと思っていたが、心に残っていた一冊ということか。
 イチゲ(一花、一華)とは、1本の茎に花を一つだけつける。雪解けとともに開花、高温に弱く、初夏には地上部は枯れ、一年のほとんどは地下。キクザキイチゲによく似た植物に、アズマイチゲがある。花だけでは区別が難しいが、葉っぱをみれば見分けられる。アップのキクザキイチゲは、菊に似た葉をしている。共に、清楚な印象。
コメント
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