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大津波

2007年05月23日 | 夢の記録
私は仲間たちと山に登っていた。
ハイキングのような気軽な雰囲気のままで、随分と高いところまで登ってしまう。赤茶色の山肌が、きっぱりときりたった断崖絶壁を、ひょいひょいと渡り歩いて、とうとう山頂へと辿り着いた。

その山の頂は、普通山頂というものを想像するよりもずっとひらけていて、大きな階段状にきちんと整えられている。たいへんに見晴しがよいので、人びとはずらりと並んで下界を見下ろしている。どこから登ってきたのだろうかというほどに、山頂は突然に賑わった。

私は、人びとの頭の上、最上段から海を眺めていた。

すると、遠く平野を隔てたところに輝いていた海面がむくむくと暗く盛り上がってきた。粘性があるかのように、海水は伸び上がって枝状に広がり、黒い透明なゴム手袋のようも見える。それが、どんどんと大きくなっては、こちらへと迫ってくるのだった。それにつれて、空も薄暗くなってくる。

この山頂まで波が達することはないだろうが、これでは平地は大惨事になる、と周囲はざわざわし始めた。そうこうするうちに低い土地をすっかり飲み込んで、海はどんどん拡張し、そびえ立つ黒い大波は、いまや山頂に届きそうなまでにせり出している。

あ、と思う間もなく、波が打ちつけた。手前にいた人がいくらかは波にさらわれただろうか。私は辛うじて難を逃れた。


ふと、私は自分がカメラマンであることを思い出す。首からさげた大きなレンズのついたカメラを構えるが、波は来る時と同じようにあっさりと後退してしまっている。せっかくのシャッターチャンスを逃して、私はがっかりした。新聞社に売りつけるつもりだったのだが。

すると、左に少し下った段にいる人が、「あちらから、また来るぞ!」と言う。私は駆け降りて、今度こそとカメラをそちらへ向ける。


空は少しばかり明るさを取り戻していたが、海からは、新しい黒い手袋がふたたびこちらへ伸びてこようとしていた。





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とりとめもない夢を見ます。よく眠れていません。
このあいだ見た《竜巻きの夢》は、あまりに怖くて思い出す気にもなりませんが(人が熟れ過ぎたトマトのようにぺちゃっとなるのです。こ、怖い!)、この《大津波の夢》は、ちょっと面白かったです。私はときどき、山頂の夢を見るようです。それで、たいていは、パニックになります。が、《山頂》というのは私には特別な意味をもつものなので、今回の夢にも何かちょっとした暗示があるのかもしれません。

ちなみに、今回の夢の中の私は、カメラマンのおじさんだったような気がします。
欲をかいて低いところへ移動した私は、このあと波に飲まれてしまったのかどうだったのかは、覚えていません。ここで起きてしまったような気もします。


よく眠れないので、最近は何をしていても眠いです。


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