“人間の運命はすべてルールにしたがって行なわれるチェスではなく、あの富クジを思いおこさせるようなことがしばしばある ”
-エレンブルグ『わが回想』より-
人生はままならない。不公平なことだってどうも多いみたいだし、怖れたり悲しんだり憤ったりすることばかりのようにも思えて、人生はままならず、また短すぎる。短いのである。であるからして私はできるなら日々を言ってもしかたのない愚痴や不平不満を言うだけに費やしたくないのである。時々わずかに見つかる美しいものだけを選り出して軽やかに生きていきたいのである。
でも、これだけは言わせてほしい…
そら豆よ、
そいつはあんまりだ……!(´;ω;`)
…はあはあ……!
実は昨日、そら豆を買ってきたのです。私は普段はあまりそら豆というものを食べないのですが、ちょっと珍しいものを食べたいような心持ちでしたので、ちょうど目に入った袋入りのそら豆を買ってきたというわけです。
恥ずかしながら、私はそら豆を鞘から取り出すのは昨日が初めてのことでした。これまでは既にむいてあるものしか見たことがなかったし、買ったこともなかった。なので知らなかったんです。まさか、そら豆が、こんな風に鞘におさまっているだなんて……
衝撃の写真をご覧あれ!
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1個しか入ってないッ……!Σ(^o^;)
知らんかった、てっきり枝豆みたいに3つくらい入ってるのかと……ガクガク、まあ、まま待て。落ち着け。鞘は袋一杯に、まだまだたくさん20個くらいはあるぞ! 全部むいてみるんだ!
そしてさらなる衝撃の写真はこちら!
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……!? Σ(^o^;)
これで全部でございました。………。………………。
うぅっ…!(´;ω;`)
私の悲しみがお分かりいただけたでしょうか。まさかそら豆にこんなトラップが仕掛けられていたなんて、世の中というのはまだまだ私には分からないことだらけだったんでございますね…シクシク! おまけに鞘の中身が空っぽだったものもあって、それをむいたときの私の受けた衝撃ときたら、もう……夕飯は豆々パラダイスになると思っていたのに……とんだ豆々詐欺ですよ! シクシクシクシク!
ちなみに、その、ほんのわずかなそら豆(←恨み深い私は嫌味を忘れない)は、上のようにフライパンでじわじわと焼いて、クレイジーソルト、オリーブオイル、パルメザンチーズをかけていただきました。小洒落た一品でありました。おいしかったです……
というわけで、ゆうべはそら豆詐欺にひっかかって転げ回った! というお話でした。あー、あー! 勉強になったなあー!!
あ、そう言えば、よく「そら豆のベッド」なんていう表現を見たことがあったのですが、実際にそら豆を割ってみると、中は白くふかふかした綿状になっており、そこにぴっちりと豆が収まっているのでした。なるほどなー、たしかにベッドですな。これは本当に勉強になりました。
何事もやってみるものですね(^_^;)フフ…