移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ
2020年6月のドライブ旅行記
閉まっていると判っていても
来ずにはいられなかったのが
前回来た
タイルアビーチクラブ
オフシーズンの冬は週休3日
滞在中は閉まっていました。
またいつか出直しましょう
(※写真は前回)
すぐ近くのタイルアオーシャ
ンビーチ公園に立ち寄ると、
サーフライフセービングクラブ
これがあるということは、こ
こがタイルアのメインビーチ
まさに、そのようでした
波や時間帯にもよるのでしょ
うが、平日にこんなにたくさ
んのサーファーが一堂に会し
ているのを初めて見ました。
さらに板持って走って来る
冬でも止まらないお楽しみ🏄
山頂が2つに見えるパク山
タイルアビーチクラブがダメ
ならと、下調べをしてやって
来たのは、タイルア中心部の
フロック・キッチン&バー
早目の時間だったので空いて
いるように見えたのですが、
雨の中でも地元の人がこうい
うクルマで乗り付けて来て、
あっという間に満席近くなり
まるで週末のような賑わいに
ここはメニューが超ユニーク
タイ、ベトナム、中華、和食
を寄せ集めたようなアジア系
フュージョン料理で、寿司も
あればワンタンもカレーも
一番ウケたのはふりかけ枝豆
英語の名前もそのままフリカ
ケエダマメで、赤キャベツと
ゴマ油で和えてあるらしい
でもそこまで冒険せずに(笑)
シェフが得意そうなものに
NZの冬の定番マッスル貝
看板メニュー、フィッシュトリオ
1皿で3種類が楽しめる
南太平洋料理イカマタ
生魚と刻み野菜のライムとコ
コナツクリーム和え。イカ🦑
とは全然関係ありません(笑)
こっちが洋風で
こっちはアジア風なんだそう。
紅ショウガ付きときた
何よりも驚いたのが、この1皿
が3,500円ぐらいだったこと
エビのタコスも意外な展開
なんだかノリノリの店で地元
民に混じりモリモリの夕食
みんなはガン飲みですが我々
の〆はやっぱりコーヒーで。
この店はその後もう一度再訪
しましたが、まさに今月閉店
4年間お疲れさまでした
2020年6月のコロナ規制解除
後初のドライブ旅行記です。
ファンガマタからパウアヌイ
に戻った足で向かったパク山
2011年に登ったきりで早9年
こんな登山道ができている
往復45分の超簡単コースです
がここは行く価値ありです
(👆と言う割には行ってない?)
少し登っただけで、この絶景
パウアヌイビーチ
正面は
ホテルが名を冠すプカ山
そしてパウアヌイの別荘地
河を挟んだ向こう岸タイルア
ここからの景色はNZ北島で
一番美しく感じ、好きです。
2011年に初めて知ったコロマ
ンデルでの、私の中の原風景
2011年4月のパク山からの1枚
以来コロマンデル=パウアヌ
イとなり今回で5回目です。
タイルアの略史の掲示を発見
ここもかつて高級木材カウリ
の伐採で栄えていたとは
周辺の山から切り出されたカ
ウリは山肌を転がして水と木
材を溜める「ダム」に集めら
れ、大雨後に洪水が発生する
タイミングを見計らってダム
を決壊させ、水とカウリを一
気にタイルア湾まで流すとい
う方法で海まで運んでいたそ
うです。この方法はノースラ
ンドでも行われていました。
1864年開業のカウリ製材所
一部はここで製材され大半は
オークランドまで曳航して、
加工されたり輸出されたり。
何千年もかけてできた森を伐
採し尽くした後、2度と元の
姿に戻ることはなく、カウリ
が埋めた河にはプレジャーボ
ートが静かに停泊するばかり
頂上直前の切り立った部分
9年前は鎖があるだけで、そ
れを手繰って登りましたが手
すりができ、岩が階段風にな
り非常に整備されています。
長らくここに来なかったのは
足場の悪さを覚えていたから
で、雨の後は滑りやすそうと
思っていた上、冬場は毎日の
ように雨が降るので機会を逸
していました。これだけ整備
してあればいつでも来れる
頂上到着
目の前に広がる碧い海と島々
前日の
桟橋がマッチ棒のよう。
河と海に挟まれるパウアヌイ
駐車場にうちの車がぽつん
パク山はかつてもっと高かっ
たのが、噴火で山頂部分を失
ったと考えられているそう。
だから山頂が2つあるような
現在の形になったのか~
イメージ図
今では山の中腹まで家が
またいつか来ましょう
西日を浴びて輝くパク山
2020年6月のコロナ規制解除
後の初旅行でコロマンデル。
ブランチの後はポカポカ陽気
に誘われて、9年ぶりにサーフ
ァーの町を歩いてみました
まさにこんなイメージの場所
塀を覆い尽くすように咲いて
いたのは、調べたらカエンカ
ズラ(orange trumpet vine)
火炎蔓と書くように燃えるよ
うに鮮やかなオレンジです。
花の少ない季節には貴重な色
マオリアーティストの壁画
19歳から埠頭の飛び込み開始
ともかくここは海、サーフィン
海に向かって歩いていくと、
ん
びっしり並ぶキャンパーバン
というか、固定した宿泊施設
テント村ならぬ
モーターホーム村
多くのキウイの夏の思い出を
作った場所
なのでしょう。
ビーチから目と鼻の先の立地
エンドレスサマーを楽しむ場
しかし、ここは1年後の2
021
年に売却されたよう。ファン
ガマタ最後のモーターキャン
プ場⛺だったんだそうです。
この町の平均住宅価格は100
万ドル(約8,400万円)を超え
建築と値上がりを牽引してい
るのが海辺に建つ新築の別荘
建設中の別荘があちこちにあ
り、売却されたモーターキャ
ンプ場も再開発されるよう。
コロマンデルらしい絵になる
ビーチ
沖合の島がさらに表情を生み
そこにサーファーたちが、
花を添えています。
ここでひょっこり出会った
NZ固有種で絶滅危惧種の
ニュージーランドチドリ
カップルなのか。この個体
はまだグレーの普通の色で
こっちは婚姻色のオレンジ
5月から色が変わるそう
コロマンデルには450羽がい
るそうで
前回は会えずじまい
立派な次世代を残してね
海はみんなのものだね
モーターキャンプ場がなくな
り、この町の夏の賑わいの質
が変っていくのか。別荘がな
い限り家族連れで長居する町
ではなくなっていくのかな❓
昔ながらの典型的なバッチと
呼ばれる別荘に思わず笑顔。
薬局の波の看板も9年前に息
子たちと見ておりこれも笑顔
ピンクの映画館ファンガマタ
シネマには007「ノー・タイ
ム・トゥ・ダイ」のポスター
実際の公開はこの1年半後
映画館はコロナで閉館し、20
21年末から2020年4月までコ
ロナでイギリスから戻って来
た若いカップルが
アルチザン
ブレッドの期間限定ショップ
をやっていて、今はなく残念
2020年6月のコロナ規制解除
後初のドライブ旅行記です。
2日目は晴天でドライブ日和
パウアヌイから30分ほど南下
してやって来たファンガマタ
2011年の夏休みに家族4人で
フラりと来て、夕食難民にな
りかけたほど小さな場所に観
光客が溢れ返っていました。
オフシーズンの平日ともなる
と、本来の静かな佇まいに。
訪ねたのは
シックスフォーテ
ィーシックスというカフェ
店内にはプラントがたくさん
あり、これは客同士が自然に
ソーシャルディスタンスを取
れるよう配慮したものでは?
当時のNZではよく見ました。
充実したキャビネットフード
迷いそうな中この2点に決定
メニューが丁寧に手書きされ
たロールペーパーがいいイン
テリアに
ロールの大きさに
オーナーのヤル気を感じる💪
一見さんの観光客相手ならと
もあれ、地元で愛される店と
なると、新しいメニューの投
入は店と客との大事なコミュ
ニケーションだと感じます。
(※オーガニックコーヒー)
新メニューを打ち出す店の想
いと勇気を客はまず称えるは
ず。気に入る人が多ければ新
たな定番になるかもしれない
し、そうはならなくても季節
感
や変化をもたらそうとす
る努力は客に愛されるはず。
かと言って、なんでもかんで
も目新しいものを連打すれば
いい訳ではなく、そこがコミ
ュニケーションたるところ
ゆえに言葉を介さない対話が
生まれ、キウイのことだから
好きならば褒めちぎるはず。
なのでロールの大きさにこの
店がいかに地元で愛されてい
るか、客との対話を大切にし
ているか、を感じたのです。
(※胸に血と汗と涙ではなく、
血と汗とビールとある
店のオリジナルフーディ―)
自家製スモークチキンのパニ
ーニではなくトラメジーノ
タラキヒとタラゴンのフィッ
シュパイ。昼からこの凝り用
オークランドではなかなかお
目にかかれない地方の楽しみ
オークランドは店の家賃が高
すぎて利幅の厚いものにメニ
ューが偏るため、どこも似た
り寄ったりになってしまう。
(※夫はすかさずチーズケーキ)
これもまた旅行に出る愉しみ
10年前には考えられなかった
変化ではないかと思います。
寒いから外席に誰もいなくて
おこぼれがないねと思ったら
そうでもないか。天気が良け
れば外も人気のようでした。
オフの冬でも週6日営業とは
心強いし、ありがたいし
ぜひまた再訪したい店です
2020年6月の国内旅行の記録
周囲の散策を終えホテルに戻
りました。緑の中に隠れるよ
うに建つエコロッジの草分け
プカパークリゾート
ここを個人で開発したドイツ
人の若夫婦レイナーとアンジ
ーへのオマージュが捧げらる
創業者バー、ファウンダーズ
2人の姓を冠すヘーン・ラウンジ
彼らの
夢からできたホテル
夕闇が迫る頃、儀式のように
静かに始まる松明の点燈
レイナーとアンジーの発案な
らば、素晴らしいレガシー
松明が灯ると闇に包まれます。
そうなると自然に足が向く、
ホテルの
レストラン、ミハ
旅行中なので、できるなら
外へ食事に行きたいものの
オフシーズンに周辺で営業し
ている店はごく限られていて
特にコロナ規制の解除直後と
なれば開いているだけで感謝
ローズマリーのデコときた
私は「今日のお魚」
バレンタインデー級のピンク
夫はスペアリブ
もれなくローズマリー付き
サイドのサラダ
外の寒さとは裏腹に暖炉で暖
かい店内で、しみじみ旅行再
開の喜びを語り合いました。
まだデルタのデの字もない頃
最悪期は脱したと思っていた
今思えば希望に満ちていた頃
その後、オークランドは4回の
ロックダウンを経験しました。
そのアップダウン
の中で
今できることは今のうちに
今行ける場所は今のうちに
という思いが強まりました。
2020年6月のコロナ規制解除
後初の国内旅行の記録です。
桟橋に来ました。コロナで止
まっていたのかずっと工事中
やっと人影がありました
仕事終わりの夕まずめ狙い
水上バイクの2人組も
クルマで引っ張って帰宅かな
釣り人からなにかもらえるの
かカモメが粘っていました
釣りガールたちもやって来た
ここでウェリントンから来た
という女性に逢い、初対面な
のにコロナ規制の全面解除で
お互いホッとしたのか、人恋
しさなのか(笑)しばし立ち話
女性とご主人はかなり前にこ
こに別荘を衝動買いしていて
「ラッキーだったわ。今じゃ
高くてもう買えないわよ~」
と笑っていて、お互いパウア
ヌイやタイルアの美しさ、素
晴らしさを語り合いました。
見飽きることのない景色
(※タイルア)
何度訪れても安らぐ場所
(※パク山)
特にコロナでのステイホーム
や行動規制後の格別な解放感
「まずはここに来たかった🌈」
という気持ちは同じでした。
お互い何回も、いつまでも、
ここを愉しみに来ましょう。
お元気で
島影の多いパウアヌイビーチ
風が強く、かなりの高波
波しぶきが高い、高い
サーファーたちが走って来る
沖合の波待ちカラス軍団
乗った🏄
こちらも仕事終わりなのかな
虹の下でサーフィンなんて最高
2020年6月のコロナ規制解除
後の初ドライブ旅行記です
コロマンデル半島を横断する
山越え後にやってきたのは、
半島東に位置するパウアヌイ
そこにある唯一のホテル、
グランドメルキュール
プカパークリゾート
と、つい最近書いていました
が(笑)、あれは
2019年10月
あれから8ヵ月が経過して、
5回目のプカパークでした。
この頻度だとつい「ただいま」
勝手知ったるこの安心感
初めての高揚感とは違う寛ぎ
ホテルの客室にウェルカムカ
ードが用意されていることは
あっても(特に出張先とか
)
ウェルカムバックカードは初
コロナのロックダウンによる
厳しい期間を乗り越え、再訪
に感謝しますといった内容。
そう、あの時のNZは海外渡航
以外のコロナ規制の解除で多
くが心から安堵していた時期
コロナの封じ込めは不可能と
頭の隅ではわかっていても、
その可能性を信じたかった頃
この時はコロナ前と同じベッ
ドメイクで、クッションがふ
んだんにありました。封じ込
めへの自信と過信は、ホテル
にも宿泊客にもありました。
その後コロナが長期化する中
で毎回カバーを取り換えられ
ないクッションは消えます。
そぼ降る雨の中、周りを散策
無人の別荘に見事な柿の木
たわわな実で重そうです。
鳥以外食べる者もいなそう。
遠目に広がるタイルアの町
引き潮の時間は砂浜が広がり
遠くまで歩いて行けそうです。
山肌に広がる別荘地
オフシーズンで静かなもの
人影はなくいるのは水鳥ばかり
コロナフリーの空気を胸いっ
ぱい吸い込み自由と安全の息
吹を身体に吹き込みました。
2020年2月5日に
日本から戻り
ダイヤモンドプリンセス号の
件はNZでも報じられていたの
で、人に会うのは気をつけて
いました。しかし、当時のキ
ウイのほとんどはコロナのな
んたるかを知らず、政府も中
国帰りの人にのみ神経を尖ら
せ検査していた時期でした。
それがあれよあれよという間
に状況が悪化し、2月28日に
は国内初の感染者が確認され
3月5日には友人の結婚式のた
めにイギリスから戻り、名古
屋からわずか1ヵ月で再会した
次男が、NZに残ることを決め
現地のガールフレンドを呼び
寄せ、直後の3月17日からNZ
は
事実上の鎖国となる強力な
ロックダウンに突入しました。
(※通勤通学のクルマで満杯だ
った駅の駐車場もガラガラに
みんな家でステイホーム
)
ロックダウンはレベル4と呼
ばれ、感染の収束とともに警
戒レベルは徐々に引き下げら
れ、6月9日以降は国内の活動
はすべて自由になりました。
1(ワン)ダフルと歓迎された
待ちに待ったレべル1
(※その後何度も再引き上げが
あって現在に至りますが
)
レベル2に下がったときに、
さっそく予約を入れておいた
コロマンデルのパウアヌイ。
出発の日は偶然にもレベル1
の初日と重なり、自由を満喫
虹🌈も出て幸先良さそう(笑)
人も少ないし、ドライブだし
と4ヵ月ぶりの旅行へGO
ロックダウンの緊張がほぐれ
る、長閑で緑多いこんな光景
感染の中心がずっとオークラ
ンドだったのでさすがに一息
「でも地方の人にはオークラ
ンダーがどう映るんだろう」
という一抹の不安もありまし
たが、まずはテムズで休憩
前回も利用した
バイト
ろくに写真も撮れなかったほ
ど混み合っていた店内は閑散
テムズ病院の正面という立地
ですが、通院していた地元の
主な高齢者もコロナでステイ
ホームか訪問診療になったか
お店の人と話し、とにかくレ
ベル1になって良かった、と。
それは誰にとっても同じこと
小さな木にレモンがたわわ🍋
雨に濡れて一段と鮮やかな実
さて、ここからはコロマンデ
ル半島横断の山越え
です。
2019年10月のコロマンデル
3日目の最終日。
プカパーク
リゾートをチェックアウト
8年前の2011年はえんじ色
改装後は白になり緑が映える
という点ではやはり白かな。
山越えの前にココでコーヒー
タイルアの
トゥータイズ
ベーカリーなのでひっきりな
しに人が入ってくる忙しい店
行き同様、立ち寄った
テムズ
まさかの本屋
よく見るとアールデコな建物
がけっこうあるんですね
1923年創業の洋品店
目星をつけておいたカフェ
バイト
biteなので齧る方。タイトル
を日本語読みするとテムズの
アルバイトと読めなくもない
オリジナルのキャビネットフ
ードが充実していて迷う~💦
でも、そんなに食べられない
お年頃でもありさらに迷う💦
結果、冬の定番で「今日のス
ープ」だった洋ネギとポテト
のスープ。芯から温まる
夫はいつもの挟みモノ系。
プルドポークだったかな?
コーヒーは大き目、薄目で
高齢者に人気のパターン
というのも、ここはテムズ病
院の正面で、高齢者と付き添
いらしい中年の娘という組み
合わせのテーブルが多く、け
っこうな混み具合でした。
誰もが落ち着く懐かしい感じ
暖かくなったら外もいいかも
ここはまた再訪しそうです。
ワイホウ川にかかるコプ橋
かつては船の航行のたびに橋
が旋回するNZに現存する最古
の旋回道路橋でしたが、2011
年に今の普通の道路橋が完成
(※道路旋回橋。
ウィキより)
古い橋は隣に残っています。
(※この橋の話は
コチラでも)
いつか橋を逆に渡ってコロマ
ンデルに戻ってきましょう。
2019年10月のコロマンデル
2日目の夜はググっておいた
タイルアの初めての場所へ
店の前に立ったとたん強烈に
アタリの予感
店でも不動産でも、この第一
印象は私にとり非常に重要
タイルアビーチクラブ
センスの良さが際立っていて
このセンスが料理につながる
という期待が一気に急上昇
資金力のある都会の一等地に
ある店だと、センスを外部か
らカネで調達
できるせいか
箱物は立派で食事はガッカリ
というミスマッチはあるある
それでも自分はイケてる店で
イケてる食事をしている
と信じられればいいのですが
その手のブームは続かない
早かったので外でハッピーアワー
店の敷地はすみずみまで自分
の庭のように自然素材で整備
されていて、夏の繁忙期対応
らしく驚くほどの席数です。
でも庭の一部になっているせ
いか、空いていても寂しさが
なく、適度にスタンバイ状態
クッションが全部ペリエジュエ
夏には別荘地の人たちが押し寄
せシャンペンがパンパン開く
一貫したゆるぎない個性と
こんな辺鄙な場所ゆえの手作り
オイスターも氷を惜しまず
素の味を愉しみました。
目の前は穏やかなタイルア川
夕陽を受け鈍色に輝くひと時
店内はさらに洗練されたレト
ロシックで、これだけのもの
をセンスよくまとめる手腕に
唸り、居心地の良さを実感
¥
レス・イズ・モアを蹴散らす
モア・イズ・モアの実現
店内全体が見渡せる角に着席
私たちが一番乗りでした
メニューには材料のサプライ
ヤーの名前がスラりと並んで
「素材あっての料理」を謙虚
に敬意をもって静かに主張。
余裕しゃくしゃくのオリジナ
ルメニューで、2人だと量が
限られるので、迷う迷う💦
エビもプリっプリの火加減
カニコロッケだったのでは?
「今日のお魚」
確かまさかのパンナコッタ
間違えたのかと思うトッピング
コーヒーまであるのでホテル
で飲み直さなくてもOKです。
(👆これができない店多し)
アタリの鐘が鳴り響き
この時以来、熱烈再訪中です。
コロマンデルに来る理由が、
確実にひとつ増えました
2019年10月のコロマンデル
カセドラルコーブからハヘイ
に戻る途中で見かけた一帯の
略史を示した色褪せた掲示板
その中にあった古い写真には
「岬からテパレ・パを望む」
まさにこの眺めでした
昔も今も変わらない美しさ
そしてもう1枚の写真の解説が
「テパレ・パからカセドラル
コーブ方面を望む」とあり、
テパレ・パってどこだろう
と思っていたら、すぐに発見
写真の場所は黄緑の突端部分
パ通りというのもあります。
NZでパ(PA)とは、マオリのか
つての集落のことで、先住民
族が自由に選んだ最高の立地
パという地名を見つけたら、
「国内どこでもとりあえず行
っとけ」と言ってもいいほど
景色のいい場所のはずです。
テパレ岬史跡公園
テパレ・パとヘレヘレタウラ
パと、2つのパがあるよう
雑草の中、遊歩道が確保され
歩きやすいです。西洋式の芝
にしないであえて草地なのか
この眺めは写真にあったカセ
ドラルコーブ方面の眺めで、
望遠で引いてみるとコーブの
奥に見えた島が見えるので、
コーブは岩陰の向こうらしい
(※コーブから見た同じ島)
眼下に広がる息をのむ景色
パは飛び切りの一等地の上、
天然の要塞でもありました。
高台で視界が開けていて、
沖の舟の動きが確認でき、
(※ニャン子島もよく見える)
垂直の断崖絶壁に囲まれ、
海からではまず攻め入れず。
こんな場所にまさかのキジ
NZでキジを見たのは初めて
天敵がいなくて安全なのかな
白砂が続くハヘイビーチ
パのお手本のような場所
2019年10月のコロマンデル
カセドラルコーブを出た後は
山側からハヘイに戻ることに
しテクテク登り始めました。
遊歩道の中央に1本の木🌳
人のために切り倒すのではな
く、木のために人が避ける。
共存とはこういうことかと
山中なのにNZパインの並木
第一次大戦の戦没者慰霊林
下から見ると並木がよく判り
いつまでも生き続ける慰霊
ここに差し掛かった時はハっ
とし、家族4人で一緒に来た
8年前の光景が蘇りました。
子どもたちが一段高い通路を
歩き、親は下を歩きながら、
「獣道だろうから、獣と一緒」
とたわいもない話をしながら
4人で笑って歩いた道でした。
我々一家は2004年の移住後
2005年にロトルア、2006年
にウェリントンに行って以来
重い糖尿病の飼い猫がいたた
め、家族旅行は断念し、だい
たい私が猫と居残りました。
(※高台から見たニャン子島)
そのチャチャが2010年12月に
虹の橋に行ってしまったので
(※享年18歳)
2011年1月の4人揃った夏休み
家族旅行が急に実現しました。
コロマンデルを選んだのは、
当時13歳だった次男でした。
(※泳いでいる男3人衆
)
私は横浜生まれの横浜育ちで
親の両親も横浜にいたので、
田舎というものがなく、家族
旅行も年に1回、2泊3日の駆
け足で、子どもながらに毎年
退屈な夏休みを送りました。
「自分の子には楽しい思い出
をたくさん作ってあげよう」
と思っていたのに、大切な家
族である猫の看病優先で、子
どもには長い5年もの間、家
族旅行ができなかったことが
ずっと申し訳なく、この道を
歩きつつ切なく思いました。
コロマンデル旅行以降、立て
続けに旅行に行きましたが、
翌年には長男が大学進学で日
本へ行ってしまいました
いつか、いつかと思っても、
そのいつかは来ないかもしれ
ないと思うと、年齢とともに
今できることは今のうちに
という思いが強くなります。
(※ハヘイビーチの2人)
林の中放し飼いのヤギに遭遇
番でメスに食事させてるの
と思ったら母子。子を守る母
オスはこっちだった
みんな角があって難しい
珍しい鳥
絶滅危惧種の
ニュージーランドチドリ💦
いやいや違う
ズアオアトリ
山で見るスズメに似た赤い鳥
さらに歩いていたら出てきた
カンムリウズラ
ヒトをまったく恐れず踏んじ
ゃいそうな近さまで来ます💦
思わずこっちがあとずさり
なんて可愛いのぉ
クルマを停めていたハヘイに
戻り、唯一開いていたここで
(※現在はすでに閉店)
コーヒーをげっと
貴重で美味しかったです。
ニャン子島はモトゥエカ島
ごはんボウル島はポイケケ島
というマオリ語の名前でした。
2019年10月のコロマンデル
コロマンデルの名所カセドラ
ルコーブにやって来ました。
映画「ナルニア国物語」の舞
台にもなったことで知られる
聖堂のような神聖さ漂う場所
天井部分も教会を思わせる高
く尖った形になっています。
ここは2011年に家族4人で一
緒に来た思い出の場所です。
あの時は天井からの落石の直
後で中に入れませんでした。
(※海側にも柵がありました)
夏休み中だったので大勢の人
出で賑わっていましたが、
10月では人影も疎らです。
沖には舞台のような岩とニャ
ン子島とごはんボウル島
泳ぎが得意の長男はとっとと
舞台のような島まで泳いで、
次男は浜辺で波遊び
落石注意の標示があっても
こうなるのは当時も今も一緒
小さく静かな入り江なのに
さまざまな地形に囲まれ、人が
ここを目指すのが判ります。
鳥のような形の島のてっぺん
には少し草が生え、この時も
8年前にもカモメがいました。
自然の情景は変わらないので
家族4人だった頃が急に蘇り
懐かしく切なくなりました。
2019年10月のコロマンデル
は5回目でも4年ぶりだったの
で、コロマンデルらしい場所
へ行こうということになり、
海岸線を北上してハヘイ着。
パウアヌイからは小1時間
殺風景な外海に沖合の小島が
表情を添えているようです。
取りつく島があるとい光景
一帯はNZ固有種ニュージーラ
ンドチドリの営巣地でした。
絶滅危惧種で北島に約2000羽
生息しているのみで、コロマ
ンデルには450羽がいるそう。
8~3月が産卵期なので、その
辺にいるのかな?遭えるかな?
と思ったら、巣材をくわえた
スズメのお母さんが登場
みんな産卵・子育てがんばれ
ハヘイに来たのはコロマンデ
ルの名所カセドラルコーブへ
行くためでした。ここにクル
マを停め海岸線を歩きます。
ハヘイビーチ・ウォーク
2.8km、1時間15分の距離
どこまでも続く白砂と島影
コロマンデルが北島の永遠の
ディズニーランドなのが判る
伏せをした猫🐈のような島
勝手に『ニャン子島』と呼ぶ
海岸沿いは別荘風の家が点在
どこも人影がありません。
高台まで来たら息をのむ絶景
海岸線を来て正解でした。
ずっと道が整備されていて、
(※NZは大概どこもそうです)
歩きやすかったです
見晴らし台まで来たら、
ニャン子島が目の前で、その
前にはゴハンボウルもある
さらに歩いて目的地に到着
2019年10月のコロマンデル
2日目はまずホテルからすぐ
近くのウォーターウェイズへ
ここはラグジュアリーなリゾ
ート開発に強い、家族経営の
デベロッパー、
ホッパースが
開発した、一大別荘地です。
(※ホッパー家。初代と2代目
たち。公式ウェブサイトより)
元はオークランドの一家です
が、2代目は1967年よりパウ
アヌイ開発に本腰を入れ始め
(※公式ウェブサイトより)
1990年代に分譲を始めた人工
水路のあるウォーターウェイ
ズ開発で、この地での名声を
不動のものにしたようです。
こここそがパウアヌイをして
有名な別荘地たらしめる場所
人工水路のある光景はオース
トラリアではよく見かけます
が分譲開始当時NZではお初
各家に桟橋があり、スパがあ
ったり、造園されていたり。
水路の建設で水辺の物件の大
量供給を可能にしたのです。
自家用ボートを自宅に係留し
ておけるので、いちいちマリ
ーナに出向かなくてもいいと
いう究極のラグジュアリー
クルマも置きっ放しの家も
キャンパーバンも留め置きか
水辺に面していない家は庭に
ボートを停めておき、すぐ近
くの桟橋までクルマで引っ張
って遊びに行くのでしょう。
これはNZではよくある光景
人っ子1人、犬の1匹もおら
ず動いているのは作業車のみ
そしてキミもかな
カオジロサギ
10月はオフシーズンなので、
美しいゴーストタウンのよう
夏になったら人で溢れる光景
がなかなか想像できません。
分譲は段階的に続いていて、
820平米で105万ドルなので
250坪で約9000万円也~
(※しかもこれ2年半前の価格)
こちらはちょっと狭くて同額
マップで見ると両方水辺物件
水路に面しているのはテッパ
ンなんでしょうが、上物を建
てたら、さてハウマッチ
赤は家が建ちSOLDは分譲済
白い未区画の場所は今後の分
譲地で今の何倍もありそう
別荘ごとの売買も盛んです。
土地だけ買って上物は建てず
キャンピングカーで来たり、
ここのようにキャンピングカ
ーを置きっ放しにしていたり
子どもが大きくなって不要に
なったら転売するという手も
この手の小さな小屋を建て、
水道と電気を通せばトイレと
シャワーぐらいはできそう。
まわりはズラっと豪邸でも。
な~んとなく定点観測に来て
しまう、不思議な無人の町
(👆オフシーズンに来るので)