2022年11月のオーストラリア
も5日目。南オーストラリア
州のサザンオーシャンドライ
ブの最初の要所マウントガン
ビア2日目はブルーレイクへ
言葉にならないような美しさ
なんとも深いコバルトブルー
まるで着色されているかのよ
うで、グラスにすくったら透
明になるのが信じられない。
ブルーレイクは数千年前の噴
火でできた火口湖。雨水や周
辺の石灰岩帯水層からの地下
水が流れ込んでできたそう。
それは今も続いています。
水深は最長で77m。水面は地
上から30m下になり地下水が
流れ込む構造になっている
1846年のブルーレイク
誰もが思う、
この青はどこから来るのか
しかも、この色になるのは毎
年11月から3月の夏場だけ。
それ以外はグレーなんだとか
なんとも神秘的な湖です。
色が変わる理由は、気温が上
がって表面水温が20度以上に
なると、水中の炭酸カルシウ
ムの溶解度が下がって微結晶
を形成し、それが青色光を撒
き散らすからだそうです。(私
の理解ではこれが精一杯)
湖岸近くで水中の石が透ける
場所ではアクアブルーです。
自然の色見本を見ているよう
ブルーレイクの水量はおよそ
3,600万トンで、今もマウン
トガンビア市の水がめです。
浄水処理場や汲み上げるため
のポンプなどの設備が緑に隠
れるように造られています。
年間の使用量は360万トンと
全体の10分の1ですが、水量
の減少で過去25年間で水面が
2m低下しているそうです。
水源のため周囲は厳重に管理
されていて、ツアー以外では
湖畔までは降りられません。
でも湖が一周できる道が整備
されていて全長3.6kmです。
たいした距離でもないので周
ればよかったのですが、歩か
なかったのはナゼなんだろう
美しさに魅入られ「ここはま
た必ず戻ってくる」という想
いが先立ち、あえてやり残し
を作ろうとしたのだろうか。
旅のやり残しは作っておきた
い方なので。またいつか
(※道端の古い見晴台)
かつてのポンプハウスの写真
今も赤い屋根のまま健在🏡
毎年11月の数日で灰色から吸
い込まれるような青に変わる
そうで、11月に長逗留して色
が変わるのをこの目で見られ
たらどんなに感動することか
バケツリストに入れておこう