ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

ダニーデン行: タイエリ峡谷鉄道

2019年10月12日 | 南島:ダニーデン

旅愁をかきたてられたなら

乗ってしまえ


ということで

乗りました(笑)


今のダニーデン駅は観光列車専用で
通勤列車や貨物列車はありません。

完成当初の20世紀初頭には
1日100本以上の往来があり
100年後には乗降するのは
観光客だけという様変わり。


列車の運行はダニーデン市と
オタゴ遊覧鉄道トラストが
共同経営するダニーデン鉄道が
行っており、路線は基本2本。
(※季節運行路線もあり)


毎日2往復している
タイエリ峡谷鉄道の
午後3時発に乗車

渓谷を行くので上の窓が
あったのは良かったです


ダニーデンからプケランギ駅
まで往復4時間半
全長116キロです。

季節限定でミドルマーチ駅
まで行くことができます。


駅を出るやすぐに
そこは青と緑の世界。



緑豊かとはこのことか(笑)



山間部に入ってくると

牧場や民家は姿を消し


林業一辺倒に



ビフォア&アフター



そんな中を列車は行く

トンネルや鉄橋が何十とあり
19世紀にあっては大変な
難工事だったことでしょう。


早々に見えてきたのが
ワィンガトゥイ・バイアダクト

1887年に完成した国内最大の
ロートアイロン製の鉄道橋。


長さ197m、高さ47mで
この路線では最長にして
最も高い鉄道橋です。

建設中の様子
(※ウィキペディアより)


峡谷の底を流れるタイエリ川



いくつもある鉄橋の中で
クリスマスクリーク・バイアダクト
はカーブしていることで
有名なんだそうです。



通過してみるとカーブが
よくわかります



到着したのは途中駅ヒンドン

ここで降りられました。


鉄道がヒンドンまで開通したのは
1889年で、これは1890年頃の
クリスマスクリーク・バイアダクト

蒸気機関車と人の姿も。


ヒンドンにはゴールドラッシュで
1860年代前半から人が集まり出し
採掘が容易だったこともあり
すぐに金鉱が枯渇


その後はさらに内陸部の
プケランギで金の含有量が高い
石英脈が発見されたため、
最盛期にはこの一帯で5000人が
暮らしていたんだそうです

1900年のヒンドン鉄道学校と生徒


当時のヒンドンには学校や家、
店、ホテル、教会、郵便局があり

医者がいてパン屋もある町が
タイエリ川両岸に広がっていた
んだそうです。


今は山肌に自動車道が見えるのみ。

それ以外に人工的なものが何も
見当たらず、すべてが夢のように
ゴールドラッシュの終焉で消滅
しました。ダニーデンから
わずか24キロの距離でも険しい
地形は放牧に向かず、現在の
人口は70人だそうです


再び乗車して最終目的地へ。




プケランギ到着

鉄道は1991年にこの先の
ミドルマーチまで開通。
さらに内陸へと建設が
進みましたが、観光列車は
最長でミドルマーチまで。


ここでディーゼル機関車の
方向転換。手前はクルー。
年季の入った素晴らしい
解説をしてくれました。



客車と接続して準備完了



やっと撮れたトンネル+鉄橋の
ツーショット(笑)

ずっとこんな光景でした。


帰路へ。



ダニーデンのNo1観光アトラクション
だそうですが、納得まくり

3回目にしてやっとデビュー
子どもたちと来たかった(笑)


ダニーデンからウエストコースト
に行く5泊6日鉄道ツアーもあって
いつかリタイアしたら乗ってみる





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