ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

夢見:バーバラ

2022年07月06日 | 浅き夢見し

長い夢でした。起きてからも
かなり覚えていましたが、時
間の経過とともに感情が揺さ
ぶられ記憶に残った部分を除
き、指の間からこぼれるよう
に消えていってしまいました。


最近はそれでいいのだと思う
ようになってきました。夢の
すべてを思い出すのではなく
核心を探り出し、その意味す
るところを理解するのが重要
なのではないかと感じます。


=============


「私」は夢の中でもボランテ
ィアをしていました。高い天
井の航空機の格納庫のような
ガランとした場所に、無数の
寄付の品が置いてあります。


モノはざっと仕分けされてお
り、家電、衣類、本、雑貨と
いった具合に床にひとまとめ
にして置いてあります。その
間は通路になっていて、人が
歩けるようになっています。


十字路になった場所のど真ん
中に、ずんぐりとした古びた
消火器が転がっていました。


「みんなの目につきやすい所
に置く」という新しい規則が
できたとは聞いたものの、蹴
飛ばされたりモノがぶつかっ
たりしたのか表面が凸凹で、
「危ないな~」と思いつつ、
拾って立てておこうとすると


消火器から急に白い煙が出て
煙はゆらめきながらも真横に
棚引き、近くで作業をしてい
た高齢ボランティアのバーバ
ラの方に流れていきました。


「私」は声を上げてすぐに駆
け寄りましたが、バーバラは
ヘタりこんでしましました。


そこにはカバーのないクルマ
のシートのような背もたれ付
きの足のない白い椅子がいく
つも並んでいます。「私」は
彼女をそれに座らせました。


声をかけるとしっかりしてい
て外傷もなく、ただ驚いたよ
うでしたが、「私」はマネー
ジャーを呼びに行きました。


スタッフであるマネージャー
は新しく着任した直後で私た
ちはほとんど初対面でした。
小柄で小太り、髪の短い活発
そうな好印象の女性でした。


「私」は今起きた事を説明し
バーバラが仲間内では最高齢
であることを告げると、マネ
ージャーは事態の深刻さを理
解し、「私」とバーバラのも
とに駆け付けることに


場面が変わり、私たちがやっ
てきたのはホテルでした。2
人とも暗黙の了解でここを超
えないとバーバラが居る所に
 はいけないことを判っており
いかに早くここを通過するか


マネージャーはガラス越しに
見えたカフェがある場所の裏
に回り、外で雨ざらしになっ
ているコーヒーの焙煎器らし
い錆びついた大きなドラムの
隙間に身を滑らせ、回転を利
用して店内、つまりホテル内
に転がり込んでいきました。


「私」もマネをして焙煎器の
間に入りましたが、彼女ほど
小柄ではないせいか回すこと
ができずにすぐ諦めました。

(※右の機械の巨大版が登場)


代わりに非常口のようなドア
を見つけ、外側にある立派な
閂をそっと横に引っ張ると、
あっさりと重い防火扉が開き
ました。中は灯りを落とし、
厚いカーペットに覆われた重
厚なホテルの長廊下でした。


スパイ映画よろしくサッと入
り込み、無人の廊下を抜けて
ロビーに出ると、車寄せにた
くさんのクルマが詰めかけ身
動きが取れなくなっていて、
人が右往左往していました。


その中で「私」とマネージャ
ーはお互いに気づき、目で合
図し合ってホテルを出ます。


するとさっきまでの喧騒が嘘
のように静かで誰もおらず、
その先は一面、腰の高さまで
ある雑草に覆われた荒野がど
こまでも続いているばかり。


「これを超えないと、バーバ
ラが居る所まで行かれない」

と理解し、「私」は途方に暮
れつつも、諦めていました。


=============


夢はここで終わりました。そ
の先を忘れたのではなく、諦
めたところで終わりました。
いろいろな気づきは次回に



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