2021年1月のサウスランドの
4日目。ティワイポイントか
らインバーカーギル市内に戻
る時に前を走っていたクルマ
「クルマはスバルなのに、ナ
ンバープレートはスバウ」
2人で大笑いしながら自然に
「さらば~、スバウよ~」
と大合唱しちゃう昭和な夫婦
最後の夜の夕食はちょっと
変わった場所を選びました。
アスコットパークホテル
市内では規模の大きいホテル
次回の下見も兼ねての訪問。
レストラン&バー、エンバーズ
店名のエンバーは燃えさし
1月でも火が焚かれ、これが
またちょうどいいという気候
サウスランド再訪に乾杯🥂
基本バー飯でも野菜たっぷり
アスコットパーク競馬場の隣
で重賞レースがあるときは関
係者で混み合いそうですが、
この時は閑散としていて、静
かなひと時を過ごしました。
いよいよ最終5日目はまずココ
イーヘイズという老舗工具店
1932年創業で今年で90周年
目的はもちろん工具ではなく
コレです
NZが生んだ地味にして世界
最速の男、バート・マンロー
アンソニー・ホプキンス主演
でヒットした映画「世界最速
のインディアン」の実在モデ
ルでインバーカーギルの人。
60代のちょいワルおやじが、
1000㏄以下のオートバイで
世界最速記録時速295.44km
を樹立するまでを描いた映画
樹立は1967年で、記録は今だ
に破られていないというから
驚き
バートは20代のときに1920年
製のアメリカ最古のバイクメ
ーカー、インディアンのスカ
ウトモデルに出会い、それを
40年の歳月をかけてインバー
カーギルの片隅で改造し続け
67歳でアメリカに乗り込み、
新記録を樹立したのです。
世界最速のインディアンと呼
ばれたマンロースペシャル
店内に本物が展示されていて
誰でも自由に観覧できます。
創業者がバートの支援者とな
り渡米の費用も負担した縁で
マンロースペシャルは創業一
族に譲渡され、店内で永久展
示されることになったそう。
ウェリントンの国立博物館テ
パパでレプリカを見ました。
ここで本物に出会えるとは
マンロースペシャルの公式最
速記録は時速308kmでした。
60代で花開くスピード狂の夢
インバーカーギルの誇りです。
店内には他にもバートの遺留
品などたくさんの展示があり
どれも大切にされているのが
わかり立ち寄ってよかった
最後の最後に寄ったのがイン
バーカーギル給水塔。こんな
に美しい給水塔があったとは
1889年完成、高さ31.5ⅿ
実用的な建物をここまで豪華
に壮麗に、まるで神が宿る教
会のように建てた古の栄華と
宗教心さえ感じる水への憧憬
貯水槽もこの規模この端整さ
や~っとこの日最初の1杯
ここはビルリチャードソン・
トランスポートワールドとい
う熱狂的なクラシックカーマ
ニア、ビル・リチャードソン
の私設交通博物館内のカフェ
グリル
300台以上が展示されている
そうでカフェも凝ってます。
ランプシェードもアメ車のナ
ンバープレートのリサイクル
テーブルのカトラリー入れは
かつてのウサギの缶詰の缶💦
地元産のカーギル印だそうで
骨付きだったそうです
最後の最後までチーズロール
楽しく発見の多かった、知られ
ざる街インバーカーギルとテア
ナウの夏休み、これにて終了