The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

Sherlock Special : "The Abominable Bride" 見えてきた事

2015-10-27 | The Abominable Bride
― Sherlock Special : "The Abominable Bride" 見えてきた事 ―



ポスターヴァージョンです。 美しい!
(source : nixxies fic )



↑ 懐かしい画像と比較しました。 シャーロックの手の形が・・・・


オーストラリアで放映された最新トレーラーを見て色々な点に気が付きました。
あまり根掘り葉掘り詮索するのも如何なものかとも思いつつ、つい気になって幾つ
か書き出してみました。

↓ こちらがBBCオーストラリアのtrailerです。
http://www.bbcaustralia.com/video/?v=690654


先ず、タイトルの『Adomirable Bride』の出典元について dicoさんからお知らせ
頂き、『マスグレーブ家の儀式』に出て来る”Ricoletti of the club-foot, and
his abominable wife” だとの事でしたが、正典詳細覚えていないし、このタイトル
がどの程度内容に及んでいるのかは未だ分かりません。
これから正典読み直します。

最新ロングバージョンのトレーラーを観て 個人的に一番感動したのは・・・
シャーロックが ”Come, Watson, Come!、The game is afoot !” と言っていましたよ~!
やっぱりね。 このセリフを外しちゃダメですもん。

正典では、
”Come, Watson, Come !
The Game is afoot.
Not a word ! Into your clothes and come !” となって居ます。

現代版では ”The game is on !” なのですが、 ヴィクトリア朝です!
このフレーズは拘りがあって(拙ブログのタイトルにもしている様に)、以前の記事
にも何度か載せています。

以下はグラナダ版『空き家の冒険』の際に書き残したものです。

『私のブログタイトルにもした ”The Game is afoot”について触れてみますが、元々の
出典は 正典(アビー荘園??)でホームズがワトソンに向かって叫んだ台詞 ”The game
is afoot. Not a word ! into your clothes and come” ( 獲物が飛び出したぞ。
問答無用だ! 着替えをして着いて来たまえ)と訳されている通り、この場合は ”game”
が狩猟の対象となる動物や事象等の意味に使われていたようです。
そして、この ”The game is afoot" 元々はシェークスピアの「ヘンリー5世」の中
にあるセリフで ”The game's afoot・・・・・The onwards for England, Harry
and St. George !” でフランス軍の突撃する際に部下を鼓舞した台詞。だそうです。
ahootはon footの古語ですのでBBC版でシャーロックは ”The game is on !” と
なって居る訳で、この場合gameは「ゲーム」と解釈されるんですね。

余談ですが(又!)、ガイリッチー版ではホームズが先のヘンリー5世の台詞を
引用して ”The game is afoot” バージョンを言っていました。』



↓ グラナダ版の画像です。




それから、これも色々触れられていましたが、汽車の中のシーンが正典パジェット版挿絵と
よく似ていると言う点。

 
 
ただ、この点に関しては、グラナダ版がそっくり同じなんですよ。

 
                    ↑ それに関連して、手の形繋がりで(古い物引っ張り出してきてスミマセン!)


実際に放映される迄 今後も色々妄想、想像が続くんでしょうね。
まぁ、これは以前も(特に S3の時)同じだったんですけど、こういう風に想像する事も
又楽しみではあるんですけど。
  


ところで、S4ですが 1月から撮影開始と言われていたのですが 案の定春からと
なってますね。 
Moffatiss両御大只今執筆中との事。
dicoさんからも教えて頂きましたが、London Comic Conでスーさんもそのように述べて
いたとの事です。
やっぱり遅れた! もうこれ以上遅れないで下さ~い!