The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

これから読む予定のミステリ:Sep./2(2024)

2024-09-05 | ブックレヴュー&情報
前回偶然にクラシックミステリ作品に遭遇して、改めて懐かしく思い出した作品が多く 丁度良い
機会なのでしばらく古典ともいわれるクラシックミステリに再度触れてみようと思います。

今更!と言われそうですが、どの作品も読んだのは”大昔”・・・・。
色々”新訳版”も出ていますので 忘却の彼方から温故知新の心境で、懐かしい作品名を順次再読して
いこうと思います。

※ 『誰の死体?』ドロシー・セイヤーズ

創元推理文庫 1993年9月24日発売

【内容概略】
≪実直な建築家が住むフラットの浴室に、ある朝見知らぬ男の死体が出現した。場所柄、男は素っ裸で、
身につけているものは金縁の鼻眼鏡のみ。一体これは誰の死体なのか? 卓抜した謎の魅力とウイットに
富む会話、そしてこの一作が初登場となる貴族探偵ピーター・ウィムジイ卿。クリスティと並ぶミステリ
の女王が贈る会心の長編第一作!

ピーター・ウィムジイ卿登場の第一作目の作品です。

1923年発表の作品なので、あまり目新しい感はないと思いますが、キャラクターの魅力で懐かしい作品
の一つです。

※ 『白い僧院の殺人【新訳版】』カーター・ディクスン

創元推理文庫 2019年6月28日発売

【内容概略】
≪ロンドン近郊の由緒ある屋敷〈白い僧院〉でハリウッドの人気女優マーシャ・テイトが殺害された。
周囲は百フィートにわたって雪に覆われ、発見者の足跡以外に痕跡を認めない。事件前マーシャに毒
入りチョコレートが届くなど不穏な雰囲気はあった。甥が〈白い僧院〉の客だったことから呼び寄せ
られたヘンリ・メリヴェール卿は、たちどころに真相を看破する。江戸川乱歩が「カーの発明したト
リックの内でも最も優れたものの一つ」と激賞した本格ミステリの名作。≫

ヘンリー・メルヴェール卿シリーズ
”雪の密室”の最高峰ここにあり!

とあります。
(名作ミステリ新訳プロジェクトの第6弾として発刊されたものです)

ヘンリ卿もなかなか強烈なキャラクターです。

(ジョン・ティクソン・カー名義での”ギデオン・フェル博士”シリーズも多くありますので、機会があ
れば追って・・・)

※ 『黄色い部屋の謎』新訳版 ガストン・ルルー

創元推理文庫 2020年6月30日発売

【内容概略】
≪事件は科学者スタンガルソン教授と令嬢が住む城の離れの一室で起きた。内側から施錠された完全
な密室《黄色い部屋》で令嬢マティルドが襲われ、血の海に倒れていたのだ。襲撃者はどこに消えた
のか? そして再び起きた怪事件。謎に挑むのは18歳の新聞記者ルルタビーユとパリ警視庁警部ラル
サンの二人。密室ミステリ必読書中の必読書にジャン・コクトーの序文を付した新訳決定版。≫

江戸川乱歩も絶賛した密室ミステリーの古典と呼ばれる本作を手掛けたのは『オペラ座の怪人』の原
作者、ガストン・ルルー!

『オペラ座の怪人』も書物としては読んだことがない様な・・・?


こうして改めて”古典”といわれるミステリを再考してみると、懐かしく、又殆ど覚えていない作品も多
いので、これからも引き続き順次取り上げていこうと思います。





(source : 創元社、ハヤカワ & etc.)








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