The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

Brexitとユリ・ゲラー

2020-01-13 | 猫その他雑記


この数年英国のBrexit問題には少なからぬ関心を持って情報を見ていたのですが、先日気に
なる記事を見つけました。

ボリス・ジョンソン首相の上級顧問であるドミニク・カミングス氏の「変人」募集にゲラー氏
が応じたものです。


カミングス氏によれば、英政府は「さまざまな技能や経歴を持った、普通でない人」を雇いたいと
の考えで、ソフトウェア開発者や経済、政策、広報の専門家、プロジェクトマネジャー等に加え、
「変わった技能を持った奇人、変人」を挙げているとか。

ユリ・ゲラーと言えば、かつてスプーン曲げ等の超能力でマスコミを賑わしましたねぇ。
若い方はご存知ないかと思いますが、子供から大人まで一度はスプーン曲げに挑戦したのでは
ないでしょうか。

そんなゲラー氏の名前を久々に見たのは、昨年でしたか当時のメイ首相に公開書簡を投稿し
「テレパシーを使って英国のEU離脱を食い止める」と宣言したと英メディアが報じた時でした。
(The Guardian,共同その他)

思わず目を疑い、笑ってしまったもんです(失礼)
とは言え、イスラエル生まれで英国市民権も持つゲラー氏ですが、この時は愛する英国の今後を
真面目に危惧する気持ちが表れていたのかも知れません。

そして、今回又・・・ですね。

AFPによれば、ゲラー氏は、Brexit後の英国が数年にわたって直面するであろうEUとの難し
い交渉でも自分の才能を役立てるだろうと提案しているとか。
もはやEU離脱を食い止めるのは無理だと感じて方向転換をしたのか? 
さて、ジョンソン首相、カミングス氏はどの様な対応をするのか・・・。

そのカミングス氏ですが、
2019年放送の TV映画『ブレグジット EU離脱』”Brexit : The Uncivil War” でその活動が
描かれていました。

これは、2016年イギリスEU離脱(Brexit)の是非を問う国民投票の背後で「離脱派」の投票キャン
ペ―ンを指揮していた選挙参謀であったドミニク・カミングスがどの様に国民投票を攻略したの
かを描いています。 (現在は先に書きました様にジョンソン首相の上級顧問に就任しています)

監督はトビー・ヘインズ
ドミニク・カミングスにベネディクト・カンバーバッチ
その他 ロニー・キニア、ジョン・へファーナン、そしてボリス・ジョンソンにはリチャード・グールディ
ング等





何と言っても、最初にこのドラマの情報を見た時に泣きましたね。ベネディクトのあの”頭”ですもん。
勿論ドラマは昨年観ました。
色々感慨はありましたが、
でもまぁ、ドミニク・カミングスという名前、存在も始めて知りましたし、なかなか理解出来なかった
国民投票までの経緯が少しは理解出来ました。

引き続き気になる英国の今後です。