The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

クリスマス・シーズンには又読みたくなる小説:その(1)

2022-12-15 | ブックレヴュー&情報
クリスマスを題材に使った小説、ミステリは色々あります。
この時期になると色々と思い出しますね。

※ 『クリスマス・キャロル』チャールズ・ディケンズ著


今更言わずもがなの”お約束”、”定番”、ベタなご紹介ですが、文豪チャールズ・ディケンズが
1843年発売直後わずか一週間で6000部売り上げたという大ベストセラー、不朽の名作です。

クリスマスの前夜 守銭奴で周囲から嫌われていたスクルージの元に昔の相棒マーレイの亡霊と共
に、「過去」、「現在」、「未来」の3人の幽霊が現れ、スクルージが過去に行って来た冷血非道
な行いの数々を見せつける。
そして自分の人生の虚しさに気付き、改心真人間に生まれ変わろうとするスクルージ。
現在も世界中で愛される心に染みる作品です。

関連作品も多く、映画、ドラマ等も多く製作されていますが、個人的に気に入り過去に拙記事にも
書きました作品をご紹介しておきます。

✩ 『ドクター・フー:クリスマス・キャロル』
マット・スミスの11代目ドクター・フーのクリスマス・スペシャル
タイトルもそのまま原作のオマージュですが、大好きなエピソードの1つです。(何度もひつこくご
紹介してスミマセン)

✩『Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男』
”The Man Who Invented Christmas”
2017年初公開作品です。
タイトルからも分る様に、チャールズ・ディケンズが『クリスマス・キャロル』を書くきっかけ、経緯
を描いた作品で、ダン・スティーブンス、クリストファー・プラマー等素敵な出演者で製作された作品です。

※ 『クリスマスのフロスト』R.D.ウィングフィールド著


日本でも愛されている”フロスト警部”シリーズの一作目

ロンドンから70マイル、ここ田舎町のデントンでは、もうクリスマスだというのに大小さまざまな難
問が持ちあがる。日曜学校からの帰途、突然姿を消した少女、銀行の玄関を深夜金梃でこじ開けよう
とする謎の人物。続発する難事件を前に、不屈の仕事中毒にして下品きわまる名物警部のフロストが
一大奮闘を繰り広げる。構成抜群、不敵な笑い横溢するシリーズ第1弾!

傍若無人、だらしなく下品な発言。がさつで不作法、失言だらけでやる気があるのか無いのか。
だけど、何か憎めないフロスト警部。 コミカルでありながらそこ儚い哀愁も漂い、又ミステリとして
の構成力にも魅力あふれるシリーズ注目の一作目です。

先日随分久し振りに再読しました。
こんな事もあったんだ~、と何時ものフレーズですが 色々懐かしく思い出しながら読みました。

ドラマ化もされ、長年人気を保ったシリーズです。
拙記事はに。
✩ ドラマ化された英国ミステリ小説 : その(2)




・・・・・・その(2)にto be continued です