The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

『SHERLOCK』: Mini Episode “Many Happy Returns” 回顧その(1)

2019-09-08 | SHERLOCK Mini epi. : Many Happy Returns
“Many Happy Returns” 2013

「幸せな人生を」 : 何で今頃? 物凄く今更なのですが・・・

はじめに、

このところ何年も前のシャーロック関連古い拙記事をご訪問下さる方が増えて来て、フト気が付
いたらDlifeチャンネルで『シャーロック』の放送が始まったんでしたね。
私自身はTVでの放送はあまり観ていなかったので確かでは無いのですが、Dlifeチャンネルでの
放送は初めてですよね。

2年程前にS4関連を書き終わって以来、随分長く『シャーロック』関連を書いていないし、『シャー
ロック』殆ど観なおしていませんでした。
何となく懐かしくなって、そんな時急に思い出しました。

2013年のクリスマス時期に放送された”Many Happy Returns”
これは、2012年1月に放送されたS2E3の ”The Reichenbach Fall” 「ライヘンバッハ・ヒーロー」
以来2年振りに2014年1月1日放送予定と言われていたS3の放送前カウントダウンが始まるクリスマ
スシーズンに特別にYouTubeで流されたスペシャルのミニ・エピソードです。
もう6年近く経ってしまったんですね(遠い目)

もう誰もかれもS3の放送が待ちきれずにいたこの時期のクリスマス・ギフトは大興奮してワクワ
クしながらPC に噛り付いて観た事を懐かしく思い出しました。涙が溢れそうでしたよ。

既に多くの方がこのエピソード関連についてお書きになっていたと思いますが、当時まだブログ
を始めていなかった為、S1~S3に関しては余り書いていなかったし、このエピソードに関しては
内容も書いていなかったので、本当に驚くほど今更なのですが、懐かしかったし、久し振りに
あの時の高揚感を振り返ってみようと思います。


S2E3でシャーロックが衝撃的な自殺(ビルの屋上からの落下)を遂げた後、生きている事は分かっ
ていたものの、S3E1でどの様な形で姿を現し復活するのか?というのが注目の的でした。
正典では、”The Empty House”(空き家の冒険)でホームズ帰還となったのですが、BBC版では
タイトルを引用して ”The Empty Hearse”(空の霊柩車)と発表されていました。


放送前に街中にはシャーロックの名前が掲げられた空の霊柩車が出現したりして、いやがうえに
も期待感を盛り上げていました。

このミニ・エピソードは約6分と短い作品ですが、以下概略です。



SH : シャーロック・ホームズ
JW : ジョン・ワトソン
GL : グレッグ・レストレード
PA : フィリップ・アンダーソン

(ヒマラヤの山奥深くにある修道院)


赤い僧衣とフードをまとった僧兵達が跪くなか、修道院長と思われる僧侶が並んでいる僧侶たち
の頭に手を触れて祝福を与えている。
最後の僧侶の前に立つと その僧侶のフードを持ち上げ顔を露わにする。


現れたのはブロンドの若い女性。

正体を明かされた女性は、修道院長をにらみつけ一言。
”You bastard !”(この野郎! 或は 人でなし!)


周囲の僧侶たちも驚いて見つめる修道院長は陰に包まれて顔が分からない。

 これは、正典『空き家の冒険』でホームズがチベットに行っていたと語っている事に由来する
のでしょう。

(ロンドンのパブ)

レストレード警部と警察を辞しているヒゲずらのアンダーソン




(レストレードはアンダーソンが口にした言葉を信じられない様な表情で)
GL:  仏教の僧兵の分派にブロンドのヤクの売人が潜り込んでいたんだと? そんな事あるわけないだろ!
PA: そ、そのブロンドのヤクの売人は修道院長の並外れた観察力と推理力によって正体をばらされたんですよ!
GL: ブロンドの女が禿頭の坊さんたちの中に紛れ込んでいただと?そんなんじゃシャーロック・ホームズを欺
けないな。
PA: ええ、多分そうなんです。
GL: 彼は死んだんだ。 (悲痛な面持ちのアンダーソンに向かって)
悪かったよ。俺だってそう思いたくないさ。 だが彼は本当に死んだんだ。
PA: じゃあ、これをどう説明します? (と言ってテーブルの上に世界地図を広げ、ニューデリーの上に示され
た赤いバツ印を指さします)


発見事項その2。 ニューデリー事件。
(レストレードは呆れた様な表情でアンダーソンをみながら)
GL: タイトルなんか付けてんのか?


その2へ、
・・・・・ to be continued です。






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