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にくたらしい。

2007-06-21 19:40:03 | ビジネス
 この頃、あまり話題に上がってないと思ってたら出てきました偽装事件が。

 ひき肉のぶた肉を牛肉と偽ってコロッケに入れてたらしい。

 大手冷凍加工メーカーの下請け会社が謝罪をしていたところをニュースで見た。

 食の安全はいったいどうなっているのだろうか?

 また大手だから安心して食べれるというのも全くあてに出来なくなってなってしまった。

 牛乳製造メーカー、ハム製造メーカー、菓子製造メーカー、どれも大手ばっかりだ。(大手でないところも発覚しているが・・・)


 大手企業は業績が良く、過去最高益を出しているところがたくさんある。

 しかし、全てではないが実態は下請けに厳しい要望や値段で発注したりとか、派遣社員を多く雇用したりして利益を稼いできたところが大きい。




 実は我々の業界においても似た感じがある。

 先日つい最近秋田県に進出してきた、○○ホームの話が話題になった。

 それは現場に入る大工さんの工賃が1日あたり8000円だというのである。通常の日当の約半分である。(うわさなのではっきりと確約できないが、多方面から話を聞いた)

 それでも他県よりは2000円ベースアップをしているのだという。

 一般の方々からすればどう感じるかわからないが、大工さんは通勤費や道具代は全て自分持ち、経費はばかにならないほどかかるのだ。

 それをこの値段でお願いしたとなると、半人前の大工か、よほど仕事にありつけない大工しか来ないんじゃないかと思う。(よけいな心配か?)


 請負の工事価格においても相当安いと聞いた。

 大工さんや下請けの業者が厳しい値段でお願いした場合、下請けした人だって「赤字」になってまでもやろうとはしない。そうした時にやはりスピードを早くしてこなすか、どこかを効率よくしていかないと儲けが出ない。

 そんな時に【丁寧】な仕事が出来るのだろうか?

 企業として利益を追求するのはあたりまえ。でもそれは大手だけでもなく中小企業でも同じなのだ。

 厳しくするのは本質だが、それが度を越してしまうと構造偽造の事件のようなことが起こりうる可能性がある。

 目の行き届かない下請け、孫請けの人が本質的に『いい仕事をしたい』とお客様の方向を向いているだろうか?元請会社の方向だけにしか向いてないということはないだろうか。


 住宅に関していれば、安ければよいといったもんではないと思う。(高ければ必ずしも良いとは限らないが)



 でも○○ホームだって最終価格は決して安くはない。たいしてうちとは変わらない。

 それはもちろん、展示場やたくさんの営業マン、宣伝広告費などの経費がかかるのだから仕方がない、職人や下請けを厳しくしてもかかるところはかかるのだから。

 目先の表示が上手で錯覚の落ちやすいだけなのだ。



 低価格住宅(本当に低価格でうちでは太刀打ちの出来ない会社)も存在するが、今までにもこの辺でもいたが、出来ては消え、出来ては消えの繰り返しをしている。(このごろもありますよね。つい最近まではいたるところで見受けられたのですがパッタリと見かけなくなった会社が。)


 コストダウンはもちろん考えなければいけないことなのだが、度を過ぎることはどこかにツケが回ってくる。

 永く住む住宅だからこそ、丁寧な仕事で応えたい。


 お客様に永く喜ばれる住宅を提案していければいいなと考えています。