初戦突破

先日、能代市立能代商業が夏の甲子園全国高等野球大会で、みごと初戦突破を果たしました。

秋田県勢での初戦突破は実に１４年ぶりとなる殊勲です。

関係者の方々も、さぞお喜びになっていると思います。

秋田の野球の選手そのもののレベルは決して低くはないはず。

現役選手ではヤクルトの「石川投手」、ソフトバンクの「摂津投手」などが活躍しており、過去にも名選手を輩出しています。

指導者側も社会人野球などの研修を通じて、レベルの高い技術を身につけて来ていました。

ただ、他県と違って、硬式野球の「リトルリーグ」、「シニアリーグ」が少なく、ほとんどの小中学生が高校になって初めて硬式ボールを握る選手が多いということ。

その辺のギャップがあるのは致し方ないのかもしれません。

また、他県からの「野球留学」が秋田ではほとんど見られないこと。

卓越した「シニア」で名をあげた選手が他県から来ることになればレベルが上がるのは確実かもしれませんんが、それは秋田県民として本当に嬉しいことなのか。

私個人としては地元の高校生だけで、秋田の野球のレベルを上げて欲しいものと思っています。

今は初戦突破で大喜びになっていますが、今後は優勝争いで話題になるように関係各位の皆さんの努力を期待したいと思います。

能代商業の２回戦以降の戦いぶりが楽しみです。

がんばれ能代商業！！


＜北羽新報掲載より＞