若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

音楽

2008-03-10 19:12:13 | その他
条件反射というのでしょうか。ある音楽を耳にすると、感情が自動的に動くことがあります。恋愛中に見ていた連ドラの主題歌を聴くと甘酸っぱい気持ちになったりするアレです。

例えば、卒業シーズンの今、最近定番の『旅立ちの日に』は、前奏が始まるだけでジワーっときます。撮影準備中に、ピアノ伴奏の生徒さんが練習してるだけで泣けてきてしまう。自分が卒業生のときにあんな曲を演奏したら、号泣しすぎて、呼吸困難に陥っちゃいそう。

「古っっ」と各方面から突込みがくるのを覚悟で言いますが、やっぱり『贈る言葉』(海援隊)とか『春なのに』(柏原芳江)とか『卒業』(菊池桃子や斉藤由貴)とかは、今でも泣けます。自分の幼い頃を思い出して……というよりは、音楽そのものにカラダが反応するだけ、という気がするのです。

また、先日、新たに私の感情を動かす曲ができました。それは、『慈しみ深き』という讃美歌。この曲は結婚式でよく歌われる定番中の定番なので、クリスチャンではない方もご存知の方が多いかと思います。先日、お葬式でもこの曲を歌う機会がありました。とても偉大な方だったので、その方をこの世から失った悲しみの深さは勿論だったのですが、この曲を歌ったとき、人間の中にある愛みたいなもの?を信じられるような思いが一瞬よぎったのでした。きっとこれから先、この曲を耳にしたり、口にしたりするたびに、私はその気持ちを思い出すことができるのでしょう。

音楽って、きっと人間が創りだしたものじゃなくて、人間と一緒に生れたものなんだろうな。