仕事柄、『リハーサル前』や『リハーサル中』の音楽ホールにお邪魔することが多いです。
リハーサル前、私はカメラマンのために舞台に立ちます。ダミーといえばいいのかな。「ピアノを弾く人はこの辺りでーす。歌う人はこの辺りでーす。」みたいに。そんなとき、舞台の上は私一人ぼっち。誰もいない客席を見渡して、何だかスター気取りです。両手を広げて「あーーーー!!」と大きな声を出したくなります(アリアを歌っている雰囲気ですよ、悲鳴じゃありませんよ)。
リハーサル中、特に仕事がなければ、2階席の人がいない席へ行ってみます。もうすぐ本番を迎える人たちの最後の一生懸命を、客席で独り占めすることができるからです。本番を迎える前の緊張感や、本番が待ちきれない!という舞台の人々の高揚感を感じて、なかなかいいものです。
そして、本番が終了。
カメラマンは、重い機材を片付けて、コード類をまとめ、大抵最後にホールを出ます。パンフレットが置いたままの客席や、花束が無造作に舞台の上に置かれている様や、気の早いことに片付けが始まって裸にされてしまった舞台など、祭りのあとを見ているようで、それもなかなかイイものです。
本番以外の音楽ホールって、下校時刻をとっくに過ぎた学校の廊下や、超ウルトラ残業したときの会社のロビーなどに、雰囲気が似ています。そういうの、好きだったんですよね、昔から。
リハーサル前、私はカメラマンのために舞台に立ちます。ダミーといえばいいのかな。「ピアノを弾く人はこの辺りでーす。歌う人はこの辺りでーす。」みたいに。そんなとき、舞台の上は私一人ぼっち。誰もいない客席を見渡して、何だかスター気取りです。両手を広げて「あーーーー!!」と大きな声を出したくなります(アリアを歌っている雰囲気ですよ、悲鳴じゃありませんよ)。
リハーサル中、特に仕事がなければ、2階席の人がいない席へ行ってみます。もうすぐ本番を迎える人たちの最後の一生懸命を、客席で独り占めすることができるからです。本番を迎える前の緊張感や、本番が待ちきれない!という舞台の人々の高揚感を感じて、なかなかいいものです。
そして、本番が終了。
カメラマンは、重い機材を片付けて、コード類をまとめ、大抵最後にホールを出ます。パンフレットが置いたままの客席や、花束が無造作に舞台の上に置かれている様や、気の早いことに片付けが始まって裸にされてしまった舞台など、祭りのあとを見ているようで、それもなかなかイイものです。
本番以外の音楽ホールって、下校時刻をとっくに過ぎた学校の廊下や、超ウルトラ残業したときの会社のロビーなどに、雰囲気が似ています。そういうの、好きだったんですよね、昔から。