バイク友のO氏と士別市立博物館を見学した時の一コマです。昔の日常的な生活用品や農機具等が展示してあるコーナーへ。我が家にもあったような物もたくさんあり、なつかしく見学しました。中には、北海道開拓時代のものもたくさんありました。
足踏み脱穀機。
脱穀機=千歯扱き。
モミを直播きするための「タコ足モミ植え機」。
このような生活用品を見ると、思想家の柳宗悦を中心に、陶芸家の濱田庄司、河井寛次郎、バーナード・リーチらが提唱した「民芸運動」を想起します。これは、「名も無い工人が作った生活道具の中に、無意識の美しさを知ろう!」、という運動です。
確かに、日常的に何気なく使っている生活用品や農機具、工芸的・民芸的な作品には、素朴な味わいや使い勝手のよさとともに作り手やその地の造形感覚や美意識が息づいているものがあります。