本とパンのあるくらし

おいしいパンと大好きな本があれば幸せ。
そんな私が綴る日々の暮らし。
おすすめ情報発信します。

江戸時代の子供達

2013年08月16日 | 児童書
時代小説で有名な山本一力さんが書いた児童書を読みました。

 「とっぴんしゃん」上下巻   山本一力  講談社

江戸時代の深川の町を舞台に、子供達が大活躍する壮快な物語です。

     

上巻では…仲町と冬木町の子供達が技比べをするところが描かれてます。

材木問屋の息子で、いつもえらそうにしている与次郎。木こりのこどもで怪力の持ち主のゴン太。
ひとくせある冬木町の子供達相手に、仲町の大助達は大奮闘するが…。
綱引きの場面がとてもおもしろいです。おとなも真剣に応援しているところも熱くていいな。

下巻では…子供達は初午の時に使う竹をとりに遠出しようとします。人さらいの話もからんだスリルある展開です。
大助の親で目明しの泰三や、寺子屋の先生、おとな達も子供達を応援します。

個性豊かな子供達が生き生きと描かれている。

人情味あふれる江戸っ子。 威勢がよく、さっぱりした気質がよいなあ。

江戸時代の子供達の生活にふれられる面白い物語です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする