山火事になったときに一羽の小鳥が湖の中にザンブと飛び込んで、
山火事を消すために火事の真上に水を一滴ずつ運んだ。ライオンや
虎や猛獣たちは「お前何やってんだ?」と訊いた。小鳥は「いや私
を生んで育ててくれたこの森が今火事だ。私の力では消しようもな
いけれども、私にできることはこれしかないんだ」と言って、また
池の中に飛び込んでは、火事の真上に行って羽ばたいて滴を落とし
続けた。それを繰り返した小鳥が焼け死にそうになったとき、一天
ににわかにかき曇り、雨が降って火事が収まった。
ジャータカ(本生経)の中で紹介されているたとえ話
山火事を消すために火事の真上に水を一滴ずつ運んだ。ライオンや
虎や猛獣たちは「お前何やってんだ?」と訊いた。小鳥は「いや私
を生んで育ててくれたこの森が今火事だ。私の力では消しようもな
いけれども、私にできることはこれしかないんだ」と言って、また
池の中に飛び込んでは、火事の真上に行って羽ばたいて滴を落とし
続けた。それを繰り返した小鳥が焼け死にそうになったとき、一天
ににわかにかき曇り、雨が降って火事が収まった。
ジャータカ(本生経)の中で紹介されているたとえ話