福島第一・第二プール、冷却一時停止…送電異常より転載
読売新聞 1月17日(火)19時22分配信
東京電力は17日、福島第一原子力発電所に電気を供給する送電線の電圧が瞬間的に低下した影響で、原子炉格納容器の水素爆発を防ぐ窒素注入や、使用済み燃料プールの冷却などが一時停止したと発表した。
炉心溶融が起きた1~3号機の原子炉の注水は維持され、外部への放射性物質放出などの影響はなかったが、政府と東電は先月、同原発の「冷温停止状態」を宣言したばかり。仮設の安全設備に依存する不安定さが浮き彫りになった。
東電によると、福島県田村市にある東電施設で同日午後4時10分頃、異常が起き、使用中の4系統の送電線のうち2系統で送電が瞬間的に遮断された。この結果、1~3号機の窒素注入装置と、2、3、6号機のプールの冷却装置など、一部の設備が停止した。同第二原発でもプールの冷却が停止。いずれも1~3時間程度で点検を済ませて再起動した。送電線による電力供給が3秒以上止まると、非常用発電機が自動的に起動するが、今回は電圧低下が1秒に満たなかった。
読売新聞 1月17日(火)19時22分配信
東京電力は17日、福島第一原子力発電所に電気を供給する送電線の電圧が瞬間的に低下した影響で、原子炉格納容器の水素爆発を防ぐ窒素注入や、使用済み燃料プールの冷却などが一時停止したと発表した。
炉心溶融が起きた1~3号機の原子炉の注水は維持され、外部への放射性物質放出などの影響はなかったが、政府と東電は先月、同原発の「冷温停止状態」を宣言したばかり。仮設の安全設備に依存する不安定さが浮き彫りになった。
東電によると、福島県田村市にある東電施設で同日午後4時10分頃、異常が起き、使用中の4系統の送電線のうち2系統で送電が瞬間的に遮断された。この結果、1~3号機の窒素注入装置と、2、3、6号機のプールの冷却装置など、一部の設備が停止した。同第二原発でもプールの冷却が停止。いずれも1~3時間程度で点検を済ませて再起動した。送電線による電力供給が3秒以上止まると、非常用発電機が自動的に起動するが、今回は電圧低下が1秒に満たなかった。