大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

「平清盛」 混乱の世、たくましく生きる

2012-01-09 17:00:00 | 学習
大河ドラマ:「平清盛」 混乱の世、たくましく生きるより転載


NHK大河ドラマ「平清盛」のロゴ

◇ 「松山世代」そろえ、豪快に群像劇

 NHK大河ドラマ第1作が放送されてから50年目の記念すべき年に選ばれたのは、平安末期が舞台となる「平清盛」。白河法皇の落とし種として孤独に生まれながら、やがてトップに上り詰めた男の生涯を描く。通底するテーマは「たくましき平安」だ。総合は8日午後8時、BSプレミアムでは同日午後6時スタート。【高橋咲子】 


NHK大河ドラマ「平清盛」 登場人物相関図

 これまでの大河50作で平安時代はわずか5本。「敗者である平氏は資料が乏しく、極悪人や負け組の代表となり、ドラマの主人公としても描きにくかった」と磯智明チーフプロデューサーは語る。

 このイメージを打ち破るのが今年の清盛。ドラマは「無頼の高平太」として仲間を束ねていく前半、「平安版ゴッドファーザー」(柴田岳志チーフディレクター)として大家族を率いるものの、世間の不評を買い命を落とす後半--に分かれる。

 「罪なき民を泣かせて武士など名乗れるか!」。劇中で清盛はそう叫ぶ。大きな体に派手な着物。汚れた顔で市中を闊歩(かっぽ)し、腹がくちくなればごろりと寝転ぶ。平家の御曹司として育ったのに、なんと野性的で豪快なのだろう。


平清盛を演じる松山ケンイチ
 渡哲也ら、これまで清盛を演じてきた俳優に比べて、主役の松山ケンイチはぐんと若い26歳だ。源義朝役の玉木宏、後白河天皇役の松田翔太も同世代。実力ある“松山世代”をそろえることで群像劇を描くことが可能になった。

 <遊びをせんとや 生まれけむ 戯れせんとや 生まれけん>

 「梁塵秘抄」の中のこの歌が、ドラマを象徴する。子どもが夢中で遊ぶように生きる。そんなセリフが形を変えて何度も登場する。

 柴田チーフディレクターは言う。「番組のメッセージを一言で言うと“生きる”。生きるなかには困難がつきまとうが、あえて現在を夢中になって生きてみよう、と」

 ◇第1回「ふたりの父」あらすじ
 1118年、京都。300年の平安を誇った貴族の世も乱れ、武家・平氏の嫡男である平忠盛(中井貴一)も、朝廷の命令のまま盗賊を捕らえる汚れ仕事を行っていた。そんなある日、忠盛は物乞い姿の一人の女と出会う。その女・舞子(吹石一恵)は、院の御所に出入りする白拍子で、時の最高権力者・白河法皇(伊東四朗)の子を身ごもっていた。不吉な子として殺されることを恐れ、逃げてきた舞子を、忠盛は、追っ手の源氏方の武士・源為義(小日向文世)の追及を逃れ、自らのもとにかくまう。人を斬ることに疲れていた忠盛と舞子は、やがて心を通い合わせるようになり、忠盛の家の納屋で、舞子は赤ん坊を産み落とす。その赤ん坊こそがのちの平清盛だった。

2012年1月1日

安全文化を軽視 事故調中間報告書

2012-01-09 16:00:00 | 学習
福島第1原発:安全文化を軽視 事故調中間報告書より転載

 政府の事故調査・検証委員会が公表した中間報告書から浮かぶのは、「安全文化」が欠如した国や東京電力の姿だ。これまで、地震や津波など自然災害と原発事故が起こる複合災害の「原発震災」があれば甚大な被害をもたらすことは指摘されてきた。その警告を軽視してきた原子力関係者の過小評価体質に猛省が求められる。

 安全文化とは、反省しながら、最新知見を取り入れ安全を常に求める姿勢をいう。だが東電の場合、08年に福島第1原発に15メートル超の津波が押し寄せる可能性を予測したが、コストのかかる防潮堤の設置などの対策を進めなかった。事故発生直後も「想定外の津波が原因」という言葉を口にしている。これに対し、26日、記者会見した畑村洋太郎委員長は「一度想定を決めると、想定外を考えなくなる」と指摘、被害の甚大さを考慮すれば確率が低くても想定外を無視しない大切さを説いている。

 報告書は、経済性と安全性の問題にも触れた。近年、規制緩和の流れの中で、原発の安全確保も法に基づく規制から、電力会社の自主規制へと流れが強まっている。電力会社が自らの責任で取り組む姿勢は重要だが、検証委は「経済性と安全性のせめぎあいの中では、適切な判断にいたらない恐れがある」などと指摘し、自主規制の限界に言及した。

 一方で報告書では、安全文化を軽視した背景に言及しているのは全体の1割以下にとどまる。なぜ対策が電力会社の自主性に委ねられたのか。地震国・日本で珍しくない津波の対策をなぜ軽んじたのか。来夏の最終報告に向けて、検証委の分析が注目される。【河内敏康】

毎日新聞 2011年12月27日 0時00分

除染特措法、1月1日に全面施行

2012-01-09 15:00:00 | 学習
放射性物質:除染特措法、1月1日に全面施行より転載

 東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質を、国の責任で除去することなどを定めた放射性物質汚染対処特別措置法が1月1日に全面施行される。環境省は、1月4日に福島県に福島環境再生事務所を開設し、20年以上続くとみられる汚染廃棄物の処理が本格的にスタートする。しかし、除染の効果は不明な点が多く、汚染廃棄物の保管場所選定も困難が予想される。

 特措法によると、警戒区域(ただし楢葉町は全域)と計画的避難区域は「除染特別地域」として国が直轄で除染する。モデル事業での除染効果を踏まえて計画を立て、作業開始は3月末以降になる見通し。国は来年の早い時期に工程表を示す方針だ。

 除染特別地域の廃棄物は「対策地域内廃棄物」に指定され、汚染度合いにかかわらず国が直轄で処理する。また、放射性セシウムの濃度が、1キロ当たり8000ベクレルを超える焼却灰や汚泥などは「指定廃棄物」として国が処理する。

 ただし、福島県内で最大3100万立方メートルと見積もられる除染後の汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設は28日、国が同原発立地地域の双葉郡を建設候補地とすることを明らかにしたが、場所選定は始まったばかりだ。また、現地での測定が終わった1市4町(南相馬市、浪江、双葉、富岡、楢葉町)だけで計34万2651トンと推定される対策地域内廃棄物の処分も難航しそうだ。【藤野基文】

毎日新聞 2011年12月30日 21時30分

青森・六ケ所村の核燃再処理工場:原燃、試験再開へ 知事、緊急対策を了承

2012-01-09 14:00:00 | 学習
青森・六ケ所村の核燃再処理工場:原燃、試験再開へ 知事、緊急対策を了承より転載

 青森県の三村申吾知事は26日記者会見し、東京電力福島第1原発事故後に、県内の原子力4事業者が取った緊急安全対策を了承したと発表した。非常時の電源確保など地震・津波対策について十分と判断した。これを受け、日本原燃は、同県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場で、08年のトラブル以来停止している高レベル放射性廃棄物ガラス固化体の製造試験を年明けにも再開する見通し。

 知事の了承を受け、震災後に工事が中断しているJパワー(電源開発)大間原発(同県大間町)やリサイクル燃料貯蔵の使用済み核燃料中間貯蔵施設(同むつ市)の建設も再開するとみられる。東北電力東通原発(同東通村)の再稼働については、国の安全評価(ストレステスト)の結果が出た後、関係閣僚が最終判断する。

 一方、今年1月に着工し、震災後工事を中断した東京電力東通原発(東通村)については、東電が「福島第1原発事故の収束と安定化を優先させる」として緊急安全対策を出していない。

 青森県は福島第1原発の事故を受けた各事業者の対策を検証する独自の専門家会議を6月に設置。「対策は妥当」とする報告を11月に受け、知事が県議会や立地市町村長らに意見を聞き、その是非を検討していた。【山本佳孝】

毎日新聞 2011年12月27日 東京朝刊

どんど焼き:涙の中止「放射性物質付着の恐れ」 福島

2012-01-09 13:00:00 | 学習
どんど焼き:涙の中止「放射性物質付着の恐れ」 福島より転載


「どんど焼き」に向けて持ち寄られた縁起物や神棚などの山。奥は宮司の吉田義さん=福島県川俣町の春日神社で2012年1月6日、山本晋撮影

 門松など正月の飾り物や縁起物を燃やす伝統行事「どんど焼き」を巡り、福島県内で原発事故による放射性物質の拡散などを懸念して自粛する動きがでている。町の一部が計画的避難区域になっている同県川俣町の春日神社には、例年通り氏子らが持ち込んだ飾り物が山積みにされたまま。吉田義(ただし)宮司(80)は断腸の思いで自粛を決めたといい、「焼いて神様の元へ返せないのは残念だ」と嘆いている。

 どんど焼きは「左義長(さぎちょう)」「どんと」などとも呼ばれ、全国各地で1月中旬前後に行われてきた神事。平安時代初期に創建されたとされる同神社でも、約50年前に後を継いだ吉田宮司が氏子の1年の幸せを願い、毎年1月6~15日ごろ実施。今年も境内の一角には、しめ縄や門松、お札などが入れられた段ボールや紙袋が高さ1メートルほどに積み上がった。

 同町は原発事故後、南東部の山木屋地区が計画的避難区域に指定された。春日神社があるのは区域外の町北西部だが、近くに小中学校もあり、放射性物質の拡散や凝縮の恐れを考慮せざるを得ない。町役場にも相談の上、「地元の松を使った門松や、わらに放射性物質が付着している恐れは否定できない」として自粛を決めた。

 近く氏子を集めて飾り物を分別し、祈りをささげた上で屋外にあった物はゴミ回収に出すつもりだ。吉田宮司は「神々が宿った品々」を前に「なぜ原発事故を最小限に食い止められなかったのか」と涙をこぼした。

 同県郡山市の開成山(かいせいざん)大神宮でも例年6日午後から7日夜にかけて一昼夜以上行ってきた「どんど焼き」を7日の日中のみに規模縮小するなど、同様の動きは他の神社でも出ている。県神社庁の担当者は「一律な対応は指示していない。個々に各神社が地元の市町村と相談して決めている」と話している。

 原発事故後、東北の木材などを供養のため燃やすことを巡っては、岩手県陸前高田市の松から作ったまきを京都市の「五山送り火」で燃やす計画が放射性物質への懸念で中止されるなどの動きがあった。【山本太一】

毎日新聞 2012年1月7日 1時42分(最終更新 1月7日 2時30分)

東京避難中の福島のパン職人「福島の人作ったパン怖い」に涙

2012-01-09 12:00:00 | 学習
東京避難中の福島のパン職人「福島の人作ったパン怖い」に涙より転載
配信元:2011/08/02 11:32更新

 東京・西荻窪にある人気パン店「リスドォル・ミツ」では、4月18日以来、福島県出身のパン職人が働いている。福島第一原発から16kmの地点にある、福島・楢葉町でパン店「アルジャーノン」を営んでいた八橋真樹さん(39)だ。

 八橋さんは、原発事故のため3月12日に緊急避難を余儀なくされた。当初は「すぐに戻れる」と思っていたが、結局、一度も戻ることができないまま避難所や親戚宅などを転々としていた。

 4月初旬、そんな八橋さんの元に1本の電話がかかった。「うちで働いてみないか」。

 その電話の主が、「リスドォル・ミツ」のオーナー・廣瀬満雄さん(60)だった。八橋さんは8年ほど前、廣瀬さんが講師を務めたパン作りの講習会に参加したことがあり、廣瀬さんも八橋さんのことが気がかりだったという。

 こうして「リスドォル・ミツ」では、八橋さんを含めてふたりの被災者が働くようになった。八橋さんは当時の心境をこう振り返る。

「1か月ぶりにパンの生地に触れたときは本当に嬉しかったです。福島に戻りたい気持ちは強いけど、現実と思いはつながりません。いまは、働けることに喜びを感じています」

 しかし、多くのお客さんが励ましてくれる一方で、心ない言葉をぶつけられることもあった。たまたま来店したある客が八橋さんのことを知り、

「このパンは福島の人が作ったの? 怖いからまたにしとくわ」

 といって何も買わずに帰ってしまったのだ。八橋さんはこの話を聞いたとき、目に涙をため声を詰まらせた。

「悔しいです。ただそれだけでした。ぼくたちは本当に普通に、普通に生活していただけなんです。それなのに…」

 廣瀬さんがいう。

「1000人にひとり、1万人にひとりかもしれませんが、こういった人がいることに大きな憤りを感じます。私は後から報告を受けたんですが、もしその場にいたら蹴飛ばしてましたよ」

 もちろん、被災者の人が被曝していたとしても、それがパンに移ることなどありえないことだ。廣瀬さんはこの一件をあえてフェイスブックに書き込んだ。そして、その反応を八橋さんに見せた。

「“頑張れって応援してくれている人も数多くいるんだ。だから放射能なんかに負けるんじゃない。風評被害や差別に負けるということ自体が、もう放射能に負けていることになるんだ”そういって彼を励ましました。彼は号泣していました」(廣瀬さん)

※女性セブン2011年8月11日号

「反転耕」桑折で実演 水田、畑地の除染効果確認

2012-01-09 11:00:00 | 学習
「反転耕」桑折で実演 水田、畑地の除染効果確認より転載

 水田・畑地除染のための「反転耕」実演会は13日、桑折町谷地の水田で開かれた。
 「反転耕」では空間線量を下げて農業従事者や近隣で生活する人の外部被ばくを引き下げることや、農産物の放射性セシウムの未検出を目指す。排出する土が出ないことが一番のメリットだという。
 実演会では、はじめに水田にゼオライトを散布。続いて、大型トラクターで土壌を約30センチの深さで反転させた後、土壌を踏み固め、平たんにならした。この結果、田の空間線量は4割ほど低減した。
 参加者からは、大型機械が入れない土地はどうするのか、結局放射性物質は地中に残るのでは-などの質問も出された。
 県はこの他、実演会を6カ所で開く予定。

(2011/12/14 09:32)福島民報

東電、セシウム吸着性能を向上へ 汚染水処理の装置交換

2012-01-09 10:00:00 | 学習
東電、セシウム吸着性能を向上へ 汚染水処理の装置交換より転載

 東京電力は3日、福島第1原発事故で発生した放射性物質を含む汚染水を処理する米キュリオン社製の装置の一部を、より低濃度のセシウムを吸着できる種類に交換し、セシウムの吸着性能を上げると発表した。6日から運用を始める予定。

 東電によると、交換するのは3段階に分かれた「セシウム吸着塔」のうち最終段階にあるもの。放射性のヨウ素を取り除くことを重視した吸着塔を使っていたが、汚染水からヨウ素が検出されなくなり、水処理の最終段階で薄まったセシウムを吸着する能力が高いものを使うことにした。

 新たな吸着塔は、交換の頻度が現在の2週間に1回から1カ月に1回程度に延びると見込まれ、東電は、発生する廃棄物の量を減らす効果も期待できるとしている。

(2011年12月 3日)共同ニュース

フクシマの情報公開怠り住民被曝」 NYタイムズ報道

2012-01-09 09:00:00 | 学習
フクシマの情報公開怠り住民被曝」 NYタイムズ報道より転載

 東京電力福島第一原発の事故をめぐり、米ニューヨーク・タイムズ紙は9日付紙面で、日本政府が緊急時迅速放射能影響予測(SPEEDI)のデータを事故直後に公表することを怠ったために、福島県浪江町など原発周辺自治体の住民らが被曝(ひばく)している可能性が高いと伝えた。

 長文の記事は、菅政権との対立で4月に内閣官房参与を辞任した小佐古敏荘・東大大学院教授が、事故直後にSPEEDIのデータ公表を政府に進言したが、避難コストがかさむことを恐れた政府が公表を避けたと指摘。「原発事故の規模や健康被害のリスクを過小評価しようとする政府に対し、社会の怒りが増大している」と論評した。

 そのほか、原子炉のメルトダウンを裏付けるデータ公表の遅れや、校庭での放射性物質の基準値をめぐるぶれなども問題視した。(ニューヨーク=田中光)
asahi.com2011年8月10日1時45分