大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

横田能洋さん 「常磐地域」の復興支援続ける

2012-01-07 16:00:00 | 学習
ひと:横田能洋さん 「常磐地域」の復興支援続けるより転載

 茨城県でNPO設立を手伝ったり、NPO同士をつなぐ中間支援組織「コモンズ」を創設して13年になる。日ごろ培ってきたネットワークに東日本大震災後、北茨城市と福島県いわき市のNPOから「燃料も物資も届かない」とSOSが入った。

 いわき市は福島第1原発事故の影響で、避難区域外なのに輸送トラックが市内に入らず、物資不足が深刻だった。北茨城市は大きな被害を受けながら被災状況がメディアに取り上げられることも少なく、物資が「素通りしていく」状態だった。もともと交流が深く「常磐地域」と呼ばれる両市を支援しようと「ホープ常磐プロジェクト」をコモンズ内に発足させた。4月になると支援ニーズは物資からマンパワーへと移り、がれきの中から被災者にとって大事な物を捜し出すボランティアバスを毎週末運行した。

 弟に聴覚障害があり、福祉を志し茨城大へ。卒業後、県経営者協会で企業の社会貢献などを担当したが限界を感じ、コモンズを設立。活動を通じ、「思いを持って伝えれば、応援してくれる人は見つかる」と確信する。

 プロジェクトの活動に対して、車や民家提供の申し出といった「善意」が山ほど寄せられている。それらの資源とニーズをつなぎ、生かしていくのがNPOの存在価値だと思っている。

 震災からまもなく9カ月。支援ニーズは、避難先での新たなコミュニティーづくりへと移った。あきらめない「仲人役」の真価が問われている。【鈴木敬子】

【略歴】横田能洋(よこた・よしひろ)さん 千葉市出身。茨城県常総市在住。コモンズ事務局長。外国人の就労・就学支援にも取り組む。44歳。

毎日新聞 2011年12月7日 0時26分

子どもの内部被ばく 尿検査の申し込みが殺到 一関

2012-01-07 15:00:00 | 学習
子どもの内部被ばく 尿検査の申し込みが殺到 一関より転載

 福島第1原発事故を受け、岩手県が始めた4~15歳の子どもの内部被ばくを調べる尿検査で、一関市の申込者が定員36人に対し2344人と65倍に上った。同市は比較的高い空間放射線量が計測されており、不安に思う保護者が多かったとみられる。
 一関市は学校などを通じ、対象となる全ての保護者に通知したところ、11月24~29日の応募期間に申し込みが殺到した。市は年齢や地域を考慮して抽選し、対象者を決めた。検査は今月2日に始まった。
 市健康づくり課の担当者は「市民の関心が高いので保護者全員に案内したが、これほど応募があるとは」と驚く。
 定員24人の奥州市でも、793人の申し込みがあった。
 県医療推進課は「希望者全員を対象とするよう要望もあるが、検査は放射線の影響を統計的に把握するのが狙い。検査態勢にも限界がある」と理解を求める。
 尿検査の対象は4~15歳の計130人程度を予定。第1次調査で、84人を県南部の一関、奥州、平泉、金ケ崎の4市町に割り振った。1月中に完了し、結果は3月ごろに公表するほか、保護者に伝える。
 残りの被験者の地域割りをどうするかは未定で、近く決定する。


2011年12月14日水曜日河北新聞

奇跡の一本松「生育絶望」 モニュメントなど検討へ

2012-01-07 14:00:00 | 学習
奇跡の一本松「生育絶望」 モニュメントなど検討へより転載

 岩手県陸前高田市の景勝地・高田松原で東日本大震災の津波に耐えて唯一残った「奇跡の一本松」の生育が絶望的となったことを受け、同市の戸羽太市長は13日、記者会見し、震災のモニュメントとして残すなど保存の在り方を検討していく考えを明らかにした。
 戸羽市長は「全国に陸前高田を知らせる一つのきっかけになり、市民にとっても復興の象徴だった。生育が絶望的となったのは非常に残念」とし、今後については「専門家や市民の意見を聞き、モニュメント的に残すか、別の場所に移して保存するかを含め検討したい」と述べた。
 12日に戸羽市長に一本松の現状に関する報告書を提出した財団法人「日本緑化センター」(東京)も13日、経過報告を公表。海水などの浸食で根が損傷し、4月から実施してきた生育を前提とした保存活動を断念したことを明らかにした。
 今後はモニュメントとして保存する場合、必要な情報を市に提供するとし、市などには保存の在り方を検討する組織の設置などを求めている。
 センターなどによると、一本松は樹齢約270年で高さは約30メートル、幹の直径は約80センチ。震災前にあった約7万本の松の中で唯一残り、「奇跡の一本松」として復興の象徴となった。


2011年12月14日水曜日河北新聞

被曝線量を早く知っていれば…調査結果に憤り

2012-01-07 13:00:00 | 学習
被曝線量を早く知っていれば…調査結果に憤りより転載

福島原発

 福島県は、13日に公表した全県民対象の健康管理調査の中間結果で、東京電力福島第一原発事故から4か月間の外部被曝
ひばく
線量(推計)について、居住地や避難経緯などに分け18のモデルケースを示した。

 避難場所や時期で被曝線量に差があった。分析に使った放射性物質の拡散予測「SPEEDI(スピーディ)」の情報を政府は当初、公表せず、「線量が高いと分かっていれば、別の場所に避難した」と住民は改めて憤っていた。

 推計で被曝量が最も高いのは、事故当時から飯舘村で高い放射線量の場所にとどまり、6月下旬の役場機能の移転に合わせて避難したケースで、19ミリ・シーベルト。最低は、事故当時に広野町にいて翌日町外に避難した場合の0・18ミリ・シーベルトだった。

(2011年12月14日01時48分 読売新聞)

3号機取水口 濃度3倍以上に

2012-01-07 12:10:06 | 原子力関係
3号機取水口 濃度3倍以上により転載
1月6日 19時14分

東京電力福島第一原子力発電所の2号機と3号機の取水口付近で、5日、採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、2号機では大きな変化がなかったものの、3号機では前の日の3倍以上に上昇しました。
福島第一原発の周辺では、去年4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。5日、2号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たりセシウム134が国の基準の2倍の0.12ベクレル、セシウム137が1.7倍の0.15ベクレル検出されました。また、3号機の取水口付近では、セシウム134が基準の13倍の0.76ベクレル、セシウム137が11倍の0.96ベクレル検出されました。2号機の取水口付近では濃度に大きな変化がなかったものの、3号機の取水口付近では前日の3倍以上の濃度になっています。一方、5日と4日、沿岸と沖合の合わせて10か所で行った調査では、福島第一原発の1号機から4号機の放水口から南におよそ330メートル付近など、沿岸の2か所で放射性セシウムが検出されましたが、いずれも基準を大幅に下回りました。

汚染土灰、中間貯蔵施設を双葉郡に…環境省方針

2012-01-07 12:00:00 | 学習
汚染土灰、中間貯蔵施設を双葉郡に…環境省方針より転載


 東京電力福島第一原子力発電所事故に伴い、放射性物質に汚染された福島県内の土壌や焼却灰を保管する中間貯蔵施設について、環境省は13日、候補地を同県双葉郡内とする方針を固めた。

 年内にも正式発表するとみられる。同省は同施設について「遅くとも2012年度内に立地場所を選定する」としており、今後、具体的な町村を絞り込む。

 双葉郡の自治体は、同原発がある双葉、大熊町など8町村。大熊町の渡辺利綱町長は13日、中間貯蔵施設について「近く双葉郡の自治体に説明する場を持つ」と12日に細野環境相から伝えられたことを明らかにした。関係者によると、会談では大熊町など、放射線量が高く、長期間居住が困難になる見通しの地域について、土地の買い上げや借り上げを検討していることが示されたという。

(2011年12月13日14時35分 読売新聞)

「福島以外は原発安全」 /山口

2012-01-07 11:00:00 | 学習
上関町長:「福島以外は原発安全」 /山口より転載

 上関町の柏原重海町長は13日、個人的見解として「福島第1原発を省いて判断すれば、原発の安全性は確保されている」と述べた。町議会12月定例会の一般質問で、原発反対派の山根善夫議員(無所属)から「東日本大震災後、原発の安全性の認識に変化はないか」と質問されて答えた。

 柏原町長は「大震災発生時、東北で稼働していた11基のうち、福島第1原発以外の発電所は放射能漏れにつながる事故にはならなかった」と指摘した。

 一方、国の原子力安全委員会が原子力事故時の避難などを求める範囲を半径8~10キロ圏内から30キロ圏内に拡大する指針案をまとめたことから、岩木基展議員(無所属)は伊方原発(愛媛県)から半径30キロ圏内に同町八島の一部が入るため、避難計画の策定を求めた。柏原町長は「国や県の防災指針などが固まっておらず判断できない。県とも協議して対応していきたい」と述べるにとどまった。【小中真樹雄】

〔山口東版〕

毎日新聞 2011年12月14日 地方版

韓国が原発2基の新設許可 福島事故後初めて

2012-01-07 10:00:00 | 学習
韓国が原発2基の新設許可 福島事故後初めてより転載
2011.12.4 14:24 

 韓国政府は4日までに、東部・蔚珍で計画される原子力発電所2基の新設を許可した。3月の東京電力福島第1原発事故後、建設許可は初めて。南部・釜山と南東部・慶州で建設された2基の試運転開始も許可した。

 韓国には21基の商業用原発が稼働中で、原発による電力は発電量全体の32%を占め依存度が高い。政府は福島第1原発の事故以降も原発推進政策を維持しており、2030年までに新たに19基を新設する計画のほか、「輸出主力商品」として原発80基を輸出することを目標に掲げている。

 大統領直属の原子力安全委員会によると、2日に新設が許可された2基は、いずれも出力140万キロワットの加圧水型軽水炉で、08年に建設申請が出されていた。

 同型炉は08年にも釜山のプラントが許可を受け、建設が進んでいるが、今回、福島第1原発の事故後に新たに設けた独自の33項目の安全基準と、米国の基準も満たしたとしている。

 試運転が許可された2基は出力100万キロワットの加圧水型軽水炉で、4~6カ月間試運転を行う予定という。(共同)

原発事故を予言?「日本列島放棄」が話題に 作者に聞く

2012-01-07 09:00:00 | 学習
小説:原発事故を予言?「日本列島放棄」が話題に 作者に聞くより転載

 ◇「起こりうる危険性問う」
 前橋市在住の作家、新井克昌さん(75)が4年前に刊行した長編小説「日本列島放棄」(文芸春秋企画出版部)が「東日本大震災を予言したような内容だ」と話題になっている。宮城沖で起きた巨大地震で原発事故が各地で起き、放射性物質が拡散するという内容だ。小説は絶版になっているが、新井さんは「地震列島の日本で起こりうる危険性を問いかけたかった」と執筆した動機を振り返る。【庄司哲也】

 物語は200X年8月、マグニチュード8・7の巨大地震が発生したとの設定で進められる。東京電力福島第1原発をはじめ国内各地で原発事故が発生し、9500万人が国外移住を迫られる。福島第1原発が最初に崩壊するという物語の展開について、新井さんは「予言でも何でもない。立地や耐用年数などを考慮すると、それが最も合理的だった」と説明する。原発関連資料を集めて女川原発(宮城県女川町)などにも足を運び、事故の過程は緻密に描くことを心掛けたという。

 新井さんは20歳のころに日本シナリオ作家協会・第1期研究生として映画シナリオの書き方を学んだ。今井正監督と名コンビを組んだ高崎市出身の故八木保太郎氏の影響を受け、社会派作品を志向してきた。

 4年前に小説に描いたことは3月11日に現実化してしまったが、新井さんは「原発事故は予想しえた。政府や東電は想定外という言葉を使ったが、それこそが『想定外』だ。言い訳にしか聞こえなかった」と話している。

2011年12月13日毎日新聞