長周期地震動の予測地図=南海地震を想定-政府調査委より転載
政府の地震調査委員会は13日、1946年に紀伊半島沖から四国沖を震源域として発生した南海地震(マグニチュード8.4)と同規模の巨大地震が起きた際に想定される、長い周期の地震の揺れ(長周期地震動)の予測地図を公表した。
長周期地震動は、周期が3~10秒と長く、ゆっくりと揺れるのが特徴。2003年の十勝沖地震では、震源から離れた北海道苫小牧市の石油タンク火災の原因となったほか、東日本大震災の巨大地震でも観測され、大阪市のビルや新潟県の石油タンクでも大きな横揺れや被害が発生した。
調査委は各地の地下構造などを基に、周期2秒以上の地震の揺れ幅を試算。その結果、例えば周期3秒の地震では、震源から離れた大阪市や名古屋市などの30階建てビルで、毎秒100センチ前後の大きな揺れ幅が予測された。(2012/01/13-17:14)
政府の地震調査委員会は13日、1946年に紀伊半島沖から四国沖を震源域として発生した南海地震(マグニチュード8.4)と同規模の巨大地震が起きた際に想定される、長い周期の地震の揺れ(長周期地震動)の予測地図を公表した。
長周期地震動は、周期が3~10秒と長く、ゆっくりと揺れるのが特徴。2003年の十勝沖地震では、震源から離れた北海道苫小牧市の石油タンク火災の原因となったほか、東日本大震災の巨大地震でも観測され、大阪市のビルや新潟県の石油タンクでも大きな横揺れや被害が発生した。
調査委は各地の地下構造などを基に、周期2秒以上の地震の揺れ幅を試算。その結果、例えば周期3秒の地震では、震源から離れた大阪市や名古屋市などの30階建てビルで、毎秒100センチ前後の大きな揺れ幅が予測された。(2012/01/13-17:14)