大飯原発 発電に向け作業進むより転載
7月2日 12時13分 NHKニュース
およそ1年3か月ぶりに原子炉が起動した福井県にある関西電力の大飯原子力発電所3号機は、2日朝、核分裂が連続して起こる「臨界」に達しました。
2日午前中、核分裂に関する検査などが行われていて、4日に発電を開始する見通しです。
大飯原発3号機では、1日午後9時に運転員が原子炉の制御棒を引き抜くレバーを操作し、およそ1年3か月ぶりに原子炉を起動させました。
そして、2日午前6時に牧野経済産業副大臣や地元おおい町の時岡忍町長らの立ち会いのもと、核分裂が連続して起こる「臨界」に達したことが確認されました。
国内の原発は、5月から50基すべてが運転を停止していますが、長期間止まった原子炉が臨界に達したのは、去年3月の東京電力福島第一原発の事故のあと初めてです。
関西電力によりますと、今のところ、原子炉の状態を示すデータに問題はないということで、2日午前中、核分裂に関する検査や、発電用のタービンを調整する準備などが行われています。
また午前10時からは、おおい町のオフサイトセンターと大飯原発、それに東京の原子力安全・保安院を結ぶ電話会議が行われ、牧野副大臣が「安定供給に向けて最後まで緊張感を持って取り組んでほしい」と述べたということです。
大飯原発3号機はこのあと、作業が予定通り進めば、4日に発電を開始し、今月8日にはフル稼働になる見通しです。
7月2日 12時13分 NHKニュース
およそ1年3か月ぶりに原子炉が起動した福井県にある関西電力の大飯原子力発電所3号機は、2日朝、核分裂が連続して起こる「臨界」に達しました。
2日午前中、核分裂に関する検査などが行われていて、4日に発電を開始する見通しです。
大飯原発3号機では、1日午後9時に運転員が原子炉の制御棒を引き抜くレバーを操作し、およそ1年3か月ぶりに原子炉を起動させました。
そして、2日午前6時に牧野経済産業副大臣や地元おおい町の時岡忍町長らの立ち会いのもと、核分裂が連続して起こる「臨界」に達したことが確認されました。
国内の原発は、5月から50基すべてが運転を停止していますが、長期間止まった原子炉が臨界に達したのは、去年3月の東京電力福島第一原発の事故のあと初めてです。
関西電力によりますと、今のところ、原子炉の状態を示すデータに問題はないということで、2日午前中、核分裂に関する検査や、発電用のタービンを調整する準備などが行われています。
また午前10時からは、おおい町のオフサイトセンターと大飯原発、それに東京の原子力安全・保安院を結ぶ電話会議が行われ、牧野副大臣が「安定供給に向けて最後まで緊張感を持って取り組んでほしい」と述べたということです。
大飯原発3号機はこのあと、作業が予定通り進めば、4日に発電を開始し、今月8日にはフル稼働になる見通しです。