福島の現状 原発告訴団文書は新聞の情報統制にやくざなど内容が恐ろしいより転載
福島原発告訴団メーリングリストの文書を公開されている方がいるので紹介。福島の新聞の情報統制にやくざの揉み消しなど、その内容が見ていて恐ろしくなります。
福島の新聞は情報統制が厳しい
Tatsuo Fujii
(@tatsuofujii)
2012/07/15 11:03:44
from ついっぷる for iPhone
連投1 福島原発告訴団のMLより抜粋。 この文書はまさに福島の現状です。 危機に気づかない人より、危機を感じている人の方が圧倒的に多いのが実態です。情報操作は徹底していて、私の弟は福島の新聞記者なのですが、社にいると情報統制が 厳しくて怖くなると言っています。 #原発 #福島
Tatsuo Fujii (@tatsuofujii)
2012/07/15 11:06:19
from ついっぷる for iPhone
連投2 (県内の新聞)社には恐ろしい情報が山ほど入ってくるのですが、すべてもみ消しの状況なのです。 官邸前のデモの件、東京新聞のお詫び文書に官邸前のデモの報道できなくてごめんなさいとありました。 良心的な新聞です。他の新聞社は何をしているのでしょうか??? #原発 #福島
野田首相が来た時の原発反対などの集会はニュースにならず
Tatsuo Fujii
(@tatsuofujii)
2012/07/15 11:07:25
from ついっぷる for iPhone
連投3 これはすでに民主国家ではなく、ファシズム国家です。 先週の土曜日に野田総理が福島にきました。県庁前には原発反対、事故責任などの大規模な集会が 開かれたのですが、福島では全くニュースになりませんでした。妻と「怖すぎる・・」と絶句です。 #福島#原発
山下副学長の権力 やくざ証拠隠蔽
Tatsuo Fujii
(@tatsuofujii)
2012/07/15 11:10:12
from ついっぷる for iPhone
連投4 山下は福島医大の影の支配者として君臨し、その権威は絶大で、放射能は危険などという医師には身の補償がありません。浜(通り)ではやくざが証拠隠蔽に動員されています。 #原発 #福島
Tatsuo Fujii
(@tatsuofujii)
2012/07/15 11:12:09
from ついっぷる for iPhone
連投5 昨日の情報で米沢に避難している浪江町の避難民(ある特定地区です)10人中6人が急性症状(たぶん白血病?という噂)で死亡し、避難民が震え上がっています。 浪江の人々はこの事実を役所やテレビに訴えましたが全く報道されませんでした。彼らも国は怖いと訴えています。 #原発 #福島
避難解除地域の避難民
Tatsuo Fujii (@tatsuofujii)
2012/07/15 11:13:43 from ついっぷる for iPhone
連投6 避難解除地域の避難民は手当の打ち切りが行われ、行き場を無くしています。 帰還した人々の報道はあくまでシナリオのあるドラマとしてTVが作成したフィクションなのです。 避難の現場からは報道と全く別の現実があります。私の話には思い込みや誇張は全くありません。 #福島 #原発
Tatsuo Fujii
(@tatsuofujii)
2012/07/15 11:18:11
from ついっぷる for iPhone
連投7 この話を裏付けるような、マスコミ人の話があります。 或いはご存知かもしれませんが、ネットで検索すれば動画をみることができます。 「上杉隆、フランクフルト講演」がキーワードです。 #原発 #福島
いろいろと恐ろしい内容がありますね。報道については、官邸前デモがなかなか取り上げられなかったことが記憶に新しいです。かなり生々しい内容の描写だと思います。
福島原発告訴団メーリングリストの文書を公開されている方がいるので紹介。福島の新聞の情報統制にやくざの揉み消しなど、その内容が見ていて恐ろしくなります。
福島の新聞は情報統制が厳しい
Tatsuo Fujii
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2012/07/15 11:03:44
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連投1 福島原発告訴団のMLより抜粋。 この文書はまさに福島の現状です。 危機に気づかない人より、危機を感じている人の方が圧倒的に多いのが実態です。情報操作は徹底していて、私の弟は福島の新聞記者なのですが、社にいると情報統制が 厳しくて怖くなると言っています。 #原発 #福島
Tatsuo Fujii (@tatsuofujii)
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連投2 (県内の新聞)社には恐ろしい情報が山ほど入ってくるのですが、すべてもみ消しの状況なのです。 官邸前のデモの件、東京新聞のお詫び文書に官邸前のデモの報道できなくてごめんなさいとありました。 良心的な新聞です。他の新聞社は何をしているのでしょうか??? #原発 #福島
野田首相が来た時の原発反対などの集会はニュースにならず
Tatsuo Fujii
(@tatsuofujii)
2012/07/15 11:07:25
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連投3 これはすでに民主国家ではなく、ファシズム国家です。 先週の土曜日に野田総理が福島にきました。県庁前には原発反対、事故責任などの大規模な集会が 開かれたのですが、福島では全くニュースになりませんでした。妻と「怖すぎる・・」と絶句です。 #福島#原発
山下副学長の権力 やくざ証拠隠蔽
Tatsuo Fujii
(@tatsuofujii)
2012/07/15 11:10:12
from ついっぷる for iPhone
連投4 山下は福島医大の影の支配者として君臨し、その権威は絶大で、放射能は危険などという医師には身の補償がありません。浜(通り)ではやくざが証拠隠蔽に動員されています。 #原発 #福島
Tatsuo Fujii
(@tatsuofujii)
2012/07/15 11:12:09
from ついっぷる for iPhone
連投5 昨日の情報で米沢に避難している浪江町の避難民(ある特定地区です)10人中6人が急性症状(たぶん白血病?という噂)で死亡し、避難民が震え上がっています。 浪江の人々はこの事実を役所やテレビに訴えましたが全く報道されませんでした。彼らも国は怖いと訴えています。 #原発 #福島
避難解除地域の避難民
Tatsuo Fujii (@tatsuofujii)
2012/07/15 11:13:43 from ついっぷる for iPhone
連投6 避難解除地域の避難民は手当の打ち切りが行われ、行き場を無くしています。 帰還した人々の報道はあくまでシナリオのあるドラマとしてTVが作成したフィクションなのです。 避難の現場からは報道と全く別の現実があります。私の話には思い込みや誇張は全くありません。 #福島 #原発
Tatsuo Fujii
(@tatsuofujii)
2012/07/15 11:18:11
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連投7 この話を裏付けるような、マスコミ人の話があります。 或いはご存知かもしれませんが、ネットで検索すれば動画をみることができます。 「上杉隆、フランクフルト講演」がキーワードです。 #原発 #福島
いろいろと恐ろしい内容がありますね。報道については、官邸前デモがなかなか取り上げられなかったことが記憶に新しいです。かなり生々しい内容の描写だと思います。
東北電幹部が原発推進意見…会場騒然より転載
政府は15日、今後のエネルギー・環境政策について国民から直接意見を聞く第2回の意見聴取会を仙台市で開いた。東日本大震災の被災地で初めての開催だが、9人しかいない発言者の1人として東北電力の幹部社員が原発を推進する意見を述べたため、会場から不満の声が上がり一時騒然となった。
発言者には首都圏在住者も複数選ばれており、被災地の反発を招きかねない運営方法に批判が強まりそうだ。
聴取会では2030年の原発比率を0%、15%、20~25%とする3つの選択肢について抽選で決まった9人が、それぞれの意見を述べた。
東北電の男性幹部社員が「会社の考えをまとめて話す」として20~25%案を支持する立場を強調すると、会場から「人選がやらせでないか」などと批判が相次いだ。このため聴取会は一時中断、出席していた細野豪志原発事故担当相がとりなす場面があった。(共同)
[2012年7月15日18時55分]
政府は15日、今後のエネルギー・環境政策について国民から直接意見を聞く第2回の意見聴取会を仙台市で開いた。東日本大震災の被災地で初めての開催だが、9人しかいない発言者の1人として東北電力の幹部社員が原発を推進する意見を述べたため、会場から不満の声が上がり一時騒然となった。
発言者には首都圏在住者も複数選ばれており、被災地の反発を招きかねない運営方法に批判が強まりそうだ。
聴取会では2030年の原発比率を0%、15%、20~25%とする3つの選択肢について抽選で決まった9人が、それぞれの意見を述べた。
東北電の男性幹部社員が「会社の考えをまとめて話す」として20~25%案を支持する立場を強調すると、会場から「人選がやらせでないか」などと批判が相次いだ。このため聴取会は一時中断、出席していた細野豪志原発事故担当相がとりなす場面があった。(共同)
[2012年7月15日18時55分]
胆管がん原因物質?8・3トン排出…大阪の会社より転載
大阪市の校正印刷会社で胆管がんによる死亡者が出た直後の2001年度、同社が化学物質「1、2―ジクロロプロパン」を大気中に8・3トン排出していたことが分かった。
この物質は、厚生労働省が胆管がんの発症原因の可能性があるとみて調べており、同省の担当者は「従業員数や作業場の規模からみても8・3トンは多量」としている。大量使用が胆管がん発症の原因になった可能性がある。
排出データは、「化学物質排出把握管理促進法」に基づく届け出に含まれていた。同法は、健康を害したり環境を汚染したりする恐れのある462の化学物質を指定。従業員21人以上で、年間使用量が5トン以上(03年度以降は1トン以上)の事業者を対象に、大気や河川への排出・廃棄量の報告を義務付けている。
(2012年7月15日19時15分 読売新聞)
大阪市の校正印刷会社で胆管がんによる死亡者が出た直後の2001年度、同社が化学物質「1、2―ジクロロプロパン」を大気中に8・3トン排出していたことが分かった。
この物質は、厚生労働省が胆管がんの発症原因の可能性があるとみて調べており、同省の担当者は「従業員数や作業場の規模からみても8・3トンは多量」としている。大量使用が胆管がん発症の原因になった可能性がある。
排出データは、「化学物質排出把握管理促進法」に基づく届け出に含まれていた。同法は、健康を害したり環境を汚染したりする恐れのある462の化学物質を指定。従業員21人以上で、年間使用量が5トン以上(03年度以降は1トン以上)の事業者を対象に、大気や河川への排出・廃棄量の報告を義務付けている。
(2012年7月15日19時15分 読売新聞)
“無用の被ばくは避けられた”より転載
放射性物質の広がりを予測するシステム「SPEEDI(すぴーでぃー)」について、政府の事故調査・検証委員会は、近くまとめる最終報告で、東京電力福島第一原子力発電所の事故で避難に生かされていれば、住民の無用な被ばくを避けられたとする見解を盛り込むことが分かりました。一方、国会の事故調査委員会は、「精度に限界があり避難の根拠にできない」としていて見解が別れています。
福島第一原発の事故で、政府は、SPEEDIの予測の前提となる放射性物質の放出源の情報が地震の影響で得られず、事故発生の当日から仮のデータで予測していましたが、その結果を、当時、公表しませんでした。
この問題について、政府の事故調査・検証委員会は、文部科学省が予測していた結果や住民がどのように避難したかを検証し、今月23日にまとめる最終報告に盛り込むことにしています。
それによりますと、去年3月15日午後の予測結果では、放射性物質は西や北西など陸側の方向に拡散していくとなっていましたが、原発近くの南相馬市や浪江町では、当時、住民が放射性物質が広がる方向に避難していました。
一方、3月16日の明け方からは風が海向きに変化し、放射性物質は海側に拡散すると予測されていました。
このため政府の事故調査・検証委員会は、SPEEDIが避難に生かされ、住民が15日には屋内にとどまり16日になってから避難していれば、無用な被ばくを避けられたとする見解をまとめています。
一方、国会の事故調査委員会は今月上旬にまとめた報告で、「SPEEDIは、予測に用いる気象情報の精度に限界があり、避難の根拠にできるほど正確性を持つものではない」という見解を示しています。
SPEEDIを巡っては、避難にどう活用するかを、9月までに発足する国の「原子力規制委員会」が検討することになっていますが、2つの委員会で見解が分かれたことは、今後の議論に影響を与えそうです。
浪江町長“悔しい思いと残念な思いが交錯”
浪江町の馬場有町長は「SPEEDIの利用が不適切だったという指摘は、私たちが主張してきたことと同じで、非常に残念なことだ。町民は無用な被ばくをしなくても済んだわけなので、非常に悔しい思いと残念な思いが交錯している。結果をすぐに関係機関や避難自治体に伝えるシステムが必要で、政府に法的な整備を望む」と話しています。
“読み取る力、われわれにも求められている”
災害時の情報提供に詳しい、東京女子大学の広瀬弘忠名誉教授は「地震のような大きな災害の時には、そもそも確かな情報が得られることはない。原発事故の教訓として、不確かな情報の中から、何がどう使えるかを読み取る力が、防災担当者だけでなく、われわれ国民にも求められていると思う」と話しています。
放射性物質の広がりを予測するシステム「SPEEDI(すぴーでぃー)」について、政府の事故調査・検証委員会は、近くまとめる最終報告で、東京電力福島第一原子力発電所の事故で避難に生かされていれば、住民の無用な被ばくを避けられたとする見解を盛り込むことが分かりました。一方、国会の事故調査委員会は、「精度に限界があり避難の根拠にできない」としていて見解が別れています。
福島第一原発の事故で、政府は、SPEEDIの予測の前提となる放射性物質の放出源の情報が地震の影響で得られず、事故発生の当日から仮のデータで予測していましたが、その結果を、当時、公表しませんでした。
この問題について、政府の事故調査・検証委員会は、文部科学省が予測していた結果や住民がどのように避難したかを検証し、今月23日にまとめる最終報告に盛り込むことにしています。
それによりますと、去年3月15日午後の予測結果では、放射性物質は西や北西など陸側の方向に拡散していくとなっていましたが、原発近くの南相馬市や浪江町では、当時、住民が放射性物質が広がる方向に避難していました。
一方、3月16日の明け方からは風が海向きに変化し、放射性物質は海側に拡散すると予測されていました。
このため政府の事故調査・検証委員会は、SPEEDIが避難に生かされ、住民が15日には屋内にとどまり16日になってから避難していれば、無用な被ばくを避けられたとする見解をまとめています。
一方、国会の事故調査委員会は今月上旬にまとめた報告で、「SPEEDIは、予測に用いる気象情報の精度に限界があり、避難の根拠にできるほど正確性を持つものではない」という見解を示しています。
SPEEDIを巡っては、避難にどう活用するかを、9月までに発足する国の「原子力規制委員会」が検討することになっていますが、2つの委員会で見解が分かれたことは、今後の議論に影響を与えそうです。
浪江町長“悔しい思いと残念な思いが交錯”
浪江町の馬場有町長は「SPEEDIの利用が不適切だったという指摘は、私たちが主張してきたことと同じで、非常に残念なことだ。町民は無用な被ばくをしなくても済んだわけなので、非常に悔しい思いと残念な思いが交錯している。結果をすぐに関係機関や避難自治体に伝えるシステムが必要で、政府に法的な整備を望む」と話しています。
“読み取る力、われわれにも求められている”
災害時の情報提供に詳しい、東京女子大学の広瀬弘忠名誉教授は「地震のような大きな災害の時には、そもそも確かな情報が得られることはない。原発事故の教訓として、不確かな情報の中から、何がどう使えるかを読み取る力が、防災担当者だけでなく、われわれ国民にも求められていると思う」と話しています。
焦点 非常食、品薄深刻 沿岸部再備蓄に苦慮より転載
アルファ米や缶入りパンなど非常食の需要が全国的に高まり、品薄状態が深刻になっている。首都直下地震や東海地震などに備え、関東や西日本で大量に調達する自治体や企業が急増し、供給が追いつかないためだ。東日本大震災で被災した沿岸部の市町は、非常食を再備蓄しようにも納品が大幅に遅れ、計画に支障が出始めている。(田柳暁)
<納入に5ヵ月>
水を加えるだけで米飯になるアルファ米製造の先駆けで、国内シェア6割を占める尾西食品(東京)には震災後、全国から注文が殺到している。
大崎市の宮城工場は震災11日後に稼働を再開。震災前の約2倍の月120万食を生産するが、担当者は「納入に5カ月ほど待ってもらっている」と言う。9月までに生産ラインを増強し、月産量の2割増を目指す。
<必需品と認識>
大幅な需要増は、首都直下や東海・東南海の大地震に備え、関東や関西、九州、四国などの自治体や企業が備蓄に乗り出したことが影響した。東京都が3月、企業に3日分の非常食や水の備蓄を求める条例を制定したことも一因とみられる。
尾西食品の林紳一郎専務は「大震災をきっかけに非常食は必需品との意識が全国に広まった。個人の注文もあり、需要増は続くだろう」とみる。
栗原市の社会福祉法人「栗原秀峰会」が手掛ける5年間保存できる「缶入りパン」にも注文が相次ぐ。震災前は知的障害者約20人が年間20万缶を作っていたが、震災後の2011年度は職員も手伝って8割増の35万缶を生産した。
増産に向け、7月初めに製造ラインの一部を機械化した。同法人の二階堂明彦部長は「商社に卸しているが、関東の自治体や事業者の注文が多いようだ」と驚く。
<計画再検討も>
震災時に提供した非常食の再調達を図る被災自治体では、納入の大幅遅れや計画の再検討に苦慮している。
仙台市は昨年7月、アルファ米40万食、クラッカー20万食、飲料水18万9000リットルを発注したが、全量納入までに半年かかった。気仙沼市も2月、アルファ米の備蓄を検討したが、納入に時間を要するため粉ミルクに切り替えた。
石巻市はレトルト食品などを毎年1万2500食、4年で計5万食の備蓄を目指す。市防災対策課は「早めに注文して対応するしかない」と話す。
2012年07月15日日曜日
アルファ米や缶入りパンなど非常食の需要が全国的に高まり、品薄状態が深刻になっている。首都直下地震や東海地震などに備え、関東や西日本で大量に調達する自治体や企業が急増し、供給が追いつかないためだ。東日本大震災で被災した沿岸部の市町は、非常食を再備蓄しようにも納品が大幅に遅れ、計画に支障が出始めている。(田柳暁)
<納入に5ヵ月>
水を加えるだけで米飯になるアルファ米製造の先駆けで、国内シェア6割を占める尾西食品(東京)には震災後、全国から注文が殺到している。
大崎市の宮城工場は震災11日後に稼働を再開。震災前の約2倍の月120万食を生産するが、担当者は「納入に5カ月ほど待ってもらっている」と言う。9月までに生産ラインを増強し、月産量の2割増を目指す。
<必需品と認識>
大幅な需要増は、首都直下や東海・東南海の大地震に備え、関東や関西、九州、四国などの自治体や企業が備蓄に乗り出したことが影響した。東京都が3月、企業に3日分の非常食や水の備蓄を求める条例を制定したことも一因とみられる。
尾西食品の林紳一郎専務は「大震災をきっかけに非常食は必需品との意識が全国に広まった。個人の注文もあり、需要増は続くだろう」とみる。
栗原市の社会福祉法人「栗原秀峰会」が手掛ける5年間保存できる「缶入りパン」にも注文が相次ぐ。震災前は知的障害者約20人が年間20万缶を作っていたが、震災後の2011年度は職員も手伝って8割増の35万缶を生産した。
増産に向け、7月初めに製造ラインの一部を機械化した。同法人の二階堂明彦部長は「商社に卸しているが、関東の自治体や事業者の注文が多いようだ」と驚く。
<計画再検討も>
震災時に提供した非常食の再調達を図る被災自治体では、納入の大幅遅れや計画の再検討に苦慮している。
仙台市は昨年7月、アルファ米40万食、クラッカー20万食、飲料水18万9000リットルを発注したが、全量納入までに半年かかった。気仙沼市も2月、アルファ米の備蓄を検討したが、納入に時間を要するため粉ミルクに切り替えた。
石巻市はレトルト食品などを毎年1万2500食、4年で計5万食の備蓄を目指す。市防災対策課は「早めに注文して対応するしかない」と話す。
2012年07月15日日曜日
福島第一の初動、第二と比べ不十分…政府事故調より転載
東京電力福島第一原子力発電所事故に関する政府の事故調査・検証委員会(委員長=畑村洋太郎・東大名誉教授)の最終報告の概要が判明した。
事故の初動対応について、新たに、津波被害を最小限にとどめた福島第二原発と比べて不十分と批判。原発周辺の病院で入院患者らの避難が遅れて死者が相次いだ問題では、福島県や自衛隊の連携不足で患者が一時取り残されたと指摘した。23日に公表される。
第一原発では昨年3月13日未明、3号機の当直員が緊急冷却装置を手動停止したが、代替注水手段を確保しておらず、6時間以上、原子炉の冷却が中断した。2号機では格納容器の圧力抑制室の圧力と温度を14日未明まで計測せず、その後、注水に必要な原子炉の減圧がうまくいかなかった。
同原発から約10キロ南の第二原発では、約9メートルの津波で海水ポンプなどが壊れ、「第一原発と同様の事態まで紙一重」(増田尚宏所長)という事態に陥ったが、原子炉の冷却が続けられた。そこで事故調が調べたところ、注水手段を切り替える際、次の手段が使えるかどうかを確認してから実行、圧力抑制室の圧力と温度も継続的に監視していたことが分かった。第二原発の社員は事故調に、「当然のこと」と語ったという。
(2012年7月15日03時05分 読売新聞)
東京電力福島第一原子力発電所事故に関する政府の事故調査・検証委員会(委員長=畑村洋太郎・東大名誉教授)の最終報告の概要が判明した。
事故の初動対応について、新たに、津波被害を最小限にとどめた福島第二原発と比べて不十分と批判。原発周辺の病院で入院患者らの避難が遅れて死者が相次いだ問題では、福島県や自衛隊の連携不足で患者が一時取り残されたと指摘した。23日に公表される。
第一原発では昨年3月13日未明、3号機の当直員が緊急冷却装置を手動停止したが、代替注水手段を確保しておらず、6時間以上、原子炉の冷却が中断した。2号機では格納容器の圧力抑制室の圧力と温度を14日未明まで計測せず、その後、注水に必要な原子炉の減圧がうまくいかなかった。
同原発から約10キロ南の第二原発では、約9メートルの津波で海水ポンプなどが壊れ、「第一原発と同様の事態まで紙一重」(増田尚宏所長)という事態に陥ったが、原子炉の冷却が続けられた。そこで事故調が調べたところ、注水手段を切り替える際、次の手段が使えるかどうかを確認してから実行、圧力抑制室の圧力と温度も継続的に監視していたことが分かった。第二原発の社員は事故調に、「当然のこと」と語ったという。
(2012年7月15日03時05分 読売新聞)
放射線 放射性物質 Q&A プルトニウムはどれくらい飛散したのかより転載
東京電力福島第一原発事故では放射性セシウムなどの他にプルトニウムが県内に放出されたと聞きました。プルトニウムとはどんな性質を持った物質なのか、どの程度飛散したのかについて教えてください。
【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長崎大大学院教授(放射線医療科学専攻)高村昇さん
■重い性質 放出量限られる 被ばく対策で低減が可能
かつて世界各地で地上核実験が行われていたころ、核爆発によってプルトニウムは北半球全体に拡散しました。このため、現在の日本でも土壌中にはごく微量のプルトニウムが検出されます。
プルトニウムはアルファ線だけを出すため、放射性ストロンチウムと同様の理由で、簡単には測定することができません。このアルファ線は透過力が非常に弱く、紙一枚で遮蔽(しゃへい)することができますが、半面、透過力が弱いことから、体内に入ったプルトニウムをホールボディーカウンターでの測定が不可能です。
昨年9月に文部科学省が発表した測定結果によれば、県内で原発事故を原因としたプルトニウムの飛散が確認された地域はとても限られています。その量も、原発事故発生前に全国で観測されていたプルトニウムの測定値の範囲に入るレベルであったことが分かっています。
プルトニウムはヨウ素やセシウムに比べて「質量数」が大きい、つまり重いという性質があります。沸騰して気体になる温度「沸点」が、ヨウ素やセシウムに比べて高いのも特徴です。このため、原発事故の際、ヨウ素やセシウムに比べても放出された量が極めて限られていたと考えられます。
以上の結果から、放射性ストロンチウムと同様に、放射性セシウムへの被ばく対策をきちんとしておけば、プルトニウムによる被ばくの低減化は十分に可能であると考えられます。
(2012/07/15 10:21カテゴリー:放射線 放射性物質 Q&A)
東京電力福島第一原発事故では放射性セシウムなどの他にプルトニウムが県内に放出されたと聞きました。プルトニウムとはどんな性質を持った物質なのか、どの程度飛散したのかについて教えてください。
【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長崎大大学院教授(放射線医療科学専攻)高村昇さん
■重い性質 放出量限られる 被ばく対策で低減が可能
かつて世界各地で地上核実験が行われていたころ、核爆発によってプルトニウムは北半球全体に拡散しました。このため、現在の日本でも土壌中にはごく微量のプルトニウムが検出されます。
プルトニウムはアルファ線だけを出すため、放射性ストロンチウムと同様の理由で、簡単には測定することができません。このアルファ線は透過力が非常に弱く、紙一枚で遮蔽(しゃへい)することができますが、半面、透過力が弱いことから、体内に入ったプルトニウムをホールボディーカウンターでの測定が不可能です。
昨年9月に文部科学省が発表した測定結果によれば、県内で原発事故を原因としたプルトニウムの飛散が確認された地域はとても限られています。その量も、原発事故発生前に全国で観測されていたプルトニウムの測定値の範囲に入るレベルであったことが分かっています。
プルトニウムはヨウ素やセシウムに比べて「質量数」が大きい、つまり重いという性質があります。沸騰して気体になる温度「沸点」が、ヨウ素やセシウムに比べて高いのも特徴です。このため、原発事故の際、ヨウ素やセシウムに比べても放出された量が極めて限られていたと考えられます。
以上の結果から、放射性ストロンチウムと同様に、放射性セシウムへの被ばく対策をきちんとしておけば、プルトニウムによる被ばくの低減化は十分に可能であると考えられます。
(2012/07/15 10:21カテゴリー:放射線 放射性物質 Q&A)