9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について <マネーを生み出す怪物 連邦準備制度という壮大な詐欺システム>G・エドワード・グリフィン著 その18

2017年08月20日 | 日記
とあるスナックで

小林
この本の P-258に、今の日本の状況を言っているようなところがありますね。
銀行は盛んにお金を貸し出しがっているんだけど、一般の企業や人がちっともお金を借りたがらない。

いくら低金利で融資してもらえるといっても、その影響を相殺してしまう心理的要因もたくさんある。不景気、市民生活の秩序混乱のおそれ、戦争の不安、政治情勢の混沌などはほんの一例だ。FRSが経済に大量のマネーを注ぎこもうとしても、市民がいやけっこうだ、いらないよ、と言えば、その効果はなくなる。そうなると、古い債務が返済されても新しい貸出先は見つからず、消費者債務と企業債務全体が縮小する。つまりはマネーサプライズが縮小する。いまのアメリカでは債務がマネーなのだから。

このマネーサプライのーーー需要供給の法則にのっとっていれば起こるはずのないーーー拡大縮小の波が、人類の歴史につきまとってきた好景気とバブル崩壊、不況という景気変動の核心に存在している


コー
そうなんだな、だから山口薫は、<債務貨幣システム>の大きな欠陥は、ここだと言っているんだと思う。


小林
そして、これからの<FRSを廃止すべき理由>がまたすごいですね、ちょっと鳥肌ものでしたね。 P-367

新しい錬金術

中世の錬金術師は鉛を黄金に変える賢者の石をむなしく探し求めた。その賢者の石が発見された可能性はあるのだろうか?

現代のマネーの錬金術師は戦争を債務に、債務を戦争に変える術を、そして両方を自分のための黄金に変える術を覚えたのだろうか?

本書はこれまでのところで、世界のマネーの陰謀団はロスチャイルド・フォーミュラーと名づけた戦略によって、利益の大きな武器生産を刺激して各国をつねに債務漬けにしておく手段として、意図的に戦争を促してきたという仮説をたてた。これは利益追及どころではなく、大量殺戮である。


コー
おそらくこの仮説は、あたっていると思うな。
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9.11について <マネーを生み出す怪物 連邦準備制度という壮大な詐欺システム>G・エドワード・グリフィン著 その17

2017年08月19日 | 日記
とあるスナックで

小林
この本の Pー239


FRSを廃止すべき第三の理由

何世紀も昔、usuryという言葉は融資に対する金利という意味で使われていた。現代ではこの言葉は過剰な金利、つまり暴利と定義されている。確かに融資のふりにすぎないもので徴収する権利は、どんな額でも暴利である。それなら、この言葉には新しい定義が必要だろう。

暴利とは、不換紙幣の融資において徴収される金利をさす、と

コー

そして重要なこと。 P-240

言い換えれば、マネーサプライはすべて、誰かが借りたから存在している。
借りたのはあなたではないかもしれないが、誰かが借りているのだ


著者は、無から作ったお金を借りて、なぜ金利を払わなければならないのかといってるんだと思う。
そして、ここが難しい。俺はいまだに理解できない。 P-242

すべての金利は結局は人間の労働で支払われるという事実は不変だ。
この事実を考えると、金利を返済するに足るマネーが創出されていないという事実よりもさらに驚くべき真実につきあたる。

人々の労働を足し合わせたものは全部、不換紙幣を創出している人々の懐に入る

これが、社会の大多数が金融貴族という支配階級のために年季奉公の召使として働く現代の奴隷制である。


小林
この本の P-255


FRSを廃止すべき第四の理由

誤解しないでいただきたい。インフレは税なのだ。しかも最も不公平な税である。しかも最も不公平な税である。倹約する人々、固定収入しかない人、所得階層でいえば中から下の人々にいちばん重い負担を強いる。重要なのは、不換紙幣がなければこの隠れた税もありえないことだ。アメリカの不換紙幣は、FRSだけがつくりだす。だから、間違いなくFRSは最も不公平な税を生み出していると言える。こんな不公平な税もそれを生み出す制度も廃止すべきだ。

国家の債務を貨幣化するプロセスを認めた政治のサイエンティストも、そのプロセスを実行する金融のサイエンティストも、これが真の債務ではないことを承知している。ワシントンの誰も完済する日が来るとは期待していないのだから、真の債務とは言えない。この魔術ショーの目的は二つ、

要するに政治家が税を直接徴収するというめんどうなしに財政資金を自由に手に入れられるようにすること、そして銀行カルテルが永続的な儲けの源泉を手に入れることである。

この二者はそれぞれ自分の利益を求めているにすぎない。

ではなぜ、連邦政府はわざわざ課税しているのか?債務の貨幣化だけですませればいいではないか?答えは二つ。第一に、債務の貨幣化だけにしたら、国民はそのマネーがどこから来るのだろうと疑問を抱き、インフレは税だという事実に気づくかもしれない。したがって、ある水準のおおっぴらな税は、制度の成功に不可欠な大衆の無知を温存するのに役立つ。第二は、税とくに累進税はソーシャル・プランを描くエリートが中産階級に戦争をしかける武器だということである。


コー
そして、<ソーシャル・プランを描くエリート>たちとは、もちろん<300人委員会>と呼ばれ、<通貨発行権を牛耳る国際銀行家>と呼ばれ、<オリンピアンズ>と呼ばれるエリートたちだ。
このエリートたちの最大の敵は、世界中の<中産階級の人々>だったんだな。日本の、アメリカの、中国の、ヨーロッパの、南米の、ロシアの、すべての国の<中産階級の人々>が、彼らの敵だったんだな。

これがわからなかった。
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9.11について <マネーを生み出す怪物 連邦準備制度という壮大なシステム> G・エドワード・グリフィン著 その16

2017年08月16日 | 日記
とあるスナックで
小林
この本の、<第三章 国民をを守るためという欺瞞>では、具体的にいろいろな事例をあげて、説明していますね。
そして P-87
最後の貸し手

だが最も重要な点は、この救済を可能にした金がーーー直接あるいは間接にーーーFRSによって作り出されたことだろう。銀行を倒産させればFDIC(連邦預金保険公社)が損害を負担しなければならず、資金は枯渇してほかの何千もの銀行の債務を保証する保険原資はなくなる。言い換えれば、コンチネンタル・イリノイが倒産すればそれだけでFDICは消えるのだ!コンチネンタル・イリノイが赤字であろうがなかろうが営業をつづけさせなければならない理由の一つはそこにあったし、だからこそFRSが救済に一役買わなければならなかった。それどころか、ジキル島でFRSが創設された目的はそれだったのである。

カルテルの損害をカバーするのに必要な金をひねり出すこと

それが目的だった。この仕掛けは、FRSが無からマネーをつくりだして「信用」や「流動性」の保証とともに銀行に注ぎ込まれなければ成り立たない。つまり銀行の債権が不良化したら、インフレという隠れた税金を通じてアメリカ国民からマネーを引き出す。これが「最後の貸し手」という言葉の意味だ。


コー
こうやって救済するのはいいことじゃないかと思う人がいるけど、じゃ中小の銀行や企業が同じように破綻しかかったときに、中央銀行が乗り出してまで救済するのかということだ。しないだろ。だいたい中央銀行が無からお金を作って救済していいのかということだ。 P-91
連邦準備銀行を廃止すべき第二の理由

この長い歴史を冷静に振り返ってみると、FRSを廃止すべき第二の理由に行き当たる。
国民の保護者どころか、FRSは国民の利益に反して運営されているカルテルなのだ。


小林
まさに、そうですね。 P-63

前章ではスポーツ試合にたとえて、金融のサイエンスを知るプロと政治のサイエンスを知るプロが連邦準備制度(FRS)というカルテルの仲間の商業銀行をどのように救済するかを説明した。


コー
そうなんだな。この<カルテルの仲間の商業銀行>、これがどこかということだ。そしてその下に多くの軍需産業の企業や食料の企業、エネルギー関連の企業が続々とできてしまったわけだ。カルテルの仲間として。

はじめはカルテルの会社も大きくはなかったかも知れない。でもなんかあったときに救済するのが<カルテルの仲間>を優先するのであれば、<カルテルの仲間>は、いつの間にか巨大な企業になる。

そして<カルテルの仲間の商業銀行>の金融のプロたちが行政の世界に入り込んで、<カルテルの仲間たち>のために、いろいろと協力しあっているんだろう。

だから著者は、このFRSは<カルテルの仲間>たちが、ほかの企業や会社や国民を食い殺すための重要な機関だと言っているんだと思う。


小林
そうですね、この本を読んでいくとそれがよくわかってきますね。

でも教科書では、全く反対に説明しているんですね。


コー
もう教科書はいいよ。事実はどうかだと思う。
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9.11について <マネーを生み出す怪物 連邦準備制度という壮大な詐欺システム> G・エドワード・グリフィン著 その15

2017年08月11日 | 日記
とあるスナックで
コー
いやー、この本を読んでもそうなんだが、現在の我々の<金融システム>の仕組みがわかってくると、世界の富がごく一部の人間たちに集中しているのは、この<金融システム>の当然の結果だということが、良くわかってくるね。

だから、知られたくないんだよ、当たり前だな。

自分たちで、<好景気・不景気><インフレ・デフレ><バブル・バブル破壊>を作れるわけだから。

そして<不景気><バブル破壊>を作って、世の中がどん底の時に、まさにハゲ鷹のように食いまくり、自分たちのものにしてしまうわけだ。


仕組みをちょっと複雑に作り、自分たちに都合のいいように法律を作り、そして学校の教科書では、その仕組みがわからないように教えれば、もうこれではだれでも、だまされてしまうな。


この既得権益は絶対に離すもんかというのは、だからわかるね。なるほどだ。


小林
著者は、<連邦準備制度>を廃止すべき7つの理由をいっていますけど、第一の理由はこれだといってますね。P-41
 
連邦準備制度(FRS)を廃止すべき第一の理由

これが、経済を安定するためにつくられたFRS創設後80年のスコアカードなのだ!制度がうたい文句にしている目的を達成できなかったことに議論の余地はない。しかも長い年月がたち、首脳陣は交代し、両政党政権下での活動を経て、さまざまな通貨哲学の実験がおこなわれ、そしてほぼ100回も法が改正され、また数え切れないほどの新しい処方箋や技術が開発されたのだから、ただの手続き的な欠陥ならばいくらでも解決できたはずだ。したがって制度が失敗した原因は新しいルールやもっと賢い理事が必要だということではなく、そもそも高言した目的の達成は不可能だからだという結論がでるのもあたりまえだろう。


そして P-40

一般的には、FRSは経済安定のために創設された、ということになっている。このテーマで一番広く使われている教科書には次のように書かれている。「FRSは1907年の恐慌と恐るべき銀行大量倒産から生まれた。国民は不安定な民間銀行のアナーキズムにうんざりしていた」。

だがどんな無邪気な学生でも、この人口に膾炙した(コー注・じんこうにかいしゃした=人々の話題に上って、広く知れ渡る)見解と制度の実績のあいだには重大な矛盾があることに気づくはずだ。
FRSが創設されて以来、1921年、1929年の株価暴落、そして1929年から39年の大恐慌、1953年、57年、69年、75年、81年の景気後退、87年の「ブラック・マンデーを経験し、1000パーセントのインフレでドルの購買力の90パーセントが破壊された。



コー
でもね、いったん教科書に書かれてしまうと、この矛盾がわからないんだな。

小さいころから、ひたすら教科書の内容を暗記することを何年も何年もやるわけだから。

内容が、事実と合っているかどうかなんて考える事は一切ないもんな。

仕方がないんだな、わからなくて。


ママ
そうなのよわからないんだわ、みんな。
だから銀行で働いている人もわからないのよ。世の中に流通しているお金を増やしたり減らしたりしているのは、銀行の無から作った<貸出金>だけなんだということが。あの中世の金細工師の話でよく分かりましたよ。

小林
あらママいたんですか。

ママ
さっきからいたわよ、ずーといるわよ。
コーさんや、小林さんのおかげで私も少しはわかってきましたよ。


コー
そしてこの<債務貨幣システム>を理解することは、実はとんでもなく重要だったということがだんだんわかってくるんだな。単に経済や金融の知識を増やすなんてもんじゃないんだな。知れば知るほど俺たちの生活にいかに密接につながっているかということだ。

これがわかってくるんだな。

実は世の中、天と地、白と黒が逆だったんだよ。


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9.11について 山口薫 <第二回 公共貨幣フォーラム>

2017年08月09日 | 日記
とあるスナックで
小林
コーさん、第二回 公共貨幣フォーラムが開催されましたね。


コー
うん。第二回、そして第三回と開かれてくれば、この運動はますます大きくなるんだろうな。

そうすれば、ますます若い人たちも<公共貨幣>に興味を持ってくるようになるんだと思う。

それにしても、山口薫には、頭が下がるね。真実を求める人だと思う。
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