に出たことがあるんです。京都東福寺の塔頭の一つで、黄檗宗でした。
なんでそんなことを突然思い出したかというと、『ブラザーズ・グリム』でぐぐっていましたところが、長州好きらしい方のブログにいきあたりまして。
幕末にはまっていたころ、長州好きの知り合いが多かったことは、以前に書きましたが、長州好きの方々には、調べもの好きが多いんですね。
久坂玄瑞好きは、男性でしたが、ご子孫と知り合うところまでいきまして、没後百何十年とやらの個人的な法事に招かれたんです。で、いっしょに行かないかと誘われまして。
旅先だったので、法事だというのに派手な色の服を着ていってしまったような記憶があります。
よく覚えてないのですが、久坂のご子孫は、二通りありまして、その方々が仲が悪くていらしたかなんかで、こっちではあっちの話はしないで、みたいな注意を受けたような気もします。
ともかく、長州好きには徹底した方が多く、入江九一好きの女性とも知り合いでしたが、彼女は北海道までご子孫を訪ねて行って、ついに、多くの資料をまだご子孫が持っておられてということをつきとめたり。ご子孫は、資料をまとめて出版しようとされていて、それはほどなく完成し、資料そのものは国会図書館の憲政資料室だったかに寄付されました。その資料集、彼女からいただいて、まだ持っています。いえ、まあ、微力ながら、彼女の資料さがしに協力したりもしましたので。
私が長州系の資料をあさっていたのは、桐野が高杉晋作に心酔していたという話がありまして、彼の維新以降の通称は、新作だったか、なんですが、実は高杉晋作の名をもらったんだというようなことが、当時の新聞だったかに載っていたもので、接点がないものかと、さがしていたんですね。
結局、接点を示す資料は見つからなかったのですが、東行庵の一坂太郎氏は、桐野について、気づかれた資料とかを教えてくださったり、コピーを送ってくださったりで、とてもありがたく、長州に足を向けては寝られないかも、と、思ったものでした。
ちなみに私は、律儀に幕府に従い、大島に攻め込んで悪評を立て、戊辰戦争では長州に攻めてこられて進駐していた土佐藩兵に守ってもらった、なんともしまりのない伊予松山藩の生まれ育ちです。曾祖母の生まれた家は、五百石ほどの元藩士でした。
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よく覚えてないのですが、久坂のご子孫は、二通りありまして、その方々が仲が悪くていらしたかなんかで、こっちではあっちの話はしないで、みたいな注意を受けたような気もします。
ともかく、長州好きには徹底した方が多く、入江九一好きの女性とも知り合いでしたが、彼女は北海道までご子孫を訪ねて行って、ついに、多くの資料をまだご子孫が持っておられてということをつきとめたり。ご子孫は、資料をまとめて出版しようとされていて、それはほどなく完成し、資料そのものは国会図書館の憲政資料室だったかに寄付されました。その資料集、彼女からいただいて、まだ持っています。いえ、まあ、微力ながら、彼女の資料さがしに協力したりもしましたので。
私が長州系の資料をあさっていたのは、桐野が高杉晋作に心酔していたという話がありまして、彼の維新以降の通称は、新作だったか、なんですが、実は高杉晋作の名をもらったんだというようなことが、当時の新聞だったかに載っていたもので、接点がないものかと、さがしていたんですね。
結局、接点を示す資料は見つからなかったのですが、東行庵の一坂太郎氏は、桐野について、気づかれた資料とかを教えてくださったり、コピーを送ってくださったりで、とてもありがたく、長州に足を向けては寝られないかも、と、思ったものでした。
ちなみに私は、律儀に幕府に従い、大島に攻め込んで悪評を立て、戊辰戦争では長州に攻めてこられて進駐していた土佐藩兵に守ってもらった、なんともしまりのない伊予松山藩の生まれ育ちです。曾祖母の生まれた家は、五百石ほどの元藩士でした。
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