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春爛漫

21 April 2012

 「春うらら」と書いてふと気になり確認をしたら、先週も「春うらら」と書いていました。あわてて他の言葉を探したのですが、悲しいかな在り来たりの「春爛漫」しか思い浮かびませんでした。今日は特に昼過ぎからは雲が厚くなったのがちょっと残念でしたが、見渡せばそこここに花が咲き乱れ、まさに春爛漫の今日の森でした。


 柿若葉。若木が瑞々しい若葉を出すのならわかるけれど、こんな老木でも春になると柔らかで美しい葉を出すのです。自然の不思議の一つとも云えますが、こう云い樹木の生き様を見るにつけ、人間もまた歳を経てもなお初々しい、瑞々しい柔軟な心でいたいものだなぁと思います。


 花蘇芳。「はなずおう」と読みます。この時期になるとあちこちで見かけます。そう思っているのは私だけかも知れませんが、花が終わるとすっかり他の樹木に紛れてどこにあるのかさっぱり分からなくなってしまう不思議な木です。花の形でお分かりの通りマメ科の樹木です。


 菜の花をバックにした紫花菜。紫花菜は諸葛菜(しょかっさい)とか花大根とも呼ばれ、今の時期至るところで見かけますが、もとはと云えば中国原産で江戸時代に日本に渡来したとか。菜の花と紫花菜、二輪草と紫花菜など、被写体としてこの時期に活躍してくれる花の一つです。


 なるせの森の尾根道から谷戸を見下ろした図です。綺麗に耕された畑の向こうは休耕畑ですが、その奥にある蜜蜂たちの前の菜の花畑の種が飛んできたのでしょう、ポツリポツリと菜の花が花を咲かせています。

 このページで紹介しきれない写真はblogの方に掲載しておりますのでどうぞのぞいてみてください。
Blog:郷秋<Gauche>の独り言
http://www33.ocn.ne.jp/~musica/essay_blog.html

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