梅雨が明けた途端に、猛暑を通り越して酷暑が続く恩田の森です。
1960年頃の地図を見ると谷戸の上部に溜池があったようですがその辺り一帯は住宅地になり、今は一番の上の田んぼの脇に作られた井戸で汲み上げられた水が谷戸の田んぼの水源となっています。
名前の通り薄暗い藪の中で群れて咲く藪茗荷(やぶみょうが)。葉が茗荷に似ていることからの命名ですが茗荷はショウガ科で、こちらはツユクサ科。
薬師堂境内の無患子(むくろじ。ムクロジ科ムクロジ属)の果実です。今年は実の付きが悪いように見えます。果肉はサポニンを含むため石鹸代わりに、種子は黒くて丸く硬いことから数珠や玉暖簾の材にされるようです。
夏の花、臭木(くさぎ。シソ科クサギ属)の花が咲いておりました。図鑑等には「荒地に最初に生えてくる先駆的植物、日当たりのよい林縁などに大小の集団をつくって群生する」と書かれていますが、まさにそのような場所でそのように生えておりました。葉や茎を千切ると悪臭がすることからの命名ですが、花は凛として美しく甘い香りがします。
周りの草木が生い茂り、もう会えないかと思っていた狐の剃刀(きつねのかみそり。ヒガンバナ科ヒガンバナ属)ですが、隣の畑の方が草刈りをしてくださったおかげで見ることができたようです。今日は一株だけでしたが、来週にはもっと多くに狐の剃刀を見ることができるのではないかと期待しているところです。
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