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盛夏

11 July 2012

 今日は曇りがちでギラギラした太陽が顔を出したのは僅かな時間でしたがそれでも夏真っ盛り、厳しい暑さの森でした。そうは云っても、暑さは今がピーク。一週毎に晩夏へ、そして初秋へと移って行くのです。


 かつらの森の民家の庭の凌霄花(のうぜんかずら)。樹木ですがつる性ですので、絡み付くものがないと上には伸びることが出来ません。この凌霄花は杉の木に巻き付きながら背丈を伸ばしています。


 すみよしの森で狐の剃刀(きつねのかみそり)が咲き始めました。すみよしの森では幾か所かで見ることが出来ますが、他の三つの森では見かけたことがありません。関東地方でも場所によっては絶滅危惧種となっているようです。


 狐の剃刀の次は、群生地のすぐ隣にあるお稲荷さん。稲荷神社と云うには余りにも小さなお社ですが、今年になって新造されたものです。供えられた油揚げの下にはちゃんと榊が敷かれているのにお気づきになられたでしょうか。


 奈良川の護岸壁に根を伸ばした臭木(くさぎ)の花が甘い香りを辺りに漂わせていました。5、6年前に一度護岸壁の草木が刈られたのですが、その後に根を下ろした木がもうこんなに大きくなっているのです。その名の通りの悪臭で悩まされることになりますので、花が良い香りだからと手折って持ち帰ったりしてはいけません。

Blog:郷秋<Gauche>の独り言
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