詩4 朝 めざめると
目をさます
と
目覚める
の あいだには
どんな感性のちがいがあるのか
目覚める という感じではないのだ
中年になってからは
目覚めるには
一日への希望の出発がある
目をさます 倦怠の闇にまだ捕らわれている
朝 目を覚ますのは
ミュとムック
二匹の猫が起こしに来るからだ
きまった時間に律儀に寝どこに
もぐりこんでくる
かのじょとかれは
わたしがトイレに入っていると
ちゃんと
待っている
かおをかしげて二匹で低く「ニャァ」と朝の挨拶
おなかを空かしているときの猫は
すごくコケティッシュだ
食事をねだるときの猫は
すごくファンタスティックだ
ひともいつも飢えていればいいのに
飢えのためなら
目覚める
も
目を覚ます
もない
とび起きてさあ仕事だ
庭の紫陽花は咲いているか
無花果の木にかけた農薬は
カミキリ虫を駆除したか
黒竹は雨で傾いだままか
二匹の猫 ミュとムックが
起こしに来る
時間だ
注 この頃母猫ミューとその息子のムックがわが家にはいました。初代の猫の家族です。
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朝 目を覚ますのは
ミュとムック
二匹の猫が起こしに来るからだ
きまった時間に律儀に寝どこに
もぐりこんでくる
かのじょとかれは
わたしがトイレに入っていると
ちゃんと
待っている
かおをかしげて二匹で低く「ニャァ」と朝の挨拶
おなかを空かしているときの猫は
すごくコケティッシュだ
食事をねだるときの猫は
すごくファンタスティックだ
ひともいつも飢えていればいいのに
飢えのためなら
目覚める
も
目を覚ます
もない
とび起きてさあ仕事だ
庭の紫陽花は咲いているか
無花果の木にかけた農薬は
カミキリ虫を駆除したか
黒竹は雨で傾いだままか
二匹の猫 ミュとムックが
起こしに来る
時間だ
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