4月1日 水曜日
●文部科学省の発表によると本をよく読む人は、
読まない人よりも長生きするらしい。
なにかこういう発表に接するとうれしくなる。
●わたしの持論では、人間は頭から死んでいく。
毎日なにもすることがないので、
朝になるのが恐い。
そんなことをコボス老人がいる。
そうした老人には、
「本を読んでくださいよ。麻屋与志夫の伝奇小説でも読んで、自分の住む街の成り立にでも興味をもってください」
とぼけて自作を推奨する。
●若者だけではない。
老人も本を読まなくなった、
とくに、
現代文学の作品を読む人がわたしのまわりでも少ない。
わたしは、
この鹿沼でささやかな「アサヤ塾」という学習塾を主宰しているので、
若者との接点がある。
軸足はどっぷり若者の生活圏に置いている。
それしいことだ。
これで、生徒が増えてくれれば、
いうことはないのだが、
それはさておき――。
塾をやっているおかげで、若い人の趣向がよくわかる。
世代間のギャップに関する論争ほど楽しいことはない。
毎晩喧々諤々。
へたげなサプリを飲んで延命策をはかるよりも、
はるかに効果がある。
こころが若やぐ。
逆にいえば、
本も読まない老人とはあまり接しないようにしている。
自分のことしか考えられない老人とはつきあわない。
それでなくても、
こちらは高等遊民。
書斎にこもり読書にふけるのを無上の喜びとしている。
そして、この街の未来に思いをはせる。
じぶんをこの歳になるまで、
育んで来てくれたことに感謝をこめて、
「わたしになにか報恩をこめて、出来ることがあったらいってください」
と周囲の人に呼びかけている。
肉体的な奉仕活動はムリだが精神的な支援なら老人にも、
まだ出来る。
それには、
わたしたちも読書をして、
さらなる高みをめざして精進しなければならない。
適切なアドバイスをするには――人間一生勉強だ。
●健康年齢で生きつづけるためには、
本を読んで、
頭を活性化してください。
●文科省の4月1日付の発表でも、
本をよく読む人は、
読まない人よりも長生きするらしいですから。
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